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元スレ妹「お帰り、お兄ちゃん」
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兄「みたいって!?助けられないの?」
?「さあな、俺には無理だ、この子の寿命はこれから終わるんだよ」
兄「そんな…」
死神「だからもう無理なんですよ」
兄「信号が…変わった」
パーパーポーパーパポポー…
?「お、そっちの嬢ちゃんはひょっとして死神さんかい?」
死神「はい、死神ですよぅ」
?「いつもおつとめ御苦労さんだね」
?「さあな、俺には無理だ、この子の寿命はこれから終わるんだよ」
兄「そんな…」
死神「だからもう無理なんですよ」
兄「信号が…変わった」
パーパーポーパーパポポー…
?「お、そっちの嬢ちゃんはひょっとして死神さんかい?」
死神「はい、死神ですよぅ」
?「いつもおつとめ御苦労さんだね」
死神「どうもですぅ、あなたはどうしてこの女の人に憑いてるんですか?」
?「さあてなぁ、俺にもわからんよ、もう何年もこうしてる」
死神「そうですか」
兄「もう間に合わないのか!止まれ!止まってくれえ!!!」
OL3「ふんふん♪」
死神「もう無理だっていうのに…あきらめが悪いなあ」
?「なあ死神の嬢ちゃん」
死神「どうしました?」
?「さあてなぁ、俺にもわからんよ、もう何年もこうしてる」
死神「そうですか」
兄「もう間に合わないのか!止まれ!止まってくれえ!!!」
OL3「ふんふん♪」
死神「もう無理だっていうのに…あきらめが悪いなあ」
?「なあ死神の嬢ちゃん」
死神「どうしました?」
?「俺を祓ってくれないか?」
死神「どうして」
?「ひょっとしたら、この嬢ちゃんの運気が変わるかもしれん」
死神「えー?もともと死ぬ運命だったみたいですよ?」
?「そうみたいだが、だけど頼むよ、兄ちゃん見てたら俺も何かしたくなった」
死神「ふう…、でも、あなたの存在のおかげで、この女の人は10年前に死ぬはずだった運命を回避してるみたいですよぅ?それでも祓いますか?」
?「頼むよ、そこの兄ちゃんに恨まれそうだ」
通行人「おい、なんだあれ!」
兄「あ…、トラックが赤信号無視して突っ込んできた…」
死神「どうして」
?「ひょっとしたら、この嬢ちゃんの運気が変わるかもしれん」
死神「えー?もともと死ぬ運命だったみたいですよ?」
?「そうみたいだが、だけど頼むよ、兄ちゃん見てたら俺も何かしたくなった」
死神「ふう…、でも、あなたの存在のおかげで、この女の人は10年前に死ぬはずだった運命を回避してるみたいですよぅ?それでも祓いますか?」
?「頼むよ、そこの兄ちゃんに恨まれそうだ」
通行人「おい、なんだあれ!」
兄「あ…、トラックが赤信号無視して突っ込んできた…」
死神「そうですか、それじゃあ…」
ガシャ…ザキンッ!
OL3「きゃあああぁああああああああ」
キキキキキキキキッ
ガシャーーーーーーーーーーーーーーンッ
兄「ど…どうなった?」
死神「トラックが電信柱に突っ込んでますね」
兄「うわあ…」
ガシャ…ザキンッ!
