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    元スレ女「うぇっ……吐きそう……」

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    みんなの評価 : ★★★
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    452 :

    落とさせん

    453 :

    わたし待つわ いつまでも待つわ

    455 = 448 :

    増援求む

    456 :

    一人でやれ

    457 = 448 :

    なら一人で頑張るかw

    458 :

    俺もいるぜb

    459 :

    おいやるきあんのか

    464 :

    p

    466 :

     

    468 = 453 :

    470 = 458 :

    473 = 458 :

    475 :

    んー、マジで四月バカっぽいなぁ
    1は戻ってこなさそうだな…

    476 = 431 :

    「先生、先生っ」

    「あーもう……ちょっと待て」

    「何よ、その迷惑そうな言い方」

    「学園のアイドルが話しかけてるって言うのに……」

    「『迷惑そうな』ではない」

    「だったら何なの」

    「いいか……俺は今、二人分の夕飯を作ってる」

    「正直、他に神経を使う余裕はない」

    「つまり、現に迷惑してるんだっ」

    「…………」

    「後で構ってやるから、後にしろ後に」

    「……ふんっ、なら、もういいよ」

    「おいおい、むくれんな……」

    キッチン越しに何度も話しかけてくる彼女を、
    俺は軽くあしったが、少女はその態度に気を悪くしたようだ。

    477 :

    おやおやぁ?1かなぁ?

    478 :

    再開か

    479 = 475 :

    え?何コレ?このタイミング?
    期待age

    480 :

    本物だったのか

    481 = 431 :

    彼女の身体の向こうには、
    見慣れた家具やら寝具やら。
    だが、それに加えて……

    「……で、またその……増えたわけか」

    結局は、構ってしまうのは男心の悲しいところで。
    むくれた少女の顔を見ただけで、胸の中が罪悪感で埋め尽くされる。
    俺のかけ声を聞いた少女は、
    さきほどまでの不機嫌な表情がまるで嘘かのように、
    華やかな、そして、綺麗な笑顔をこちらに向けて……。

    「ねっ、可愛いでしょっ?」

    彼女が胸に抱えているのは、ピンク色の何か。
    それは正しく……

    「イルカ……か?」

    「うんっ」

    いつの間にか、俺の家の中は、
    日に日にぬいぐるみやら、赤やピンクの柄物やら。

    少女の生活そのものが、
    馴染み始めてきた……証拠だった。

    ………………。

    482 = 431 :

    「ねぇ、先生」

    「ん……何だ」

    飯を口に頬ばりながら、彼女の方をちらっと見る。

    「ちょっと、先生の昔の話を聞きたいな」

    「……なんだ唐突に」

    「いいじゃん、今、思いついたの」

    「んーー……昔の話ねぇ……」

    「話したくないなら無理には聞かないけど……」

    「いや、そういうことじゃなくてな」

    「ちょっと漠然としてて、何から話したらいいものか」

    「だったら、学生時代のことがいいなっ」

    「学生時代?」

    483 = 431 :

    「うん、私と同じ年齢の時の話とか」

    「ああ……そういうことね……」

    その頃の話で、何か、食事中の暇つぶしに
    なるようなものがあっただろうか。

    俺は頭の中で、過去の記憶を辿る。

    「……十七歳……」

    そういえば……確か……あれは……

    「ん……いいのがあった」

    「聞かせてっ」

    「そこまで面白い話ってわけじゃなく……」

    「ちょっとした、何ていうか……その……」

    「前置きはいいから、早く進めてよ」

    486 = 431 :

    「う、うるさいぞ君っ」

    「こういうのは形から入るのが大事なんだよ」

    「えっー」

    「まっ、端的に言えば、自虐話だ」

    「ふむふむ」

    「……失恋話だ」

    「ふむ」

    「間違えて、男に告ってしまったという……」

    「……………」

    茶の間は静まりかえったそうな。

    ……………。
    ……………。

    487 :

    なにをどう間違えたらそうなるんだw

    488 = 445 :

    私怨

    489 :

    男の娘だったわけだ

    490 = 475 :

    間違っちゃったのか

    そんな可愛い男は見たことない

    491 :

    追いついちゃったよ、ほす

    492 = 491 :

    おいおい、誰もおらんの?

    493 = 477 :

    いるけどみんな恥ずかしいのさっ

    495 :

    おお、1が復活してた・・・
    ってか、おもろすぎwww

    496 = 431 :

    早朝。職員室。

    定例の職員会議が、あと五分で始まるという時に、
    俺は二年の学年主任に呼び出される。

    「…………」

    もしかして、女との同居生活がバレたか……。

    ……と、ふとそんな不安が頭を過ったが、
    それもすぐに間違いだと気付く。

    それが仮に公沙汰になったのなら、
    校長室に呼び出されるだけでは済まされないわけで。

    だが、俺の心の中には、
    漠然としたわだかまりが未だ残っており……
    それを抱えながら、老教師の元へ向かった。

    老教師「……ああ、男君、おはよう」

    「先生、お早うございます」

    彼は俺が数十年前……
    まだこの学園の生徒の一人だった頃からいる、
    熟練の教師の一人だった。

    497 :

    もう来なくてよかったのに・・・

    498 = 431 :

    しかも、一度、クラスの担任になったこともあり、
    或る程度は、互いを知った仲だった。

    昔に比べて皺が一層増えた老齢の顔で、
    彼は俺に向かって言葉を続ける。

    老教師「実はさっき、女教師クンから電話があって」

    老教師「熱があるので休みたいとのことだったんだよ」

    「あー……そうなんですか」

    予想だにしなかった話の入り方だったので、
    俺は戸惑いの色を隠せない。

    そんな俺を知ってか……或いは、知らずか、
    彼はすぐさま本題に入った。

    老教師「で、そこで頼みなんだが……」

    老教師「今日だけ二年B組の担任をお願い出来ないだろうか?」

    「はぁ……」

    499 = 431 :

    「別に構いませんが、副担任は?」

    老教師「彼は今日出張でね」

    そういうことか……。

    「分かりました」

    「では今日、自分が代わりを務めさせてもらいます」

    特に断る理由もなかった。
    加えて、老教師のお願いとあっては……。

    老教師「そうか、ありがとう」

    「いえいえ」

    いつまでも変わらない……
    その腰の低さに、俺はただただ恐縮するばかりで。

    「あーそういえば……」

    後になってから……
    二年B組というのが女がいるクラスだと、
    気付くことになる。

    ……………。
    ……………。


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