元スレハルヒ「キョンく~ん♪」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ★★
51 :
みくる CV:後藤邑子
ハルヒ CV:九条信乃
で脳内再生
53 :
確かにかわいくてニヤニヤしてしまうんだが何だろうこの居心地の悪さは
54 :
くそ…
ハルヒでおっきするなんて…
55 :
元に戻そうとしないでいいじゃない
こっちの方が平和そうだし古泉もありがたいだろうよ
56 :
読んでないけど完成してから読むから支援
57 = 17 :
長門の部屋は相も変わらず無機質だったが
それが逆に変なことを意識させず助かると言えば助かる。
いつもの通り長門印のほうじ茶が振る舞われ
俺はそれをチビチビ飲んでいた。
キョン「で…、長門。話って何だ。」
分かっていたが一応念のため尋ねて置いた。
長門「涼宮ハルヒの異変について。」
キョン「…そうか。」
長門「涼宮ハルヒの性格が突然変化した。
しかしそれに対して私とあなた以外全員の記憶が操作された為に
それが日常的なものとこの世界では認識されている。」
キョン「つまり…ハルヒが願いを具現化する能力で世界をいじくったって訳か。」
長門「違う。」
………違う?しかし長門、どうみたってこれは…
長門「正確にはまだ涼宮ハルヒによる願望の具現化は完了していない。」
キョン「どう言うことだよ?」
58 :
ハルヒの容姿でどうやったら気の弱いかわいさを表現できるんだろう
あの顔だとなにやっても傲慢にしか見えんけど
59 :
明日まで残ってることを祈るぜ
私怨
60 :
>>58
目つきを弱い感じにすればいいと思うんだ
61 = 17 :
長門「つまり涼宮ハルヒは性格を改変し、かつ周りがそれを受け入れることを願った」
長門「しかし私とあなただけはオリジナルの涼宮ハルヒに関しての記憶を保持し続けている。」
キョン「つまりハルヒは…わざと俺達を残したってことか」
長門「そう」
キョン「……しかし何でだ。」
長門「彼女はあなたが選ぶことを望んだ。」
長門「オリジナルの涼宮ハルヒか、改変された涼宮ハルヒか、を。」
長門「ヤンキーがフリーズしたのも彼女が忘れ物をしたのも予定の内」
「………んなアホな」
と、言いたかったがいつものことだ。
しかし…
キョン「何だってんだ…」
62 = 54 :
ハルヒにみくるの目移植すりゃいいんじゃね?
63 = 34 :
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64 = 17 :
キョン「しかし、今回はそう深刻な問題でも無さそうだぞ」
長門「我々にも、古泉一樹にも、多分朝比奈みくるにも影響はないと思われる」
キョン「なら、あのままでいいんじゃないのか?」
キョン「他人に迷惑かけるわけでもなく、何より俺は楽だ。」
長門「…………そう」
長門「オリジナルの涼宮ハルヒと改変された涼宮ハルヒが完全に入れ替わるのは明日の日没」
長門「そうなれば私もあなたも記憶を改変される」
キョン「なら、明日には妙な違和感を覚えなくても済むんだな。」
長門「そう」
長門「でもそれまで『オリジナルの涼宮ハルヒ』を選択すれば」
長門「…全て元に戻る」
66 :
即決で改変ハルヒだな
67 = 17 :
長門「全てはあなた次第。」
長門「私はあなたにこの事を話すことによって役目は終えた。」
長門「私は………」
長門は一度、考えたようなそぶりを見せたあと言った。
長門「私はあなたを信じてる。」
どうしてそんな自殺行為同然のことをせにゃいかんのか。
ハルヒは楽しそうだし、朝比奈さんが困るわけでもないなら
今のままがハルヒにとっても皆にとっても俺にとっても良いじゃないか。
いっそ俺の記憶も最初から改変してくれれば良かったのにな…
と、俺は帰り道を自転車でひた走った。
68 :
せっかくだから俺はオリジナルのハルヒを選ぶぜ!