OL3「きゃあああぁああああああああ」
キキキキキキキキッ
ガシャーーーーーーーーーーーーーーンッ
兄「ど…どうなった?」
死神「トラックが電信柱に突っ込んでますね」
兄「うわあ…」
OL3「…び、びっくりした…」
兄「え?あ…」
通行人A「すげえ…事故だ」
通行人B「おい警察呼んだほうがいいんじゃねえか?」
通行人C「俺呼ぶよ」
通行人D「おーい、運転手生きてるみたいだぞー」
通行人E「自損事故?怪我人でなくて良かったねー」
OL3「だ、やだ、こ…怖~、紙一重~」
兄「え?これって…」
?「よかったな嬢ちゃん、生き延びだぜ?」
兄「あ、さっきの霧の人」
兄「え?あ…」
通行人A「すげえ…事故だ」
通行人B「おい警察呼んだほうがいいんじゃねえか?」
通行人C「俺呼ぶよ」
通行人D「おーい、運転手生きてるみたいだぞー」
通行人E「自損事故?怪我人でなくて良かったねー」
OL3「だ、やだ、こ…怖~、紙一重~」
兄「え?これって…」
?「よかったな嬢ちゃん、生き延びだぜ?」
兄「あ、さっきの霧の人」
死神「あなたの最後の"えにし"は切っちゃったから、もうここには留まれないですよ?」
?「あいよ死神の嬢ちゃん、ありがとな。…それじゃあな、兄ちゃん、またな」
スウ…
兄「消えた…またなって…」
死神「へえ、あの女の人の寿命、50年も延びちゃった。こういうことってあるのね」
兄「は…ははは、なんだこれ?」
死神「この延命があの女の人にとって幸運なのか不幸なのか、あたしにはわからないけどね」
兄「……」
?「あいよ死神の嬢ちゃん、ありがとな。…それじゃあな、兄ちゃん、またな」
スウ…
兄「消えた…またなって…」
死神「へえ、あの女の人の寿命、50年も延びちゃった。こういうことってあるのね」
兄「は…ははは、なんだこれ?」
死神「この延命があの女の人にとって幸運なのか不幸なのか、あたしにはわからないけどね」
兄「……」
――メモリアルホール
兄「ついた…」
死神「あ、あそこに妹さんがいますよ?」
妹「お兄ちゃん…」
母「…………」
兄「母さん…妹…」
近所のおばさん1「あんたも元気出すんだよ?」
近所のおばさん2「大変だったねえ」
母「ううぅう…」
兄「…自分の葬式に参列するはめになるとはなんだか不思議な気分だ」
死神「ですから、これは仮通夜ですよ」
兄「…は、はあ」
兄「ついた…」
死神「あ、あそこに妹さんがいますよ?」
妹「お兄ちゃん…」
母「…………」
兄「母さん…妹…」
近所のおばさん1「あんたも元気出すんだよ?」
近所のおばさん2「大変だったねえ」
母「ううぅう…」
兄「…自分の葬式に参列するはめになるとはなんだか不思議な気分だ」
死神「ですから、これは仮通夜ですよ」
兄「…は、はあ」
母「あの子を見てあげてってください」
死神「どうやらあそこに置いてあるお棺みたいですね?」
兄「ごくり」
近所のおばさん1「こんなになっちゃて可哀そうに」
近所のおばさん2「お顔はこんなに綺麗なのにねえ」
母「…兄君?今日と明日はここでお泊りして、明後日お家に帰れるからね?」
死神「見ないんですか?」
兄「お…おう、み、見てやるよ」
妹「お兄ちゃん…」
死神「どうやらあそこに置いてあるお棺みたいですね?」
兄「ごくり」
近所のおばさん1「こんなになっちゃて可哀そうに」
近所のおばさん2「お顔はこんなに綺麗なのにねえ」
母「…兄君?今日と明日はここでお泊りして、明後日お家に帰れるからね?」
死神「見ないんですか?」
兄「お…おう、み、見てやるよ」
妹「お兄ちゃん…」
兄「あ…寝てる…これ俺?」
死神「はいそうですよ」
兄「あー…薄目開いてる」
死神「そうですね」
兄「口も半開きになってるし」
死神「そうですね」
兄「これは…もう無理っぽい」
死神「そうですね」
兄「……」
死神「はいそうですよ」
兄「あー…薄目開いてる」
死神「そうですね」
兄「口も半開きになってるし」
