私的良スレ書庫
不明な単語は2ch用語を / 要望・削除依頼は掲示板へ。不適切な画像報告もこちらへどうぞ。 / 管理情報はtwitterでログインするとレス評価できます。 登録ユーザには一部の画像が表示されますので、問題のある画像や記述を含むレスに「禁」ボタンを押してください。
VIP以外のSS書庫はSS+をご利用ください。
元スレ男「……ゾンビ……?」
SS スレッド一覧へ / SS とは? / 携帯版 / dat(gz)で取得 / トップメニューみんなの評価 : ★★★×7
レスフィルター : (試験中)
婦警「……風が気持ちいい……が……見える景色は地獄そのものだな」
男「はい……」
婦警「君は……どうしてここまで生き延びてこられた?」
男「え?」
婦警「君たちの逃げてきた方向は、既にゾンビどもで一杯だ。……どうしてなんだ?」
男「さ、さぁ……?」
男(女さんがいたからかな?)
婦警「……守るべきものがあるから、かい?」
男「え?」
婦警「一緒に来た子……、君の彼女だろう?」
男「ちちちち違いますよっ! 俺はあいつより、断ッ然、婦警さんの方が好みですから!」
婦警「くく、そうかい……。嬉しいことを言ってくれる」
男「はい……」
婦警「君は……どうしてここまで生き延びてこられた?」
男「え?」
婦警「君たちの逃げてきた方向は、既にゾンビどもで一杯だ。……どうしてなんだ?」
男「さ、さぁ……?」
男(女さんがいたからかな?)
婦警「……守るべきものがあるから、かい?」
男「え?」
婦警「一緒に来た子……、君の彼女だろう?」
男「ちちちち違いますよっ! 俺はあいつより、断ッ然、婦警さんの方が好みですから!」
婦警「くく、そうかい……。嬉しいことを言ってくれる」
婦警「……少し昔話をして良いかな」
男「は、はぁ……」
婦警「まだ私が警官になりたてだった頃……、私には交際していた人がいたんだ」
男(や、やっぱり婦警さんも大人の女性だしなぁ……)
婦警「彼は、元気な人だった。どことなく、君に似ているよ」
男「俺に……。……ん? だっ『た』?」
婦警「ああ……彼は、踏切に入ってしまった子供を助けるために、その命を散らした」
男「……」
婦警「……その場には、私もいた。だが……私には飛び込む勇気がなかった。死んでしまうかも知れなかったからね」
男「婦警さん……」
男「は、はぁ……」
婦警「まだ私が警官になりたてだった頃……、私には交際していた人がいたんだ」
男(や、やっぱり婦警さんも大人の女性だしなぁ……)
婦警「彼は、元気な人だった。どことなく、君に似ているよ」
男「俺に……。……ん? だっ『た』?」
婦警「ああ……彼は、踏切に入ってしまった子供を助けるために、その命を散らした」
男「……」
婦警「……その場には、私もいた。だが……私には飛び込む勇気がなかった。死んでしまうかも知れなかったからね」
男「婦警さん……」
婦警「私は卑怯だったな……、うん」
男「……」
婦警「彼は……死ぬ間際にこう言った。『お前は望んでこの職に就いたんだろ? その事をよく考えてくれ』ってね」
男「……それで、婦警さんは……」
婦警「うん、たとえ自分が死ぬことになろうと、全力で市民を守ると誓った。私にあるべき姿を見せてくれた彼のためにも」
男「……婦警さん」
婦警「いずれ、この警察署も陥落するだろう。……だが、ここに来た人たち、私たちを信頼してここまで来てくれた人たちはぜったいに守り抜く」
男「……あなたなら、婦警さんなら出来ますよ。ぜったい!」
婦警「ありがとう。彼もきっと同じことを言っただろうね」
男「……はい」
男「……」
婦警「彼は……死ぬ間際にこう言った。『お前は望んでこの職に就いたんだろ? その事をよく考えてくれ』ってね」
