私的良スレ書庫
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元スレ花山「……ジャッジメントだ……」
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御坂「ハァッ、ハァッ…………!」ブルブル
花山「これが喰いたかった…」
花山「これが喰いたかった…」
この続編で
とある魔拳の中国拳法
とある神の慈愛身
オーガ
とある鬼の超暴力
が近日執筆予定です(大嘘)
とある魔拳の中国拳法
とある神の慈愛身
オーガ
とある鬼の超暴力
が近日執筆予定です(大嘘)
花山さんとかラノベではなかなか見ないタイプの男キャラだからなぁ。
まぁここ最近ラノベって読者が自己投影するための話が多いし、
そのせいで魅力のありすぎる男キャラは作りにくいんだろうけど。
けどさらに最近のラノベは自己投影するのにはふさわしくない喧嘩が得意だったり、
ヤンキーっぽかったりする設定の主人公が多くなってるんだよなぁ。
どこへ向かっているんだろうか。
まぁここ最近ラノベって読者が自己投影するための話が多いし、
そのせいで魅力のありすぎる男キャラは作りにくいんだろうけど。
けどさらに最近のラノベは自己投影するのにはふさわしくない喧嘩が得意だったり、
ヤンキーっぽかったりする設定の主人公が多くなってるんだよなぁ。
どこへ向かっているんだろうか。
>>508
禁書はまだましなほうだけどね
禁書はまだましなほうだけどね
>>509禁書は男で強くてそこそこまともなキャラいるしな。
しかし一時期悪役に基地外を安易に出しすぎだったのは萎えた。
しかし一時期悪役に基地外を安易に出しすぎだったのは萎えた。
>>341の続きッ
一方通行の前に現れたのは、学園都市外ならどこにでもいるような、杖をついた老人だった。
高そうな眼鏡をかけて、ジッと一方通行の顔を窺っている。
老人の持っている紙には高校の名前が書かれており、どうやらそこに行きたいらしかった。
一方「あァ……その学校なら結構遠いぜ。まずは、あの道を右に曲がってだなァ」
??「………………」
一方「そンでしばらく歩くと交差点があるから、そこを左に」
??「……すまんが、連れてってくれんかね」
一方「は?」
??「見ての通りジジイでの……ボケが酷くて覚えられんのよ、かっかっか」
一方「チ……しょうがねェな」
??「迷惑かけるな、若いの」
一方通行の前に現れたのは、学園都市外ならどこにでもいるような、杖をついた老人だった。
高そうな眼鏡をかけて、ジッと一方通行の顔を窺っている。
老人の持っている紙には高校の名前が書かれており、どうやらそこに行きたいらしかった。
一方「あァ……その学校なら結構遠いぜ。まずは、あの道を右に曲がってだなァ」
??「………………」
一方「そンでしばらく歩くと交差点があるから、そこを左に」
??「……すまんが、連れてってくれんかね」
一方「は?」
??「見ての通りジジイでの……ボケが酷くて覚えられんのよ、かっかっか」
一方「チ……しょうがねェな」
??「迷惑かけるな、若いの」
>>511
この場合は誰が勝ったことになるんだよw
この場合は誰が勝ったことになるんだよw
以前の彼なら「知るか」と突き放していたことだろう。
しかし今や一方通行は、老人と同じように、杖をついて歩く生活を余儀なくされている。
だから、その老人の悩みや苦しみが決して他人事とは思えなかったのだ。
一方「……で?」
??「ん?」
若者と老人が杖を使いながら、ゆっくりと歩みを進めて行く。
時間がかかることが容易に予想できた一方通行は、暇潰しに老人に話題を提供した。
一方「学校なンかに何の用だ、その歳でよォ」
??「ああ、講師とやらに呼ばれちまったのよ」
一方「講師だァ?」
老人の話によれば、この老人は柔道の指導員として、警察にも呼ばれる程の人物らしい。
こんなボケた老人がそんなに強いとはとても思えなかった一方通行は、それを話半分に聞いていた。
??「そういや、お前さんも杖を使っとるが……どっか悪いんかい」
一方「悪い? ああ、悪いなァ」
??「ほう……」
一方「悪いのは一方通行、俺自身だァ。なンたって俺は、もう一万人も殺しちまったンだぜェ」
??「…………よくわからんが、大変そうじゃの」
何かが、噛みあってなかった。
一方「着いたぞ、ここだァ」
??「おぉ、すまんかったの。ありがとよ」
一方「……礼はいらねェよ。それより、訊きてェことがある」
??「ん、なんじゃい?」
一方通行はその老人の質問に……言葉ではなく、行動で答えた。
すかさず老人の持っていた杖を蹴り飛ばし、同時に距離をとる。
老人は、立っていた。杖などなくとも。二本の脚で、アスファルトを踏みしめて。
??「ほっ……どうした?」
一方「ふざけてンですかァ? この俺も見くびられたもンだなァ」
??「………………」
>>1
復ッッ活ッッ!!
