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【20××.3.22 19:00】
女『今日はちょっとしたハプニングが』
男「おお、いきなりどうした」
女『町に着いた途端ガス欠になったんですよ』
男「あ、はは、遠いしなあ」
女『ガソリンスタンドを探すのに手間取って、あんまり満足にお買い物できませんでした』
男「あーあ」
女『ていうか、バイクって重いんですね』
男「ずっと押してるとそう思うよな」
男「乗ってるだけだと気づかないもんだ」
女『今日はちょっとしたハプニングが』
男「おお、いきなりどうした」
女『町に着いた途端ガス欠になったんですよ』
男「あ、はは、遠いしなあ」
女『ガソリンスタンドを探すのに手間取って、あんまり満足にお買い物できませんでした』
男「あーあ」
女『ていうか、バイクって重いんですね』
男「ずっと押してるとそう思うよな」
男「乗ってるだけだと気づかないもんだ」
女『でも、良い発見もあったんです』
女『町への一本道、途中に桜並木道があるんですよ!!』
女『ちょっとだけ、咲き始めてましたよ!!』
女『満開がすっごい楽しみです!!』
男「へえー」
女『あなたも、満開の頃にぜひ見に行ってみてくださいね』
男「いいな、それ」
女『絶対ですよ!!』
男「はいはい」
女『町への一本道、途中に桜並木道があるんですよ!!』
女『ちょっとだけ、咲き始めてましたよ!!』
女『満開がすっごい楽しみです!!』
男「へえー」
女『あなたも、満開の頃にぜひ見に行ってみてくださいね』
男「いいな、それ」
女『絶対ですよ!!』
男「はいはい」
女『あなたがどんな人なのか、興味があります』
男「お」
女『何歳くらいかな』
女『男の人かな、女の人かな』
女『どんなお仕事してるのかな』
女『ってね』
男「おれは…20代のしがない小説書きだよ」
女『当ててみましょうか』
男「はは、やってみな」
女『小説家の人でしょう』
男「!!」
男「お」
女『何歳くらいかな』
女『男の人かな、女の人かな』
女『どんなお仕事してるのかな』
女『ってね』
男「おれは…20代のしがない小説書きだよ」
女『当ててみましょうか』
男「はは、やってみな」
女『小説家の人でしょう』
男「!!」
女『はは、びっくりしましたか??』
男「う、うお、え」
男「嘘だろ」
女『なーんて』
男「は??」
女『当てずっぽうじゃないですよ』
女『不動産屋さんに、聞いてたんです、次に住む人のこと』
男「な、なんだ、驚いたわ、くそ」
男「う、うお、え」
男「嘘だろ」
女『なーんて』
男「は??」
女『当てずっぽうじゃないですよ』
女『不動産屋さんに、聞いてたんです、次に住む人のこと』
男「な、なんだ、驚いたわ、くそ」
女『まあ詳しいことはもちろん聞いてませんけどね』
男「プライバシーというものがあるからな」
女『いいな、私も小説好きなんです』
男「へえ、そりゃあいいことだ」
女『私の知ってる作家さんだったりして』
男「ないない、超無名だから」
男「ていうか去年の今頃だと一冊しか書いてないから」
女『想像すると楽しいですよね』
女『名前、言っちゃダメですよ』
男「言っても聞こえねーだろ」
男「プライバシーというものがあるからな」
女『いいな、私も小説好きなんです』
男「へえ、そりゃあいいことだ」
女『私の知ってる作家さんだったりして』
男「ないない、超無名だから」
男「ていうか去年の今頃だと一冊しか書いてないから」
女『想像すると楽しいですよね』
女『名前、言っちゃダメですよ』
男「言っても聞こえねーだろ」
女『じゃあ、今日はこの辺で』
男「おう」
女『あ、歳が近いってこともチラッと聞いたんで、明日から、敬語やめようと思います』
男「不動産屋の親父…口軽くねえ??」
女『なんか敬語だと、堅苦しくて…』
女『じゃあ、また明日』
男「ふぅ…やれやれ」
ガチャリ
男「あと2本か」