男「……それで、婦警さんは……」
婦警「うん、たとえ自分が死ぬことになろうと、全力で市民を守ると誓った。私にあるべき姿を見せてくれた彼のためにも」
男「……婦警さん」
婦警「いずれ、この警察署も陥落するだろう。……だが、ここに来た人たち、私たちを信頼してここまで来てくれた人たちはぜったいに守り抜く」
男「……あなたなら、婦警さんなら出来ますよ。ぜったい!」
婦警「ありがとう。彼もきっと同じことを言っただろうね」
男「……はい」
婦警「……会って間もないのに変な話をしてしまったね」
男「いえ、婦警さんのことを知れたようで、なんだか嬉しいです」
婦警「そうか、それはどうも。……君は……」
男「?」
婦警「……君は必ず、彼女を守りきるんだよ。私との約束だ」
男「……あー。はい」
婦警「煮え切らないな?」
男「あ、多分彼女タフなんで……」
婦警「男としてそれではいかんな……。私が男とはなんたるかを教えてやる!」
男「え、ちょ! どうせなら保健体育を教えて欲しかったりなんかしちゃって!」
婦警「ほう、今時良い子だな」
男「マジですか!?」
婦警「薬物は怖いぞ……」
男「そっちか!」
男「いえ、婦警さんのことを知れたようで、なんだか嬉しいです」
婦警「そうか、それはどうも。……君は……」
男「?」
婦警「……君は必ず、彼女を守りきるんだよ。私との約束だ」
男「……あー。はい」
婦警「煮え切らないな?」
男「あ、多分彼女タフなんで……」
婦警「男としてそれではいかんな……。私が男とはなんたるかを教えてやる!」
男「え、ちょ! どうせなら保健体育を教えて欲しかったりなんかしちゃって!」
婦警「ほう、今時良い子だな」
男「マジですか!?」
婦警「薬物は怖いぞ……」
男「そっちか!」
【道場】
女「人が一杯……。うーん、でも……それじゃあ男さんとの契約違反か」
女「お腹減ったなぁ……」
女「……横になったら忘れるかな?」
女「…………ぐぅ」
女「人が一杯……。うーん、でも……それじゃあ男さんとの契約違反か」
女「お腹減ったなぁ……」
女「……横になったら忘れるかな?」
女「…………ぐぅ」
婦警「つまりだ。麻薬は依存性が高くてだな」
男「はいっ! クロロホルムで誘拐なんて無理って事ですね!」
婦警「そんなことは言っていないぞ男君!」
男「はいっ! つまり六ヶ月経てば落とし物が俺のものに!」
婦警「それも違う!」
男「すいませんっ!」
婦警「……もしかして君、寝ぼけていないか?」
男「すいませんっ! 正直、昨日から一睡もしていません!」
婦警「それであの娘をここまで連れてきて……。大変だったろう、ふむ、講義は中止だ」
男「ありがとうございます!」
婦警「道場は狭い。屋上でのんびりと寝るが良いさ。……夕日も綺麗だ」
男「はいっ! クロロホルムで誘拐なんて無理って事ですね!」
婦警「そんなことは言っていないぞ男君!」
男「はいっ! つまり六ヶ月経てば落とし物が俺のものに!」
婦警「それも違う!」
男「すいませんっ!」
婦警「……もしかして君、寝ぼけていないか?」
男「すいませんっ! 正直、昨日から一睡もしていません!」
婦警「それであの娘をここまで連れてきて……。大変だったろう、ふむ、講義は中止だ」
男「ありがとうございます!」
婦警「道場は狭い。屋上でのんびりと寝るが良いさ。……夕日も綺麗だ」
男「でも、婦警さんの方が綺麗です!」
婦警「君は……よくそんな台詞が言えるね。お世辞が上手い」
男「偽りなく俺の本心です! 俺は婦警さんに一目惚れしました!」
婦警「……寝ぼけているんだろう? もし起きていたとしたら、趣味が悪いよ」
男「いえっ! 俺は女性には嘘をつかないつもりです!」