復ッッ活ッッ!!
一方「俺はなっさけねェことに、『マジで』杖をついてンだぜェ?」
??「……そうみたいじゃの」
一方「なら分かンだろォ? てめェみたいに『見せかけ』の歩き方、バレバレだってことがよォ」
??「………………」
一方「てめェ……なにもンだ? その佇まい、ただのジジイじゃねェだろ」
一方通行は、先程の老人の話を思い出していた。嫌な感覚がふつふつと押し寄せる。
実は、自分が勝手に嘘八百だと決めつけていた老人の自慢話は、偽りの無い事実だったのではないだろうか、と。
渋川「ま……お前さんの言う通り。この渋川剛気、自分の足で立てんほど、落ちぶれておらんでの」
追いついた
初めてssスレ最後まで見ようと思ったぜwwwおもしろいから最後まで頼むぜ
初めてssスレ最後まで見ようと思ったぜwwwおもしろいから最後まで頼むぜ
渋川「まずは……若くしてその洞察力、見事ッッ」
一方「けっ。ジジイに褒められても嬉しくねェっての」
渋川は一方通行の嫌味にも、かっかっかと笑って返すだけだった。
この老人は、一方通行が学園都市最強の能力者だと知ってようとなかろうと、そんな余裕を見せることのできる男であった。
一方「なンで杖なんかついてやがった?」
渋川「ヘンソウじゃよ、ヘンソウ。一部の人間からすりゃ、ワシは結構有名なモンじゃよ。もちろん……これも、ヘンソウ」
眼鏡のフレームをコンコンと叩く渋川。
一方「ちっ……食えねェジジイだ」
渋川「ワシの知っとるジジイは、みんな食えんモンじゃあ……菩薩拳やら、空掌やらな」
一方「そンじゃ、俺に近づいた目的はなンだよ? 俺は、アンタの顔に覚えがねェが」
渋川「別に、近づきたくてそうしたわけじゃねェ。ただ、さっきのアレを見せられちゃあ、黙ってらんねェ」
一方「さっきの……? ああ、スキルアウト共をノした、アレのことかァ」
渋川は超能力の存在も名前でしか知らず、学園都市に来たのも今日が初めてだった。
当然ながら、一方通行に関しては名前も能力も、知る由も無いのだ。
渋川「攻撃した相手が吹っ飛ぶ、なんてのは、なかなか興味深いモンがあってな……」
一方「………………」
渋川「ワシも、知っとるんじゃよ。そういう技をな」
が、先程の騒動に偶然居合わせたことで、渋川は一方通行の強さを目の当たりにしてしまった。
それも、腕っ節などの単純な強さではなく……自分の良く知っている強さを、である。
一方「……なンだ。つまるところ、ヤりてェのか。最初からそう言やァいいだろうがよ」
渋川「かっかっか! 歳をとると、どうも遠回しになっていかんわ」
一方「へ……言ってろ……ッッ!?」
瞬間。
空気が、変貌した。
今まで目の前にいたのは、小さな、小さな。
転んだだけでも骨が折れてしまいそうな、ただの老人だったハズなのに。
一方(……で……でけェ……ッ! なんだ、このジジイ……ッッッ!!)
渋川剛気は、一方通行が今まで見てきた『老人』の常識をすべて覆した。
その姿から感じられるのは、自分に向けられる明確な、威圧、牽制、殺気。
そして何よりも一方通行が驚愕したのは、『そこに居る』という、圧倒的存在感ッッ!!
渋川「ほな……やりましょか、決闘」
>>524
つ 独歩「おいオメェ、ココはドコだ?…あぁ?ヒナミザワァ?」
つ 独歩「おいオメェ、ココはドコだ?…あぁ?ヒナミザワァ?」
その頃、花山と上条は騒ぎを起こしたペナルティとして、渋川の探索に向かわされていた。
宿題の追加よりはマシだと、しぶしぶ引き受けたのだが……
花山「………………」
上条「はぁ、はぁ……あ、あれか……?」
見つけた時、二人が目撃したのは、対峙する二人の人物。
一人は紛れも無く、探していた人物である、渋川剛気。そして、もう一人。
上条「なっ、一方通行……!? アイツ、なんであんな爺さんと……」
花山「………………」
上条「と、とにかく止めねぇと! 爺さんが殺されちまう!」
花山「…………待ちな、上条……」
上条「えっ……? で、でも」
花山「…………『達人』……ナメんじゃねェ」
一方(さっきのスキルアウト共のせいで、バッテリーも微妙なトコだ。もうそンなに能力は使えねェ)
一方(とりあえず『反射』だな。あとは物体表面上の物理演算に限定すりゃあ、結構保つだろォ……)
首のチョーカーに手を伸ばし、スイッチを入れる。
これが、今は制限されている一方通行の能力を開放する、唯一の手段だ。
一方(とは言え、ジジイの能力は一切不明。さて、どう攻め……)
――眼鏡。
眼鏡が、飛んできた。
一方通行はチョーカーのスイッチに手をかけたまま、その眼鏡を凝視する。
一方(これは……ジジイのか! てこたァ、この眼鏡には仕掛けがあるってことかァ!?)