死神「そうですね」
兄「これは…もう無理っぽい」
死神「そうですね」
兄「……」
死神「あのう、何か思い出しました?」
兄「これといって何も…」
死神「そうですか」
兄「……」
兄「……う?」
死神「どうしました?」
兄「い…今、なにかちらっと見えた気がしたんだけど?」
死神「何が見えました?」
兄「これといって何も…」
死神「そうですか」
兄「……」
兄「……う?」
死神「どうしました?」
兄「い…今、なにかちらっと見えた気がしたんだけど?」
死神「何が見えました?」
兄「あれは…?…白いワゴン車…?横断歩道……」
死神「横断歩道で?」
兄「青信号…、倒れた三輪車…、小さい女の子…、抱きかかえて…」
死神「……」
兄「目の前に…飛ばされて…衝撃が…」
死神「急がなくて良いですよ?」
兄「なにこれ?これってホントに起こったこと?」
死神「思い出しましたか?」
死神「横断歩道で?」
兄「青信号…、倒れた三輪車…、小さい女の子…、抱きかかえて…」
死神「……」
兄「目の前に…飛ばされて…衝撃が…」
死神「急がなくて良いですよ?」
兄「なにこれ?これってホントに起こったこと?」
死神「思い出しましたか?」
兄「思い出したっていうか、イメージがあたまに思い浮かんできて…」
死神「どんなイメージですか?」
兄「俺が、横断歩道で倒れてる三輪車を見つけるんだ」
死神「…それで?」
兄「三輪車のすぐそばには…小さい女の子が倒れてて」
兄「そこって見通しがすっごく悪いんだよ」
兄「右折してきた白いワゴン車が女の子を撥ねそうになって」
兄「俺は急いで飛び出したんだ」
兄「でも、イメージはそこから途切れ途切れになってて…」
死神「思い出したみたいですね」
兄「え?」
死神「あなたの…死因です」
死神「どんなイメージですか?」
兄「俺が、横断歩道で倒れてる三輪車を見つけるんだ」
死神「…それで?」
兄「三輪車のすぐそばには…小さい女の子が倒れてて」
兄「そこって見通しがすっごく悪いんだよ」
兄「右折してきた白いワゴン車が女の子を撥ねそうになって」
兄「俺は急いで飛び出したんだ」
兄「でも、イメージはそこから途切れ途切れになってて…」
死神「思い出したみたいですね」
兄「え?」
死神「あなたの…死因です」
兄「死因?それが俺の死因…」
死神「交通事故…、全身打撲…複雑骨折に内臓破裂…、ほぼ即死だったみたいですね」
兄「…」
死神「どうですか?」
兄「い…いやあ、あのう、お、俺!手なんかこんなに振っちゃえるほど、すっごい元気なんですけど?」ブンブンブン!
死神「……」
兄「みて!俺!何にもできないけどこんなに元気!」クイックイッ
妹「うぅう、お兄ちゃん…」
死神「何の踊りかは、さっぱりわかりませんが、もう少し時間がかかりそうですね…」
死神「交通事故…、全身打撲…複雑骨折に内臓破裂…、ほぼ即死だったみたいですね」
兄「…」
死神「どうですか?」
兄「い…いやあ、あのう、お、俺!手なんかこんなに振っちゃえるほど、すっごい元気なんですけど?」ブンブンブン!
死神「……」
兄「みて!俺!何にもできないけどこんなに元気!」クイックイッ
妹「うぅう、お兄ちゃん…」
死神「何の踊りかは、さっぱりわかりませんが、もう少し時間がかかりそうですね…」
女「兄君!!??」
兄「…女さん?」
死神「誰?彼女さん?」
兄「……いんや、ただの同じクラスのコ。あんまりっつーか、ほとんど話したこともないっス…」
死神「そうですか」
兄「つーか、俺、彼女いないっス…」
死神「そうですか」
兄「…女さん?」
死神「誰?彼女さん?」
兄「……いんや、ただの同じクラスのコ。あんまりっつーか、ほとんど話したこともないっス…」
死神「そうですか」
兄「つーか、俺、彼女いないっス…」
死神「そうですか」
女「嘘…」
母「あなたは?」
妹「……」
女「あ、あの、私、兄君と同じクラスの…」
母「そうですか…」
