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    元スレ古泉「学園都市……!」

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    みんなの評価 : ★★★
    タグ : - とある + - ひぐらしのなく頃に + - キョン + - バンド + - 学園都市 + - 涼宮ハルヒの憂鬱 + - 神裂 + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    401 = 94 :

    土御門「この部屋……、電子レンジにそっくりじゃないか……?」

    どうやらこの部屋、巨大な電子レンジらしい。

    上条「ああ……、不幸だあああああああ!」

    古泉「くそっ、走ってください!!」

    いきなり入り口が閉じられた。紅弾で攻撃するが傷一つつかない。

    土御門「入り口はダメだ!古泉、出口に走るぞ」

    上条「ちっくしょおおおおお!」

    出口まで数十メートル、ゆっくりとだが閉じ始まるドア、普通にやれば、どうやったって間に合わない。

    405 = 94 :

    古泉「離れていてください!」

    赤玉化して全力で出口に向かう。

    土御門「古泉、多分だがドアが開いてりゃレンジでチンとはされないはずだ!」

    上条「任せたぞ、古泉!」

    古泉「ふんもっふうううううう!」

    どうにか、ドアを赤玉の力でこじ開ける。これでしばらくは安全だ。

    古泉「やれやれ……」

    上条「ナイスだ!走るぞ!」

    土御門「とっとと行くぜえええ!」

    406 = 94 :

    扉を出るとそこは……!

    上条「また、通路かよ……」

    土御門「廊下にこれだけのエリアを割くとは勿体ないぜい」

    しばらく歩くと道が2つにわけられていた。あまりにもお約束のパターン。

    古泉「こういうときって普通は3つですよね……」

    微妙にお約束を外しているのが不気味だ。

    土御門「よし、俺は古泉と左側に行く!上ヤンお前は右に行け!」

    上条「ああ!」

    上条さんが意を決して右側通路の前に立つ。

    407 = 94 :

    上条「あれ?ちょっと待て、何でお前ら2人がペアなんだ?戦闘力を考えれば俺と土御門がペアになったほうが……」

    土御門が悪戯な笑みを浮かべる。

    土御門「じゃあな、上ヤン!俺は強い奴と安全安心な道を行くぜい!」

    土御門が僕の手を引いて左側へ走る。

    上条「待てええええ!」

    後ろから大きな声がしたが振りかえらない。上条さんならきっと大丈夫だ。

    鬼が出るか、蛇が出るか、僕たちは左側通路を駆けていった。

    408 = 263 :

    ちょ・・・ちょっと待って

    いまパンツ脱ぐから

    409 = 94 :

    不幸だ、不幸だ、不幸だああああああ!

    この施設に入るときは三人の熱い友情みたいな感じでめちゃくちゃ燃えていたのに、
    まさかあの流れから上条さんが置いてかれてくとは思わなかったよ。

    嘆いていても仕方ない。右側通路に進む。しばらく歩くと部屋の入り口についた。
    入るべき、なんだろうな……。いきなり強い相手とか酷いトラップとかあったらどうしよう。この不幸体質、十分ありうる。

    上条「すいませーん」

    がらんどうの部屋、家具の一つも部屋にはなく、ただ蛍光灯が輝くのみ……。

    上条「ここはハズレか……」

    実を言えばちょっと嬉しい。土御門たちに合流できる。


    はずだった。

    410 :

    しえん

    411 = 94 :

    黒子「類いいい人猿あああああ!」

    上条「白井!?」

    異様に血走った眼をして白井黒子が部屋の隅ににテレポートしてきた。

    黒子「逃げげげげて、針ががががが!」

    上条「何言ってんだよ……?大丈夫か……?」

    急いで白井の近くまで駆け寄る。すると、さっきまで俺がいた空間には白井の能力でとばされた針!!