婦警「……そうか……」
男「婦警さん……」
婦警「すまない……やはり、私の中にはあの人がいるんだ……」
男「そうです、よね……」
婦警「だけれども……膝枕くらいなら、彼も笑って許してくれるさ」
男「え!」
婦警「筋肉質で堅いかもしれないが、私の膝でよければ……どうぞ」
男「お、お、おおおおお願いしますっ!」
婦警「君は……よくそんな台詞が言えるね。お世辞が上手い」
男「偽りなく俺の本心です! 俺は婦警さんに一目惚れしました!」
婦警「……寝ぼけているんだろう? もし起きていたとしたら、趣味が悪いよ」
男「いえっ! 俺は女性には嘘をつかないつもりです!」
婦警「……そうか……」
男「婦警さん……」
婦警「すまない……やはり、私の中にはあの人がいるんだ……」
男「そうです、よね……」
婦警「だけれども……膝枕くらいなら、彼も笑って許してくれるさ」
男「え!」
婦警「筋肉質で堅いかもしれないが、私の膝でよければ……どうぞ」
男「お、お、おおおおお願いしますっ!」
婦警「その……」
男「なんですか? ……あー、婦警さんの膝枕気持ちいいー」
婦警「堅くないかい? 頭は、痛くない?」
男「全ッ然、大丈夫です! どうしてですか?」
婦警「ああ、その……膝枕はしたことがなくて…………」
男「じゃあ俺が、婦警さんの初めてを頂いたって事ですね!」
婦警「君ッ! その言い方はよくないぞ。警官として修正してやる」
男「うはっ、体くすぐるのは無しですってば、うひゃひゃひゃ!」
婦警「君のような変態さんにはこうだっ」
男「うわ、やめて、やめてくださいってば、あひゃひゃ!」
男「なんですか? ……あー、婦警さんの膝枕気持ちいいー」
婦警「堅くないかい? 頭は、痛くない?」
男「全ッ然、大丈夫です! どうしてですか?」
婦警「ああ、その……膝枕はしたことがなくて…………」
男「じゃあ俺が、婦警さんの初めてを頂いたって事ですね!」
婦警「君ッ! その言い方はよくないぞ。警官として修正してやる」
男「うはっ、体くすぐるのは無しですってば、うひゃひゃひゃ!」
婦警「君のような変態さんにはこうだっ」
男「うわ、やめて、やめてくださいってば、あひゃひゃ!」
【道場】
女「……目が覚めちゃいました」
女「男さんは……屋上でしたね」
女「……邪魔してあげましょうか」
女「でもそれだと契約違反……。性交渉できていたらどうしようも……」
女「男さんに限ってそれはないですよね」
女「しかしお腹が空きました」
女「思えば昨日今日と何も食べていません」
女「ご飯……いっぱい……」
女「……目が覚めちゃいました」
女「男さんは……屋上でしたね」
女「……邪魔してあげましょうか」
女「でもそれだと契約違反……。性交渉できていたらどうしようも……」
女「男さんに限ってそれはないですよね」
女「しかしお腹が空きました」
女「思えば昨日今日と何も食べていません」
女「ご飯……いっぱい……」
仮に人類すべてがゾンビ化した場合、どうなるんだ?
常に飢えまくり?
常に飢えまくり?
>>73共食いすんじゃね?
おれはゾンビじゃないから知らんけど
おれはゾンビじゃないから知らんけど
女「ちょっとくらいならバレませんよね……」
女「馬鹿な男の一人や二人、トイレに連れ込んで首筋をがぶりと……」
女「でも、それで良いの……?」
女「……ま、食欲には勝てませんからね。あははっ」
チンピラ「あー、可愛い娘いねぇかな。こんな時だからこそハメまくれるだろうしな」
女「あのー、そこのお兄さん」
チンピラ「おっ、なになに、俺に何か用?」
女「あの……下が疼いちゃって仕方ないんです……だから……」
チンピラ(きたきたきたあああああああ!)