男「一気に聞いちまうかなあ」
男「おう」
女『あ、歳が近いってこともチラッと聞いたんで、明日から、敬語やめようと思います』
男「不動産屋の親父…口軽くねえ??」
女『なんか敬語だと、堅苦しくて…』
女『じゃあ、また明日』
男「ふぅ…やれやれ」
ガチャリ
男「あと2本か」
男「一気に聞いちまうかなあ」
【20××.3.23 20:00】
女『こんばんは』
男「はい、こんばんは」
男「こっちはまだ夕方ですが」
女『さっきお料理失敗して、家の中が焦げくさいの』
男「なにやってんだ」
女『いやあ、油断した』
男「なに作ってたんだよ」
女『ロールキャベツって、簡単だと思ってたんだけどなあ』
男「ロールキャベツ焦がせるって、それすごくね??才能??」
女『こんばんは』
男「はい、こんばんは」
男「こっちはまだ夕方ですが」
女『さっきお料理失敗して、家の中が焦げくさいの』
男「なにやってんだ」
女『いやあ、油断した』
男「なに作ってたんだよ」
女『ロールキャベツって、簡単だと思ってたんだけどなあ』
男「ロールキャベツ焦がせるって、それすごくね??才能??」
女『今日は仕事始めだったんだけど、そっちの方は、まあ無事終了!!』
男「おお、もう始まったのか」
女『優しい先輩がいてくれて、色々と教えてくれたの』
男「そりゃあ、よかった」
女『私、偏頭痛持ちで心配だったんだけど、ここのところ調子もいいみたい』
女『一回痛くなり始めると、大変なの』
男「へえ」
男「なったことないからわからないけど、普通の頭痛よりも痛いもんなのかな」
女『あと、格好いい上司の人もいたの♪』
男「おお…ちょっと妬けるな」
男「おお、もう始まったのか」
女『優しい先輩がいてくれて、色々と教えてくれたの』
男「そりゃあ、よかった」
女『私、偏頭痛持ちで心配だったんだけど、ここのところ調子もいいみたい』
女『一回痛くなり始めると、大変なの』
男「へえ」
男「なったことないからわからないけど、普通の頭痛よりも痛いもんなのかな」
女『あと、格好いい上司の人もいたの♪』
男「おお…ちょっと妬けるな」
【20××.3.24 19:00】
女『やっほー』
男「お、テンション高いな」
女『今日も快調ー』
女『先輩も格好いいしー』
女『マキさんも優しいしー』
男「はは、順調だね」
男「おれも明日からそうなるといいんだけど…」
女『今週の金曜日に歓迎会してくれるっていうから、楽しみ!!』
男「おお、いいじゃん」
男「おれも酒飲みたくなってきたな…」
女『うふふ』
男「ビールでも開けるか」
女『やっほー』
男「お、テンション高いな」
女『今日も快調ー』
女『先輩も格好いいしー』
女『マキさんも優しいしー』
男「はは、順調だね」
男「おれも明日からそうなるといいんだけど…」
女『今週の金曜日に歓迎会してくれるっていうから、楽しみ!!』
男「おお、いいじゃん」
男「おれも酒飲みたくなってきたな…」
女『うふふ』
男「ビールでも開けるか」
プシッ
ゴクゴク
男「っくぁー!!うめえ」
男「さ、続き続き」
カチャリ
女『始めてまだ少しだけど、私のことばっかり話してるね』
男「ふぅ…」
男「そりゃ、まあ、君のテープだし」
女『あなたの話も聞きたいな』
ゴクゴク
男「っくぁー!!うめえ」
男「さ、続き続き」
カチャリ
女『始めてまだ少しだけど、私のことばっかり話してるね』
男「ふぅ…」
男「そりゃ、まあ、君のテープだし」
女『あなたの話も聞きたいな』
男「あなたの話もって…」
男「聞こえるのか??」
女『聞こえるよ』
男「…」
男「え??」
女『多分』
男「…」
女『聞こえたら、いいな、ってね!!』
男「ああ、そういうことか」
男「時々シンクロして、びっくりするわ」
男「聞こえるのか??」
女『聞こえるよ』
男「…」
男「え??」
女『多分』
男「…」
女『聞こえたら、いいな、ってね!!』
男「ああ、そういうことか」
男「時々シンクロして、びっくりするわ」