69 = 17 :
翌朝。
教室に入るとハルヒが落ち着かなさげな表情で俺を出迎えた。
ハルヒ「キョンくん…!」
俺を見るや否やパアッと笑顔になり、駆け寄ってきた。
ハルヒ「今日、休んだらどうしようって思ってて…」
ハルヒ「でも…良かった」
一度も学校を休んだことのない俺が休む訳もないのだが
本当にハルヒは嬉しそうな顔をしていた。
なんだかムズムズするが、これも今日でおさらばである。
谷口「おうおうっ!今日もお熱いね~」
国木田「喧嘩の後は一番燃えるッていうしね」
どうもこの二人に似た人間を昨日見たような気がする。
70 = 17 :
その後のハルヒもずっとこんな調子だった。
ニコニコしたと思いきや、はぁと溜め息をついたり
オリジナルと同様情緒不安定なのだろうか。
しかし…決定的に違うのは『優しい』のである。
俺が授業中寝ていれば起こしてくれるし
それでもおきなければノートを写させてくれるし
いや、いつもと変わらないと言えば変わらないのだが
気分が良いのである。のと同時にやっぱりムズムズした。
71 :
普段のハルヒも何だかんだで優しいからな
72 :
>>71
お前顔にドMって書いてあるぞ
73 = 17 :
そんなこんなで放課後になった。
ブリリアントハルヒ(俺命名)はスペックはオリジナルハルヒとは全く変わらないが
結局女子ともうまく行っている様だったし、
先生にも可愛がられていたし
今日も男子に呼び出された様だが上手く交わしてきた様だし
他のクラスからもハルヒを見にわざわざ男子がやってきたり
一緒に昼飯を食えば俺は羨まれるし
ほとんど完璧と言うか朝比奈さん以上にパーフェクトと言うか…パーペキな人間だった。
しかし何故だろうか。俺は朝比奈さんの方が魅力的に見えてしまうのは。
放課後、日直の仕事を終えて部室に入るとメイド姿の
ブリリアントな朝比奈さんとブリリアントなハルヒが俺を出迎えた。
74 = 17 :
ごめんなさい中途半端ですが明日早いので寝ます。
本当にごめんなさい
75 = 68 :
改変後のハルヒの方が良いと思う理由がわからない
76 :
明日期待してるよ!
おやすみ。
77 :
俺も眠いぜw
期待してる
乙
79 = 60 :
>>62
やっつけ
ポーズのせいで気弱に見えない
80 = 47 :
>>79
デュwwwwデュフフwwwwwドゥフフフフwwwwww
81 = 53 :
>>79
なんだか逆にキツイような・・・
アンタって本当ダメねって言われてるような気分になる
82 = 60 :
>>81
>アンタって本当ダメね
それはそれで…
83 :
ツンじゃないハルヒなんて豆腐の無い冷や奴と同じだ
84 = 17 :
何ともキャラかぶりが激しい気もするが…
みくる「あっキョンくん、終わったんですか?」
キョン「ええ……ってあれ……」
机の上を見ると今日は甘露と…シフォンケーキが置かれていた。
キョン「これは……」
みくる「あたしが今日…焼いてきたんです。」
みくる「キョンくんの誕生日、きのうだったんですよね?ごめんなさい…」
いえいえ。なんとも朝比奈さん特製シフォンケーキが食べられるなんて夢にも思ってませんでした。
85 :
昨夜のギニュー特戦隊は転げまわるくらい笑えたんだが
86 :
寝たんじゃなかったのか
87 = 17 :
>>86
眠いのに寝れないです。
仲良く二人でお茶を入れる姿はどうもなかよさげな姉妹の様で
ほほえましくもあったが物足りない気もした。
フワッと膨らんだケーキを口に入れると
レモンの良い香りが口の中に広がった。
今日はハルヒが茶を入れたようだが
しかしやはり…なんというか変だ。
どうも朝比奈さんの入れた茶に似てはいるが
パチモンにしか思えないのである
やたらと濃いお茶も悪くは無かったのだが。
ハルヒ「おいしい…ですか?」
キョン「ああ。うまいよ。」
そんな顔で聞かれたらそう答えるしかないじゃないか。
88 = 17 :
今のハルヒは可愛げがあって良いが
何と言うか俺自身の一部が欠けた様な気がしてならなかった。
しかしこんな思いをするのは今日だけ。
日が暮れれば記憶なんて…
ハルヒ「キョンくん、浮かない顔しますけど…」
ハルヒ「大丈夫ですか?」
いや…記憶をハルヒに勝手に掻き回されるのである。
それってどうなんだ?記憶を掻き回すのは『オリジナル』のハルヒだ。
みくる「シフォンケーキ…お口に合いませんでしたか?」
すでに朝比奈さんも
古泉「こんなに美味しいものを食べながらそんな顔なさるなんて…何かありました?」
古泉も
ハルヒ「私のお茶に何かあったんでしょうか…?」
この可愛げのあるハルヒも
またハルヒによって掻き回されている。
なによりこのハルヒが一番不憫な気がする。
ハルヒにとって都合の良い存在であり、無理矢理代わりにされている。
そう思うとなんだか怒りにも似た
良く分からない感情が込み上げてきた。
全くもって…馬鹿げたことしやがる。アイツは。
89 = 17 :
長門「おかわり」
長門は5回目のおかわりコールを唱えていた。
みくる「嬉しいです。長門さんがこんなにたくさん食べてくれるなんて。」
キョン「いや、本当にうまいですよ。」