女「兄君のお母さんですか?」
母「はい、あの…お顔見てあげて?あのコも喜ぶわ?」
女「はい…」
兄「いやあ、こんな薄目開けて、口なんて半開きだから、嬉しいかどうかは微妙かも…」
母「あなたは?」
妹「……」
女「あ、あの、私、兄君と同じクラスの…」
母「そうですか…」
女「兄君のお母さんですか?」
母「はい、あの…お顔見てあげて?あのコも喜ぶわ?」
女「はい…」
兄「いやあ、こんな薄目開けて、口なんて半開きだから、嬉しいかどうかは微妙かも…」
女「……」
女「……うぅうう…」
女「ううううぅううう、ぐず…うううえええ」
兄「…女さん?」
女「聞いたよ?兄君、小さい女の子庇って酷い目に遭っちゃったんだよね?」
母「このコったら無理しちゃって」
妹「お兄ちゃん、馬鹿だよ」
兄「お前ら無理とか馬鹿とか好き放題言いやがって」
女「……うぅうう…」
女「ううううぅううう、ぐず…うううえええ」
兄「…女さん?」
女「聞いたよ?兄君、小さい女の子庇って酷い目に遭っちゃったんだよね?」
母「このコったら無理しちゃって」
妹「お兄ちゃん、馬鹿だよ」
兄「お前ら無理とか馬鹿とか好き放題言いやがって」
女「知ってる?その助かった女の子って、…………私の、妹なんだよ?」
母「え?」
妹「え?」
兄「え?」
女「あなたは…妹の命の恩人」
母「……」
妹「……」
兄「…マジで?」
母「え?」
妹「え?」
兄「え?」
女「あなたは…妹の命の恩人」
母「……」
妹「……」
兄「…マジで?」
女「ごめんなさい、本当にごめんなさい…、妹まだ入院してて、ここには来れなかったけど」
妹「あのう、ひょっとして、お兄ちゃんの彼女さん?!」
女「え、え?!あ、あの、あの、…その…私…まだ…何も言ってない…言ってなかった……のに…ううぅ…」
妹「あ…」
母「…帰って下さい」
女「…え?」
妹「ママ?」
母「もう帰って下さい!」
兄「母さん?」
妹「あのう、ひょっとして、お兄ちゃんの彼女さん?!」
女「え、え?!あ、あの、あの、…その…私…まだ…何も言ってない…言ってなかった……のに…ううぅ…」
妹「あ…」
母「…帰って下さい」
女「…え?」
妹「ママ?」
母「もう帰って下さい!」
兄「母さん?」
母「あなたの家族が原因でうちの息子が死んだんですよ!?」
女「……」
妹「ママ、それ違?ひき逃げって警察の人言ってたじゃん!犯人まだ捕まってないって」
兄「そうですか、ひき逃げだったんですか」
母「でも今日はもう無理なの!あの人が残してくれた兄君を…!!悪いけど女さん、今日はもう帰って!」
妹「ママ…」
兄「母さんどうしたの?ちょっと言いすぎだよ?」
女「はい…すみません…ううう。ごめんなさい…ごめんなさい…」ダッ
妹「あ」
兄「あっ!女さん!」
女「……」
妹「ママ、それ違?ひき逃げって警察の人言ってたじゃん!犯人まだ捕まってないって」
兄「そうですか、ひき逃げだったんですか」
母「でも今日はもう無理なの!あの人が残してくれた兄君を…!!悪いけど女さん、今日はもう帰って!」
妹「ママ…」
兄「母さんどうしたの?ちょっと言いすぎだよ?」
女「はい…すみません…ううう。ごめんなさい…ごめんなさい…」ダッ
妹「あ」
兄「あっ!女さん!」
――メモリアルホール 玄関
女「ごめんなさい!ごめんなさい!兄君…ごめんなさい!許して!許して!ぐず、えぐ、えぐ…」
兄「女さん…」
女「なんで…こんな…うぅううう、やだよう…」
兄「……」
女「えぐ…ひぐ…うぅう、私まだ、兄君に…好きだって…言ってなかった…のに…なんで…こんな…」
兄「…!!?」
女「こんなの無いよう……ごめんなさい…ごめんなさい…ごめんなさい…ありがとう…ごめんなさい……」
兄「……なあ、死神」
死神「なんでしょう?」
兄「もう、どうにもならないのか?」
死神「はい、もうどうにもならないですね」
兄「……」