女『小説は、進みそう??』
男「ん、まだ取りかかってないしな」
男「これから、これから」
女『どんな小説が好きなの??』
男「ん、読むなら推理小説かな」
男「おれが書いてるのはちょっと違うけど」
女『私はね、ミステリーが好き』
女『ちょっとした日常のおかしさとか、そういうの』
男「へえ」
女『本格的な推理小説は頭がこんがらがるし』
女『かといって恋愛ものもちょっとね』
男「女の子にはそっちの方が好きって子が多いんじゃないか」
女『周りの友だちは恋愛小説ばっかり進めてくるんだけどね』
男「うん、だろうね」
男「ん、まだ取りかかってないしな」
男「これから、これから」
女『どんな小説が好きなの??』
男「ん、読むなら推理小説かな」
男「おれが書いてるのはちょっと違うけど」
女『私はね、ミステリーが好き』
女『ちょっとした日常のおかしさとか、そういうの』
男「へえ」
女『本格的な推理小説は頭がこんがらがるし』
女『かといって恋愛ものもちょっとね』
男「女の子にはそっちの方が好きって子が多いんじゃないか」
女『周りの友だちは恋愛小説ばっかり進めてくるんだけどね』
男「うん、だろうね」
男「気分転換しながら、まあゆっくり書いていくさ」
男「君が好きそうな小説も、いつか書けたらいいな」
女『楽しみにしてるよ』
女『あなたの小説を、読む日を』
男「…」
女『うふふ』
男「はは」
女『ジャンルが違いすぎたら、どうしようって思うけど』
男「ホラーとか??」
女『ホラーとか、ね』
男「はは」
男「君が好きそうな小説も、いつか書けたらいいな」
女『楽しみにしてるよ』
女『あなたの小説を、読む日を』
男「…」
女『うふふ』
男「はは」
女『ジャンルが違いすぎたら、どうしようって思うけど』
男「ホラーとか??」
女『ホラーとか、ね』
男「はは」
女『じゃあ、また明日』
男「ん、おやすみ」
女『おやすみ、またね』
ガチャリ
男「次は明日か…」
男「明日は何時だろ」
カチャカチャ
男「夜か…」
男「…」
男「とりあえず、飯作るか」
男「ん、おやすみ」
女『おやすみ、またね』
ガチャリ
男「次は明日か…」
男「明日は何時だろ」
カチャカチャ
男「夜か…」
男「…」
男「とりあえず、飯作るか」
【20××.3.25 22:30】
女『ごめんね、今日はちょっと遅くなったわ』
女『仕事は早く帰れたんだけど…』
男「ん??」
女『頭痛が出ちゃってね、仕事にならなかったんだ』
男「おいおい大丈夫か」
女『心配してくれてる??』
男「ん、まあ、な」
女『ありがと』
男「はは」
男「じゃあ今日はゆっくり休みなよ」
女『薬がまだ残ってるから平気よ』
女『ちょっとボーっとしちゃうけどね』
女『ごめんね、今日はちょっと遅くなったわ』
女『仕事は早く帰れたんだけど…』
男「ん??」
女『頭痛が出ちゃってね、仕事にならなかったんだ』
男「おいおい大丈夫か」
女『心配してくれてる??』
男「ん、まあ、な」
女『ありがと』
男「はは」
男「じゃあ今日はゆっくり休みなよ」
女『薬がまだ残ってるから平気よ』
女『ちょっとボーっとしちゃうけどね』
女『私の頭痛はいきなりガッときて、何ごともなかったようにすっと治まるの』
男「へえ、大変だな」
女『薬がなくなる前に、町でいいお医者さんを見つけなきゃね』
男「…」
女『ま、大丈夫、大丈夫』
女『明日にはきっとケロッとしてるんだから』
男「そうだといいな」
女『明日は歓迎会もあるんだから、絶対行かなくちゃ』
男「無理すんなよー」
男「へえ、大変だな」
女『薬がなくなる前に、町でいいお医者さんを見つけなきゃね』
男「…」
女『ま、大丈夫、大丈夫』
女『明日にはきっとケロッとしてるんだから』
男「そうだといいな」
女『明日は歓迎会もあるんだから、絶対行かなくちゃ』
男「無理すんなよー」
【20××.3.26 23:00】
女『今日は快調でありました!!』
男「おう、えらく遅かったな、今日は」