    上条「白井、まさかお前!!操られて!?」

    黒子「がぁぁぁぁっ!お姉様ああああああ!」

    正解らしい。信じたくないが、御坂は……。
    畜生、どうやらやるしかないらしいな。
    奴のテレポート能力は強敵だが、俺の右手ならやれる!

    上条「その幻想をぶち殺……」

    413 = 94 :

    「あんたも相変わらず威勢がいいのねー」

    後ろから声がした。聞き慣れた、懐かしい声。そして俺たちが追い求めていた存在の声。

    おいおいマジかよ。

    美琴「私も相手してあげるわ」

    いきなり最終目標到達とは、今日の上条さんは絶好調だな。
    常盤台のエース2人とレベル0の落ちこぼれ、苦しい戦いになりそうだが。

    やるしかないだろ!

    414 :

    しえん

    415 = 94 :

    上条「御坂、てめえ!何でこんなことしやがる!」

    美琴「んなこと、あんたに言う義理なんてないのよ」

    生意気な、突き返すような返事。コイツをわからせるには、ぶん殴るしかないみたいだ。

    上条「二人まとめてかかってこい!その幻想をぶち殺す!」

    黒子「がががが、戦うあああ!!」

    美琴「行くわよ、黒子!」

    まったく、俺に今回の二大強敵があたるとは、簡単ルートに進んだあの二人を恨むぜ……。

    417 = 94 :

    土御門「古泉、お前最大何人と喧嘩したことある」

    古泉「幼稚園のときに対2で戦ったのが最大ですかね」

    土御門「俺は30人近くだな」

    古泉「おやおや、素晴らしい!」

    土御門「しかも重火器持ちだぜい」

    古泉「さすがは天下の土御門!」

    土御門「だがな、流石の俺も、一万人近くと戦うのは初体験だ」

    古泉「ええ、ヤバそうです」

    左側通路の先には巨大な地下空間が広がる。そこで全ての妹達が待ちかまえていた。
    妹達がこちらに対して攻撃体勢に入った。

    土御門「古泉」

    古泉「なんですか?」

    土御門「絶対に死ぬなよ!」

    古泉「ええ、ご武運を!」

    電撃の雨が襲いかかる。上条さんもこっちに呼べば良かった。

    420 = 94 :

    白井黒子の針テレポートはもし俺が停止したら致命的なダメージをうけるだろう。
    しかも、御坂美琴の正確無比な電撃は反抗の糸口を与えちゃくれない
    上条さんに残された選択肢はただ走りぬけ逃げることだけだった。

    上条「くそったれ!恥ずかしくないのか御坂!」

    美琴「勝ちゃあ、いいのよ、勝ちゃあね!」

    畜生、俺の知っているプライド高い御坂美琴はここにはいない。

    黒子「がががが!針いいい!」

    すまない白井、簡単にはお前を救えそうにはない。
    反撃の手段は思い浮かばない。しかし、土御門たちと合流すれば機会はある。
    部屋から出てさっき通った通路を逆走する。

    上条「うあああああああああ!」

    421 = 414 :

    しぇんむー

    423 = 94 :

    限界を超えた反射神経で紅弾を放ち、一万の電撃に対処する。

    土御門「いいぞ、古泉、あと130秒持たせてくれ!」

    土御門は何やら折り紙を四方にばらまき、呪文のようなものを唱え始めた。
    頼みますよ、親友。正直言えば限界はとっくに超えてます。

    古泉「でも、やらなきゃならないみたいです!」

    おそらくはレベル2程度の電撃とはいえ、これだけの数を受けるのは能力と精神の限界は近い。
    演算能力の急速な低下と身体の疲労を感じる。

    古泉「僕はSOS団に帰るんだああああああ!」

    425 = 147 :

    おっぱいおっぱい

    違った、ワッフルワッフル

    426 = 94 :

    初春「あれっ……?ここはどこ……?」

    私は確か、御坂さんに殺されて再起動されて……。でも、今私は正気を取り戻してる。

    打ち止め「やったー、お花ちゃんの治療にミサカはミサカは大成功!」

    あのとき御坂さんの横にいたアホ毛ちゃん?