みくる「キョンくんにそう言ってもらえて早起きした甲斐があったなあ」
ハルヒ「朝比奈さんってお料理上手ですよね。今度私にも教えてください。」
みくる「ええ。ぜひ。それとちょっと涼宮さん…」
ハルヒ「えっ…?」
朝比奈さんはハルヒを部屋の外へ連れ出した。
90 = 17 :
古泉「ふふっ。何をしにいったんでしょうね。」
キョン「さあな。女の考えることは分からん。」
古泉「僕は貴方がうらやましいです。」
キョン「………どこがだ」
古泉「全てです。涼宮さんにあんなにも好かれている。」
キョン「馬鹿なこというな。」
古泉「僕もそんなセリフ、言ってみたいものです。」
キョン「……お前、ハルヒのどこが好きなんだ?」
そう言えばこの男、オリジナルも好きだなんだといってたな。
今のハルヒなら…なんとなく理解できなくもないが。
古泉「涼宮さんだから…ですかね。」
キョン「ハルヒだから?」
キョン「………理由になってないぞ」
古泉「つまり僕は涼宮さんが涼宮ハルヒであるから…好意を寄せているんです。」
相も変わらず全く説明にもなっていない。
古泉のこの回りくどい話し方と顔を近づける癖を誰か何とかしてくれないか。
92 :
ハルヒ愛してる
93 = 17 :
古泉「好意を寄せることにあまり理由はありません」
古泉「例えもしも、です。涼宮さんが今とは違って破天荒な性格であったとしても」
古泉「僕の気持ちは変わらないでしょう。」
古泉「涼宮さんの性格が変わったからと言って僕は彼女を毛嫌いはしません。」
古泉「根底にある部分は同じでしょうし。」
古泉「…少々神人の出現が多くなりそうな気もしますがね。」
苦笑いをしながら古泉はそう答えた。
キョン「結局フィーリングじゃねえか。そんなもん」
古泉「あれこれ理由を付けても仕方がありません。」
そっくりそのままお前に返してやりたいが…
確かに理由なんてないのかも知れない。
原因はあるんだろうけどな。
ハルヒが自分の性格を改変した理由なんてないのかも知れないが
原因はあるのかも知れない。
分かってはいたがそう考えると腑に落ちるような気がした。
別に俺はハルヒが嫌いな訳じゃない。前も。今も。
そりゃオリジナルハルヒはどうしようもない『バカ』ではあるが
嫌いなら関わろうともしなかったし、とっくにSOS団なんて辞めているだろう。
朝比奈さんも古泉も長門もきっと…いや、絶対にそうだ。
しかし、約一名意外な人間がハルヒ自身を嫌っていたのかもしれない。
94 = 17 :
だから彼女は「辞めた」のだろう。
しかしそんなのは改変後のハルヒが可哀想だとは思わないか?
オリジナルハルヒは意思をもって性格を改変したが
彼女はある意味、理由も知らずに強制的に「元からあるもの」として此処に置かれている訳だ。
そこに意思もクソもない。
朝比奈さんだって古泉だって…他の人間全部もいい迷惑だ。
強制的に知ってることを知らないこととされ
知らないことを知っていることにされる
直に俺も長門も…だ。
誰が「誰にも迷惑が掛からない」…だ。
悪いが俺は可愛いハルヒの為にも自分の為にも断じてこんなことは許さないぞ。
可愛いハルヒは自分の意思をもって可愛いハルヒであるべきだ。
何を言っているのか…段々わからなくなって来た。
95 :
オチは朝倉endなんですけどね
96 :
>>95
嘘乙
鶴屋さんだろjk
97 :
>>96
妄想乙
佐々木っていう真実
98 = 17 :
ガチャッ
みくる「キョンくん、お待たせしましたぁ~」
ドアの向こうからメイド姿の朝比奈さんと
制服に着替えたポニーテールの…ハルヒがやって来た
反則的に似合う。どうしてこうもポニーテールっていいんだろうな。
馬の尻尾を見ても興奮しないのに。
ハルヒ「ど……どうですか」
照れながらチラチラこちらを見てくるハルヒは…認めよう。
反則的に可愛いかった。
ああ、もうこのハルヒは反則的に可愛い。
キョン「似合ってるぞ」
ハルヒ「そ…そうですか?よかったぁ…」
てへっと笑う姿はきっと男性の95%が何かしらの感情を抱いてしまうであろう程素晴らしかった。
ハルヒ「朝比奈さんにやってもらったんです。」
みくる「やっぱり涼宮さんは似合いますね。」
ハルヒ「で…キョンくん…今日も一緒に帰って貰えませんか?」
ハルヒの申し出に対して長門をチラリと見るが…反応がない。困った。
99 = 17 :
ええい。どちらにせよ俺は一緒に帰るべきだろう。
キョン「分かった。行くぞ。」
ハルヒ「………は、はい!」
外へでると昨日同様ブルーまじりの夕焼け空が広がっていた。
外へ出てもやっぱりハルヒは可愛い。
どうにも調子が狂う。
ハルヒ「昨日は……その…」
ハルヒ「ごめんなさい…」
キョン「何で謝るんだ?」
ハルヒ「最後わたわたしちゃって…」
やはりどうも調子が狂う。
元のハルヒを選ぶことはある意味彼女を拒絶したと受け取られてしまうし
今のハルヒを選べばハルヒ自身を拒絶してしまう。
もうこんな時間だと言うのに…どうにもこうにも頭の整理がつかない。
…どうすればいいのかは分かっていたのだが
100 :
早く続きかけ
みんなの評価 : ★★
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