女『先輩に送ってもらっちゃったーうふふ』
男「こんな場所までかよ」
男「先輩、ご苦労さんですね」
女『隣の席でーいっぱい喋ったのーいえー』
男「酔っ払ってるなあ」
男「ていうか、この状態でよく録音できてるなwww」
女『いえー』
女『今日は快調でありました!!』
男「おう、えらく遅かったな、今日は」
女『先輩に送ってもらっちゃったーうふふ』
男「こんな場所までかよ」
男「先輩、ご苦労さんですね」
女『隣の席でーいっぱい喋ったのーいえー』
男「酔っ払ってるなあ」
男「ていうか、この状態でよく録音できてるなwww」
女『いえー』
女『ワイン美味しかったー』
男「ワインかーおれは苦手なんだよなあ」
女『あとねえ、上司の人が飲んでた熱燗もちょっともらったの』
男「ああ、アレも無理だわ」
女『あとねえ、ビールも飲んだし、梅酒も美味しかったよう』
男「そんなに色々飲んで大丈夫かよ…」
女『うーん、ちょっと眠い』
男「早く寝なさい」
女『あははははは!!』
男「いきなりハイになるな!!」
男「ワインかーおれは苦手なんだよなあ」
女『あとねえ、上司の人が飲んでた熱燗もちょっともらったの』
男「ああ、アレも無理だわ」
女『あとねえ、ビールも飲んだし、梅酒も美味しかったよう』
男「そんなに色々飲んで大丈夫かよ…」
女『うーん、ちょっと眠い』
男「早く寝なさい」
女『あははははは!!』
男「いきなりハイになるな!!」
男「…」
女『…』
男「ん??」
女『ちょ、気持ち悪い…』
男「え」
女『お、おえ』
男「おいおいおいおい」
女『おえろろろろろろろろ』
男「ぎゃああああああああ」
女『あうー』
男「おいおいおいおい、大丈夫かよ」
女『…おやすみ…』
男「片付けろよ…」
男「ていうか撮りなおせよ…」
女『…』
男「ん??」
女『ちょ、気持ち悪い…』
男「え」
女『お、おえ』
男「おいおいおいおい」
女『おえろろろろろろろろ』
男「ぎゃああああああああ」
女『あうー』
男「おいおいおいおい、大丈夫かよ」
女『…おやすみ…』
男「片付けろよ…」
男「ていうか撮りなおせよ…」
【20××.3.27 11:00】
女『おはよう』
男「ん、おはよう」
男「珍しく早いな」
女『昨日、私、なに喋ってたのかな』
男「覚えてないのか」
女『床も、その、汚れてた、し…』
男「あー」
女『あ、あはは』
女『ごめんね』
男「謝らなくてもいいけど」
女『うう』
女『おはよう』
男「ん、おはよう」
男「珍しく早いな」
女『昨日、私、なに喋ってたのかな』
男「覚えてないのか」
女『床も、その、汚れてた、し…』
男「あー」
女『あ、あはは』
女『ごめんね』
男「謝らなくてもいいけど」
女『うう』
男「あんまり酒飲んだことないのか??」
女『お酒、そんなに強くないの』
男「それなのにいっぱい飲むから」
女『それなのに昨日は飲みすぎちゃった…』
男「しかもチャンポンで」
女『もうしばらく先輩の前では飲まないことにする』
男「そうしな」
女『ああーなんか失礼なこと言わなかったかなー』
男「んーどうだろ」
女『あああ~』
女『お酒、そんなに強くないの』
男「それなのにいっぱい飲むから」
女『それなのに昨日は飲みすぎちゃった…』
男「しかもチャンポンで」
女『もうしばらく先輩の前では飲まないことにする』
男「そうしな」
女『ああーなんか失礼なこと言わなかったかなー』
男「んーどうだろ」
女『あああ~』
…
男「ははは」
女『うふふ』
女『はあ、なんか色々喋ったら、すっきりしちゃった』
男「昨日吐いてるからじゃね??」
女『ありがとう』
男「おれはなにもしてねえよ」
女『じゃ、またね』
男「おう、またな」
ガチャリ
男「ふふふ…」
男「さて、明日のは何時かなっと」
ゴソゴソ
男「ははは」
女『うふふ』
女『はあ、なんか色々喋ったら、すっきりしちゃった』
男「昨日吐いてるからじゃね??」
女『ありがとう』