女「あの、誰もいないトイレで……ね?」
チンピラ「そうだね! 早く行こう!」
女「……ご飯ゲット」
女「馬鹿な男の一人や二人、トイレに連れ込んで首筋をがぶりと……」
女「でも、それで良いの……?」
女「……ま、食欲には勝てませんからね。あははっ」
チンピラ「あー、可愛い娘いねぇかな。こんな時だからこそハメまくれるだろうしな」
女「あのー、そこのお兄さん」
チンピラ「おっ、なになに、俺に何か用?」
女「あの……下が疼いちゃって仕方ないんです……だから……」
チンピラ(きたきたきたあああああああ!)
女「あの、誰もいないトイレで……ね?」
チンピラ「そうだね! 早く行こう!」
女「……ご飯ゲット」
婦警「……夜だね」
男「夜ですね」
婦警「そろそろ交代の時間かな……」
男「ああ、なんと名残惜しい……」
婦警「喜んでくれたようで、何よりだよ」
男「いやあ、もう、俺の思い出アルバムの頂点です、これは」
婦警「ありがとう……。君のおかげで、もっとがんばれる気がするよ」
男「本当ですか!? それじゃあじゃんじゃん俺のために膝枕してください!」
婦警「君はすぐ調子に乗って……」
男「あははっ」
男「夜ですね」
婦警「そろそろ交代の時間かな……」
男「ああ、なんと名残惜しい……」
婦警「喜んでくれたようで、何よりだよ」
男「いやあ、もう、俺の思い出アルバムの頂点です、これは」
婦警「ありがとう……。君のおかげで、もっとがんばれる気がするよ」
男「本当ですか!? それじゃあじゃんじゃん俺のために膝枕してください!」
婦警「君はすぐ調子に乗って……」
男「あははっ」
チンピラ「ああ、君……早く……」
女「もう、そんなにがっつかないでくださいよ……。お楽しみはこれからなんですから」
チンピラ「そうは言っても……もう、我慢の限界を越えて……」
女「行けませんよ、そんなんじゃ……。だから女性にモテないって、早めに気づくべきでしたね」
チンピラ「へ、何を……?」
女「良いこと教えてあげます。今からあなたは――」
チンピラ「え……?」
女「――私のご飯になれるんですよ」グチャッ
チンピラ「あ、がっ……」
女「やだ、まずっ……。でも、食べなきゃ辛いですし……我慢我慢♪」
グチャ、バリッ、ベリッ……ギュチャグチャ、ムギュ、ブスッ、ジュチャズチャ……
女「もう、そんなにがっつかないでくださいよ……。お楽しみはこれからなんですから」
チンピラ「そうは言っても……もう、我慢の限界を越えて……」
女「行けませんよ、そんなんじゃ……。だから女性にモテないって、早めに気づくべきでしたね」
チンピラ「へ、何を……?」
女「良いこと教えてあげます。今からあなたは――」
チンピラ「え……?」
女「――私のご飯になれるんですよ」グチャッ
チンピラ「あ、がっ……」
女「やだ、まずっ……。でも、食べなきゃ辛いですし……我慢我慢♪」
グチャ、バリッ、ベリッ……ギュチャグチャ、ムギュ、ブスッ、ジュチャズチャ……
女「……ま、適当に放置しときましょ」
チンピラ「……」
女「う~ん、味のランクはDマイナス。もっと美味しくなる努力をしなさい」
女「なんて、言っても無駄ですけどね」
女「……血で汚れちゃってるなぁ……。顔洗いましょうっと」
【屋上】