女「ごめんなさい!ごめんなさい!兄君…ごめんなさい!許して!許して!ぐず、えぐ、えぐ…」
兄「女さん…」
女「なんで…こんな…うぅううう、やだよう…」
兄「……」
女「えぐ…ひぐ…うぅう、私まだ、兄君に…好きだって…言ってなかった…のに…なんで…こんな…」
兄「…!!?」
女「こんなの無いよう……ごめんなさい…ごめんなさい…ごめんなさい…ありがとう…ごめんなさい……」
兄「……なあ、死神」
死神「なんでしょう?」
兄「もう、どうにもならないのか?」
死神「はい、もうどうにもならないですね」
兄「……」
死神「記憶がだいぶ戻ってきてるみたいですから昇天したいときにはいつでも言って下さいね?」
兄「……」
女「うぅううううう…………」
兄「もう見てるだけしかできないのかな?」
死神「はい、じゃあもう昇天しますか?」
兄「ちょっと待ってくれ」
死神「え?」
兄「俺、ひき逃げだったそうだな」
死神「はい」
兄「犯人まだ捕まってないって言ってたよな」
死神「はい」
兄「俺、犯人を知りたい」
死神「……」
兄「……」
女「うぅううううう…………」
兄「もう見てるだけしかできないのかな?」
死神「はい、じゃあもう昇天しますか?」
兄「ちょっと待ってくれ」
死神「え?」
兄「俺、ひき逃げだったそうだな」
死神「はい」
兄「犯人まだ捕まってないって言ってたよな」
死神「はい」
兄「俺、犯人を知りたい」
死神「……」
兄「こんなのやりきれないよ、俺のせいで、なんで女さんがこんな目に!」
死神「…知ってどうしますか?」
兄「え?」
死神「あなたが、もし犯人を知ったとして、あなたに何ができますか?」
兄「それは…」
死神「事故のことは警察が捜査中です。あなたにはこれ以上することは何もないんですよ?」
兄「何もないって、…あの、俺、当事者なんですけど?」
死神「…知ってどうしますか?」
兄「え?」
死神「あなたが、もし犯人を知ったとして、あなたに何ができますか?」
兄「それは…」
死神「事故のことは警察が捜査中です。あなたにはこれ以上することは何もないんですよ?」
兄「何もないって、…あの、俺、当事者なんですけど?」
死神「それに、このまま、あなたをこの世に放置しておくと、…高い確率で悪霊になります」
兄「え?」
死神「不慮の死を遂げたモノや、自分の死を受け入れられないモノが、この世にずっと留まり続けると、
自ら意図するしないに関わらず、良心は次第に消え去り、良くない思念のみが際限なく膨らみ、やがて悪い流れを作ります」
兄「……でも!」
死神「……わかりました。あたしのお姉ちゃんの仕事が明日のお昼過ぎに終わる予定なので、それまで待ちます」
兄「ありがとう…」
兄「え?」
死神「不慮の死を遂げたモノや、自分の死を受け入れられないモノが、この世にずっと留まり続けると、
自ら意図するしないに関わらず、良心は次第に消え去り、良くない思念のみが際限なく膨らみ、やがて悪い流れを作ります」
兄「……でも!」
死神「……わかりました。あたしのお姉ちゃんの仕事が明日のお昼過ぎに終わる予定なので、それまで待ちます」
兄「ありがとう…」
?「ホントに、あいっ変わらず、甘いコだねえ」
兄「??????」
死神「あ、お姉ちゃん」
兄「い!???」
フワッ
?「どうだい人間、少しは自分の状況ってヤツを理解できたかい?」
兄「な、なななな」(何もないところから、黒マントの裸幼女がもう一人現れたぞ!?)
死神「うん、お姉ちゃん、自分の死因は理解できたみたい」
兄「お姉ちゃん…って、あ!さっきのあのコか」
死神姉「そうかい」
兄「……」(うむ、見事な割れ目だ。割れ目が2つ並んでいることについては、あまり突っ込まないようにしよう)
兄「??????」
死神「あ、お姉ちゃん」
兄「い!???」
フワッ
?「どうだい人間、少しは自分の状況ってヤツを理解できたかい?」
兄「な、なななな」(何もないところから、黒マントの裸幼女がもう一人現れたぞ!?)