一方通行の能力は『ベクトル操作』。爆弾や毒ガスの類ならば『反射』によって避けることができる。
しかし、閃光弾のように直接体に触れないものに関しては、彼の能力は効果を発揮できないのだ。
――カンッ。
一方通行の懸念も虚しく、眼鏡は彼の足元に落ちた。
逃げの体勢のまま、硬直する一方通行。視線は当然、目下の眼鏡。
……しかし、『達人』と呼ばれる男を相手にそれは、自殺行為にも等しく。
渋川「よそ見はいけねェぜ、小僧」
一方「…………!!」
次に一方通行が顔を上げた時には、渋川は互いの息がかかる程の距離まで近づいていた。
無論互いに射的距離内であるが、動揺した一方通行に比べ、渋川にはこうやって声をかける余裕すら見える。
一方「なろォ!」
小馬鹿にされ逆上した一方通行は、渋川のニヤついた顔めがけ、掌打を放った。
とにかく渋川の体のどこかに触れることができれば、ベクトル操作で吹っ飛ばし、壁や地面に叩きつけられるのだから。
一方(なンつーか、よォ……)
一方(人間と人間が、この距離にいて……)
一方(当たンねェってことが、あるンだな……)
そこにあったハズの顔は既に無く。一方通行の掌打は、何も無い宙を切るだけだった。
その瞬間にも、渋川は即座に体勢を低くすることで、掌打の回避と反撃の準備を同時に行っていた。
渋川「ほぅれ」
攻撃直後の一方通行は体勢を崩しており、渋川のいい的でしかない。
無論渋川はその隙を逃さず、一方通行の脚に、軽く自らの右肩を当てる。
一方(体当たり、か。ヘッ……!)
ドンッ。
渋川「…………ッッ」
たたらを踏んだのは、渋川だった。
一方「……ハ。どうしたよジジイ。今のは千載一遇の好機だったンだぜェ?」
渋川(…………どういうこった。ワシは確かに、小僧の掌打に合わせて技を仕掛けた)
渋川が、右肩を押さえながら後退する。
それを見た一方通行は、自分の能力に対し、やはりこの老人は無力である、と悟っていた。
一方「どンだけ回避が上手くても、攻撃がヘタクソじゃあなァ?」
渋川(しかし次の瞬間、ワシの肩は『押し戻されていた』……奇ッ怪なモンじゃの……)
渋川剛気。この世に生を受けて70余年。
自らが育て上げてきた柔術を『根本から』覆す敵に、初めて出会った瞬間だった。
花山「…………上条、これは……」
渋川と同様に、花山も闘いの流れに疑問を感じていた。
なにせトーナメントでは、渋川の技の前に、あらゆる巨体の男たちが舞う様を何度も見てきたのだから。
それを、もやしのような少年が退けた。花山としては、そんな異常な現象は『超能力』の仕業だと考える他になかった。
上条「……アイツの能力は、一方通行(アクセラレータ)。これ、一部の界隈じゃ最強だとか言われてるらしいぜ」
花山「………………」
上条「なんたって、アイツの体に触れたもののベクトルを、何でも変換できるんだ。物体の反射も停止も自由自在ってことだよ」
花山「…………方向操作、か……」
上条「そういうこと。例え火だろうが水だろうが、そこに存在する以上、アイツに直接ダメージを与えることはできない」
いきなりやられたら普段通してるのを反射するのは無理って事なんじゃないの?
原作知らんからよう分からんけど
原作知らんからよう分からんけど
一方(……それにしても。返したは返したが、納得いかねェ)
一方(さっき、このジジイは俺の体に触れながら、反射しても『たたらを踏む』程度で済みやがった……)
一方(……最初、俺が眼鏡に気を取られていた時の踏み込み……あンな速度で動ける人間がよォ)
一方(そンな程度の攻撃しかしてこない、なんてこと、あるかァ……?)
一方通行が最も頻繁に使用する『反射』は、物体の持つベクトルを『等値』で反転させるものだ。
渋川が本気の速度で体当たりを仕掛けたとすると、渋川の小柄な体はかなり吹っ飛んで当然なのである。。
渋川「……ナルホド、さっきの連中はコレにやられたんかい」
一方「あァン?」
渋川「ワシが当てた力が、そのまま返ってきおった。殴ったらその分だけ、自分が殴られるっちゅうわけじゃあ」
一方「…………!!」
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