男「……婦警さん……、あの、さっき、ここにいる人みんなを守るって言ってましたよね」
婦警「言ったね」
男「その中に、あなた自身は含まれてますか?」
婦警「……」
男「自己犠牲って、格好良いかもしれないけど、その実……最低なことだと思います。俺は、ですけど」
婦警「……」
男「それだけです……。ごめんなさい」
婦警「……何かを犠牲にしてでも、守らなくてはならないものがあるんだよ。私はそう信じている」
男「婦警さん……」
チンピラ「……」
女「う~ん、味のランクはDマイナス。もっと美味しくなる努力をしなさい」
女「なんて、言っても無駄ですけどね」
女「……血で汚れちゃってるなぁ……。顔洗いましょうっと」
【屋上】
男「……婦警さん……、あの、さっき、ここにいる人みんなを守るって言ってましたよね」
婦警「言ったね」
男「その中に、あなた自身は含まれてますか?」
婦警「……」
男「自己犠牲って、格好良いかもしれないけど、その実……最低なことだと思います。俺は、ですけど」
婦警「……」
男「それだけです……。ごめんなさい」
婦警「……何かを犠牲にしてでも、守らなくてはならないものがあるんだよ。私はそう信じている」
男「婦警さん……」
おばさん「やだわ、こんな時に尿意が……って、きゃああああ!?」
チンピラ「……」
おばさん「ひ、人が死んでる……人が死んでるわああああああ!」
チンピラ「……ぅ」
おばさん「う、動いた? 息があるの、あなた、ちょっとしっかり!」
チンピラ「……う、うおああー」バッ
おばさん「え……」
グチャ
チンピラ「……」
おばさん「ひ、人が死んでる……人が死んでるわああああああ!」
チンピラ「……ぅ」
おばさん「う、動いた? 息があるの、あなた、ちょっとしっかり!」
チンピラ「……う、うおああー」バッ
おばさん「え……」
グチャ
婦警「……なんだか下が騒がしいな……? なにが……」
警官「婦警! まずいぞ、署内に奴らが入り込んで……!」
婦警「なんだと……!? すぐに行く!」
男「え、署内にゾンビ……女っ!?」
婦警「男君、君は逃げろ! 彼女と一緒にだ!」
男「は、はい……って、婦警さんは……!」
婦警「生きている人はいる。その人たちを逃がしきるまで、私はここで戦う!」
男「でも、それじゃあ!」
婦警「……死ぬかもな。それでは、またいつか――いつか会おう、男君!」
男「婦警さん、婦警さぁぁぁぁぁんっ!」
警官「婦警! まずいぞ、署内に奴らが入り込んで……!」
婦警「なんだと……!? すぐに行く!」
男「え、署内にゾンビ……女っ!?」
婦警「男君、君は逃げろ! 彼女と一緒にだ!」
男「は、はい……って、婦警さんは……!」
婦警「生きている人はいる。その人たちを逃がしきるまで、私はここで戦う!」
男「でも、それじゃあ!」
婦警「……死ぬかもな。それでは、またいつか――いつか会おう、男君!」
男「婦警さん、婦警さぁぁぁぁぁんっ!」
【道場】
女「阿鼻叫喚の地獄絵図とはこのことですか……」
男「女さんっ!」
女「あ、助けに来てくれたんですか?」
男「いやそれはない。……逃げるぞ!」
女「あれ、聞かないんですか?」
男「聞くまでもないだろ、くそっ!」
女「……そうですか。怒ってます?」
男「わりとな……! あらかた食欲に負けたんだろ……!」