死神「うん、お姉ちゃん、自分の死因は理解できたみたい」
兄「お姉ちゃん…って、あ!さっきのあのコか」
死神姉「そうかい」
兄「……」(うむ、見事な割れ目だ。割れ目が2つ並んでいることについては、あまり突っ込まないようにしよう)
もしかしてくらったか?w
もしそうだったら助言遅れてスマソw
20分以上たったらいけるかもだからそっから5分おき位に投下すればさるにはならないはず。
ほ
もしそうだったら助言遅れてスマソw
20分以上たったらいけるかもだからそっから5分おき位に投下すればさるにはならないはず。
ほ
>>87-88気をつける
死神姉「だったら、さっさとそいつの"えにし"を断ち切って連れてっちまいなよ」
ザキンッ
兄「ひい、喉に!か、鎌ッ!?」
死神「ああ、待ってよお姉ちゃん、その人と約束したんだよ。明日のお昼…お姉ちゃんの仕事が終わるまで待つって」
死神姉「ふん!まだるっこしいねえ」
ガシャコ…
兄「ふう…」
死神「そいえば、お姉ちゃんの担当の人って…」
死神姉「ああ、そこの女だよ」
兄「…え?」
死神姉「その女はな、てめえの妹がてめえの好きな野郎を殺した要因になってるって、とち狂って飛び降りちまうんだよ。明日の昼」
兄「な!!!??」
死神姉「だったら、さっさとそいつの"えにし"を断ち切って連れてっちまいなよ」
ザキンッ
兄「ひい、喉に!か、鎌ッ!?」
死神「ああ、待ってよお姉ちゃん、その人と約束したんだよ。明日のお昼…お姉ちゃんの仕事が終わるまで待つって」
死神姉「ふん!まだるっこしいねえ」
ガシャコ…
兄「ふう…」
死神「そいえば、お姉ちゃんの担当の人って…」
死神姉「ああ、そこの女だよ」
兄「…え?」
死神姉「その女はな、てめえの妹がてめえの好きな野郎を殺した要因になってるって、とち狂って飛び降りちまうんだよ。明日の昼」
兄「な!!!??」
死神姉「まったく、馬鹿な女さ。てめえ勝手に命を絶った輩が、楽に天国に行けるわけねえっつーの」
死神「お、お姉ちゃん…」
兄「なんだよそれ…」
死神姉「死んで一緒になれるとーか、どんだけメルヘンなんだよ。バカじゃね?」
兄「……」
死神「あ、あの」
兄「うるせえ!死神!」
死神「ひっ?!」ビクゥ
死神姉「なんだコラ?やんのかボケが」ギロッ
死神「お、お姉ちゃん…」
兄「なんだよそれ…」
死神姉「死んで一緒になれるとーか、どんだけメルヘンなんだよ。バカじゃね?」
兄「……」
死神「あ、あの」
兄「うるせえ!死神!」
死神「ひっ?!」ビクゥ
死神姉「なんだコラ?やんのかボケが」ギロッ
>>60 探偵じゃないけど…
兄「俺が犯人突き止めてやる!」
死神姉「…あ?」
死神「…あの」
兄「だって、こんなのないよ!」
死神姉「だから!無理なんだよ。運命ってヤツさ。もうどうしようもねえよ」
死神「……」
兄「…これが運命っていうのなら…こんな運命俺が変えてやるよ」
死神姉「死人に何ができるんだよ?バーカ」
兄「おい!死神、俺が事故に遭った場所って分かるか!?」
死神「は、はい」
兄「俺を連れてけ!」
死神「あの…はい…」
死神姉「ったく、タイムリミットは明日の正午だからな、忘れんなよ!」
兄「俺が犯人突き止めてやる!」
死神姉「…あ?」
死神「…あの」
兄「だって、こんなのないよ!」
死神姉「だから!無理なんだよ。運命ってヤツさ。もうどうしようもねえよ」
死神「……」
兄「…これが運命っていうのなら…こんな運命俺が変えてやるよ」
死神姉「死人に何ができるんだよ?バーカ」
兄「おい!死神、俺が事故に遭った場所って分かるか!?」
死神「は、はい」
兄「俺を連れてけ!」
死神「あの…はい…」
死神姉「ったく、タイムリミットは明日の正午だからな、忘れんなよ!」
――事故現場
兄「今何時かな?もうすっかり暗くなっちまったな」
死神「そうですね」
兄「あ…花が飾ってある」
死神「そうですね」
兄「そういえばさ、こういう交通事故の場合の仮通夜って、普通、病院とかででやるんじゃなかったっけ?」
死神「そうですね」
兄「……なあ」
死神「そうですね」
兄「……」
死神「そうですね」
兄「…この暗がりでも割れ目はバッチリ見えてるから、パンツぐらい穿けよ。バーカ」
死神「な!馬鹿って何よ?馬鹿って!」
兄「なんだ聞こえてんじゃん」
兄「今何時かな?もうすっかり暗くなっちまったな」
死神「そうですね」
兄「あ…花が飾ってある」
死神「そうですね」
兄「そういえばさ、こういう交通事故の場合の仮通夜って、普通、病院とかででやるんじゃなかったっけ?」
死神「そうですね」
兄「……なあ」
死神「そうですね」
兄「……」
死神「そうですね」
兄「…この暗がりでも割れ目はバッチリ見えてるから、パンツぐらい穿けよ。バーカ」
死神「な!馬鹿って何よ?馬鹿って!」
兄「なんだ聞こえてんじゃん」
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