    初春「アホ毛ちゃんが助けてくれたの?」

    打ち止め「むー、ミサカはミサカは打ち止めっていう素敵とは言えないけど、ちゃんとした名前があるんだよ」

    初春「打ち止めちゃんが助けてくれたんだね?」

    打ち止め「うん、お花ちゃん、ごめんなさい。ミサカはミサカはああするしかなかったの……」

    打ち止めは涙を必死に我慢して謝る。

    初春「怒ってないよ、打ち止めちゃん」

    打ち止め「ごめんなさい……」

    初春「助けに行こう!御坂さんたちを取り戻そう!」

    打ち止め「うん……!」

    427 = 94 :

    精一杯の虚勢。暴力になんのためらいもない御坂美琴に対して私なんかに何ができるんだろう。

    打ち止め「お花ちゃん?どうしたの?怖い顔してるってミサカはミサカは聞いてみる」

    こんな小さな子でさえ危険を顧みずに自分を助けてくれたじゃないか……。

    初春「打ち止めちゃん、お姉ちゃんのことは初春って呼んでね」

    打ち止め「うん、初春ちゃんってミサカはミサカは呼んでみる!」

    彼女だっている。大事なのは立ち向かう意志だ!

    428 = 228 :

    追い付いた
    支援だこんちくしょー

    429 = 94 :

    さすがに妹達の連携をこれ以上防ぐのは無理だ。意識が朦朧とする。

    古泉「くっ、土御門さん、限界です!!」

    土御門「ナイスタイミングだぜ!古泉!」

    土御門を中心に不思議な力が広がっていくのが分かる。
    部屋の中にいた妹達がパタパタと倒れていく。

    古泉「これは……?」

    土御門「俺がやった。眠ってるだけだから起こすなよー」

    古泉「一体どういった能力で?」

    こんな超能力があるとは初めてしった。土御門も隠し玉とは性格が悪い。

    土御門「古泉、実は俺は魔法使いなんだ」

    は?

    土御門「魔法使いは一生に一度だけ友人のために魔法が使える……」

    気付けば土御門は吐血している。

    430 = 183 :

    打ち止め正気なら妹達に停止命令出せばよくね?とミサカは空気を読まず進言してみます

    431 = 94 :

    古泉「土御門さん、どうして、どうして命がけの技を僕なんかのために……!!」

    土御門「言っただろ、友達のためにってさあ……ゲホ……」

    古泉「そんな、僕は異世界人ですよ……?」

    ろくに付き合いもない人間のために命を捨てる。なんと愚かな……。

    土御門「らしいなあ……ゲホゲホッ……!!」

    古泉「なら、どうして……」

    土御門「だって、お前……いい奴…………じゃんか………………」







    土御門はピクリとも動かなくなった。

    古泉「馬鹿野郎……!!」

    432 :

    >>430
    今は美琴がコントロールしてる、そう考えるんや

    433 = 94 :

    初春「疑似最終信号……」

    打ち止め「うん、お姉さまはそれで妹達をコントロールしてるのってミサカはミサカは大暴露!」

    初春「つまりは、疑似最終信号を補助するシステムを破壊すればいいんだね」

    プログラムの書き換えやウィルスを組むなら得意分野だ。

    打ち止め「うん、それさえ壊せば一方通行はミサカの大好きな一方通行に戻るってミサカはミサカは嘆願する」

    やるっきゃない。御坂さんを正気に戻して、打ち止めちゃんを笑わせるには、やるっきゃない。

    434 = 228 :

    やっぱ土御門かっけーわ

    435 = 94 :

    禁書は今頃小萌先生の家で晩飯か……。俺も肉食いたいなあ……。
    そういや、しばらくステイルや神裂と話をしてないっけ。
    あんな憎たらしい奴でもたまには会いたくなるんだよな。