女「大正解、賢いですね、男さん」
男「んなこと言ってる場合かよ!」
女「まあまあ、多分男さんは死にませんよ」
男「んなことじゃない……、婦警さんが死んじまうかもしれないだろ!」
女「阿鼻叫喚の地獄絵図とはこのことですか……」
男「女さんっ!」
女「あ、助けに来てくれたんですか?」
男「いやそれはない。……逃げるぞ!」
女「あれ、聞かないんですか?」
男「聞くまでもないだろ、くそっ!」
女「……そうですか。怒ってます?」
男「わりとな……! あらかた食欲に負けたんだろ……!」
女「大正解、賢いですね、男さん」
男「んなこと言ってる場合かよ!」
女「まあまあ、多分男さんは死にませんよ」
男「んなことじゃない……、婦警さんが死んじまうかもしれないだろ!」
警官1「くそっ、撃っても撃ってもきりがない!」
婦警「生きている方は、焦らずに、一列に並んで、この扉を出て市の体育館まで逃げてください!」
警官1「弾切れかよ、くそっ! 婦警、予備の弾薬は!?」
婦警「残りわずかだ……。署長たちも外で戦っているが……」
警官2「婦警さん! 生存者の列からゾンビが!」
婦警「なんだと!? 死体を抱えて並んでいたというのか……愚かな!」
警官3「ダメだ、列がぐちゃぐちゃになってる! 俺たちも逃げないとまずい!」
婦警「だが……、生きている市民がいるんだ! その人たちを助けない限り!」
警官3「馬鹿! 確かに俺たちの役目は市民を守ることだ! けど、生きてなかったらその役目すら全うできないんだぞ!」
婦警「…………くっ」
婦警「生きている方は、焦らずに、一列に並んで、この扉を出て市の体育館まで逃げてください!」
警官1「弾切れかよ、くそっ! 婦警、予備の弾薬は!?」
婦警「残りわずかだ……。署長たちも外で戦っているが……」
警官2「婦警さん! 生存者の列からゾンビが!」
婦警「なんだと!? 死体を抱えて並んでいたというのか……愚かな!」
警官3「ダメだ、列がぐちゃぐちゃになってる! 俺たちも逃げないとまずい!」
婦警「だが……、生きている市民がいるんだ! その人たちを助けない限り!」
警官3「馬鹿! 確かに俺たちの役目は市民を守ることだ! けど、生きてなかったらその役目すら全うできないんだぞ!」
婦警「…………くっ」
男「おいおい、俺たち完璧に逃げ遅れてないか」
女「どどんまい」
男「ふざけてんのかあんた」
女「私……男さんとなら……」
男「こんな時だけラブロマンスモード入るなよ……。つーかあんた死なないだろ」
女「じゃあ、死なないことを生かして戦います!」
男「どうやってだよ……武器なんて……」
女「このさすまたで」
男「……頑張ってください」
女「私に任せなさい! ほあたああ!」
男(あれ、こいつが元凶だよな……? でも、今は生きることが重要だ!)
女「どどんまい」
男「ふざけてんのかあんた」
女「私……男さんとなら……」
男「こんな時だけラブロマンスモード入るなよ……。つーかあんた死なないだろ」
女「じゃあ、死なないことを生かして戦います!」
男「どうやってだよ……武器なんて……」
女「このさすまたで」
男「……頑張ってください」
女「私に任せなさい! ほあたああ!」
男(あれ、こいつが元凶だよな……? でも、今は生きることが重要だ!)
【廊下】
婦警「くそっ、墜ちろカトンボ!」バンッバンッ
ゾンビ「うあー」
ゾンビ「あうー」
婦警「きりがないっ!」
ゾンビ「あー」
婦警「後ろっ!?」
男「飛んでけぇっ!」ズガンッ
婦警「男君!」
男「婦警さん、助けに来ました!」
女「正確には助けられに来ました、ですね」
婦警「まだ逃げていなかったのか!?」
男「女さんと合流するのが遅れて……。とにかく、今は逃げるのが先決です、逃げましょう」
婦警「くそっ、墜ちろカトンボ!」バンッバンッ
ゾンビ「うあー」
ゾンビ「あうー」
婦警「きりがないっ!」
ゾンビ「あー」
婦警「後ろっ!?」
男「飛んでけぇっ!」ズガンッ
婦警「男君!」
男「婦警さん、助けに来ました!」
女「正確には助けられに来ました、ですね」
婦警「まだ逃げていなかったのか!?」
男「女さんと合流するのが遅れて……。とにかく、今は逃げるのが先決です、逃げましょう」
婦警「だが……」
男「まだ渋っているんですか! 何かを犠牲にした上で得た結果に価値なんてないんですよ!」
婦警「!」
男「今は逃げましょう! ……命がある限り、挽回するチャンスはあります!」
婦警「……わかった……」
女「格好良いですね、男さん」
男「そりゃどうも」
女「ふふっ、恋する男の子は強いですね」
男「うるさいっ」
婦警「仲が良くて羨ましいことだ」
男「まだ渋っているんですか! 何かを犠牲にした上で得た結果に価値なんてないんですよ!」
婦警「!」
男「今は逃げましょう! ……命がある限り、挽回するチャンスはあります!」
婦警「……わかった……」
女「格好良いですね、男さん」
男「そりゃどうも」
女「ふふっ、恋する男の子は強いですね」
男「うるさいっ」
婦警「仲が良くて羨ましいことだ」
【出入り口】
ゾンビ「あうー」
ゾンビ「うあー」
ゾンビ「あー」
ゾンビ「うおー」
男「ゾンビだらけ……! どうすりゃいい……!」
婦警「向こうの部屋に行こう! 扉は頑丈だから、少しの間立てこもって考える時間はある!」
女「それしかないみたいですね」
男「くっ、何が何でもみんな生きて脱出するぞ!」
ゾンビ「あうー」
ゾンビ「うあー」
ゾンビ「あー」
ゾンビ「うおー」
男「ゾンビだらけ……! どうすりゃいい……!」
婦警「向こうの部屋に行こう! 扉は頑丈だから、少しの間立てこもって考える時間はある!」
女「それしかないみたいですね」
男「くっ、何が何でもみんな生きて脱出するぞ!」
【小部屋】
男「って取調室かよ!」
婦警「くく、なかなか頑丈だとは思うよ」
女「出口は……外へ続く窓……ただし鉄格子付き」
男「ぶっ壊せば何とかなるか……! 早く壊そう!」
婦警「だが生憎と私に武器はない……。拳銃はあるが、弾も残りわずかだ」
男「貴重な武器を使うわけにも行かないですし……。金属バットじゃ力不足だ……」
女「このさすまた、使えませんかね」
男「……いや、使えるかもしれないな……。てこの原理で無理矢理……」
女「力技なら任せてください」
男「……流石ゾンビ」
婦警「?」
男「って取調室かよ!」
婦警「くく、なかなか頑丈だとは思うよ」
女「出口は……外へ続く窓……ただし鉄格子付き」
男「ぶっ壊せば何とかなるか……! 早く壊そう!」
婦警「だが生憎と私に武器はない……。拳銃はあるが、弾も残りわずかだ」
男「貴重な武器を使うわけにも行かないですし……。金属バットじゃ力不足だ……」
女「このさすまた、使えませんかね」
男「……いや、使えるかもしれないな……。てこの原理で無理矢理……」
女「力技なら任せてください」
男「……流石ゾンビ」
婦警「?」
類似してるかもしれないスレッド
- 男「……クチートたん」 (1001) - [63%] - 2011/9/11 2:16 ★★★
- 男「ギャルゲ部……?」 (207) - [63%] - 2012/2/23 2:30 ☆
- 男「絶頂、ボタン……?」 (869) - [62%] - 2012/5/29 21:15 ★★
- 男「……ヤンデレか」 (1001) - [61%] - 2012/3/3 17:30 ★★★×4
- 咲「ご、合コン……?」 (239) - [60%] - 2014/7/30 13:45 ☆
- 妹「……あー……」 (378) - [60%] - 2012/3/31 5:00 ★★
- 上条「……カメハウス?」 (510) - [59%] - 2010/4/11 19:31 ★★★×4
- 美希「ミュウツー……?」 (299) - [59%] - 2013/5/31 17:15 ☆
- 唯「ギー太……?」 (340) - [56%] - 2010/7/20 21:45 ★★
トップメニューへ / →のくす牧場書庫について