    畜生、あの馬鹿野郎たちにまた会いたいぜ。

    ったく、俺の悪運にも尽きるところはあるらしいなあ。
    両脚に打ち込まれた釘のせいで、もう逃げらんねーよ。

    上条「御坂……!」

    美琴「あはは、あんたも特別扱いしないから」

    上条「白井を解放してやってくれ……」

    美琴「遺言のつもり?まあ良いわ、あんたを始末したら解放する」

    黒子「あばば、針ああああああ!」

    上条「あばよ、御坂美琴……!」

    鈍い電撃の一撃で、俺の意識は宙にちった。

    美琴「なーんて、嘘でしたー。解放の仕方なんて知らないもん。ごめんねー」

    あはは、あははははは、あはははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは

    437 = 228 :

    これは良い闇琴

    438 = 298 :

    清清しいまでにクズだなwww

    439 = 414 :

    主人公は古泉だから主人公補正がきかぬか・・・!

    440 = 94 :

    畜生、畜生、畜生畜生畜生畜生畜生畜生畜生畜生畜生!
    自分の不甲斐なさで、大切な親友を失ってしまった。
    ストレンジャーを快くむかえ、命まで投げ出した親友。
    僕は彼に何をした?何ができた?畜生、僕は最低のド畜生だ。

    美琴「あらあら、妹達とのリンクが切れたと思ったら全滅かー」

    そこへ、悪意だけを汲み取ったようなムカつく物言い。

    美琴「所詮はクローン、B級品よね」

    デリカシーのない悪意。

    左右に黒こげの遺体を抱いて、御坂美琴はやってきた。

    442 = 432 :

    ここから初春が火を吹く

    443 = 94 :

    遺体の大きさや毛髪から判断するに

    古泉「白井さん……、上条さん……」

    美琴「あらあら、こんな炭の固まりからよく判別できるわね」

    悪魔、目の前にいるのは悪魔だ。じゃなきゃこんなことはできない。

    古泉「2人を殺してください!」

    美琴「本当によくわかるわねー」

    先ほどから上条当麻と白井黒子の炭化した身体はわずかに動いている。

    こいつは、電気信号で黒こげの人間を苦しませ続けている。

    古泉「やめろおおおおおおおおおおおおお!」

    444 :

    遺体…だと…

    それでも…それでも冥土帰しなら…!

    445 = 94 :

    美琴「あんたって思ったよりも単細胞ね……」

    この悪魔は殺さなければならない。この悪魔を殺さなければ僕は。

    古泉「アナタは生きてちゃいけないんだああああああ!」

    土御門に、上条に、白井に、申しわけがたたない!!

    紅弾を全力で叩きこみ、赤玉化して突っ込む。
    妹達戦で尽きかけていたエネルギーをなんとか振り絞る。

    美琴「あーあ、つまんないなー」

    古泉「御坂ああああああっ!!」









    美琴「一方通行、料理しちゃって」

    眼前には白髪の少年、跳ね返された紅弾 、ベクトルの嵐に飲まれ、僕の骨肉は散った。

    446 = 111 :

    暗黒の世界に帰れ!

    447 :

    まじ……かよ……

    448 = 183 :

    >>444
    冥土帰しは死体でないなら助けてやるって言ったからな~
    これは異世界の神様に頼むしか無いだろう

    449 = 94 :

    上条、土御門は死に、古泉は半殺し状態で瓶詰め。これで計画はやっと軌道に乗った。
    不穏な動きをしている初春と打ち止めは 一方通行に処分にいかせた。これで私は神になれる。

    神になったら何をしようか。

    そう、儚く散った妹達を生き返らせて、 この世の春を謳歌させるのだ。
    これは最初は最重要な目的であったが今となってはどうでもいい。
    疑似最終信号となって妹達を率いて以来、他人の生死や生活なんてもうどうでもいいんだ。


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