男「おれはなにもしてねえよ」
女『じゃ、またね』
男「おう、またな」
ガチャリ
男「ふふふ…」
男「さて、明日のは何時かなっと」
ゴソゴソ
―20××.3.28―
男「ふああ~」
男「眠いな」
男「つうか筆が進まねえ」
男「あ~あ」
編集「あ、あの」
男「おぅわあ!!」
編集「す、すみません」
編集「何回もチャイム鳴らしたんですけどお出にならないものだから…」
男「あ、ああ、今日、来る日でしたっけ」
編集「ええ、お久しぶりですね」
男「そうですね」
男「ふああ~」
男「眠いな」
男「つうか筆が進まねえ」
男「あ~あ」
編集「あ、あの」
男「おぅわあ!!」
編集「す、すみません」
編集「何回もチャイム鳴らしたんですけどお出にならないものだから…」
男「あ、ああ、今日、来る日でしたっけ」
編集「ええ、お久しぶりですね」
男「そうですね」
男「コーヒーとか、どうです??」
編集「あ、いただきます♪」
男「まあインスタントですけどね」
編集「うふふ」
編集「この辺、お店も家も少ないようですけど…不便じゃありません??」
男「はは、まあ、たまーに町に出て買い物するのも楽しいものですよ」
編集「へえ~」
男「まあ男一匹、気ままなもんです」
編集「結婚はされないんですか??」
男「予定がないもんでwww」
編集「そ、そうですか」
編集「あ、いただきます♪」
男「まあインスタントですけどね」
編集「うふふ」
編集「この辺、お店も家も少ないようですけど…不便じゃありません??」
男「はは、まあ、たまーに町に出て買い物するのも楽しいものですよ」
編集「へえ~」
男「まあ男一匹、気ままなもんです」
編集「結婚はされないんですか??」
男「予定がないもんでwww」
編集「そ、そうですか」
編集「新作、売り上げが少しずつ伸びてます」
男「え、本当に」
編集「ええ、口コミから広がって。発行部数増やそうと上に掛け合ってるところです」
男「うわ、うわ、嬉しいな」
男「君がいつもかけまわってくれるおかげで、僕は小説で食べていけるんです」
男「ほんと、いつも、ありがとう」
編集「い、いえ、そんな…」
編集「先生の作品にもともと魅力があるからですよ」
男「いやいや、そんなことないって」
男「え、本当に」
編集「ええ、口コミから広がって。発行部数増やそうと上に掛け合ってるところです」
男「うわ、うわ、嬉しいな」
男「君がいつもかけまわってくれるおかげで、僕は小説で食べていけるんです」
男「ほんと、いつも、ありがとう」
編集「い、いえ、そんな…」
編集「先生の作品にもともと魅力があるからですよ」
男「いやいや、そんなことないって」
編集「それで、次の作品にも注目が集まっているんですが…」
男「あ、ああ、そうだよね」
男「今あんまり進んでなくて、ね」
編集「そうですか…」
編集「でも、いい環境じゃないですか」
編集「きっといいインスピレーションが湧いてきますよ」
男「うん、そうだといいね」
編集「で、雑誌の方での読者の反響なんですが…」
…
男「あ、ああ、そうだよね」
男「今あんまり進んでなくて、ね」
編集「そうですか…」
編集「でも、いい環境じゃないですか」
編集「きっといいインスピレーションが湧いてきますよ」
男「うん、そうだといいね」
編集「で、雑誌の方での読者の反響なんですが…」
…
編集「で、ここの数字を…」
男「うん」ソワソワ
編集「あれ、どうしました??」
男「あ、いや、別に」ソワソワ
編集「はあ…」
男「あとやっとく事は、これだけですか」
編集「あ、そうですね」
編集「また来週あたり、取りに来させてもらいます」
男「ああ、はい、よろしくお願いします」
編集「それじゃ、そろそろ帰りますね」
編集「長居して申し訳ありませんでした」
男「いやいや、そんなことないですよ」
編集「では、失礼します」
男「うん」ソワソワ
編集「あれ、どうしました??」
男「あ、いや、別に」ソワソワ
編集「はあ…」
男「あとやっとく事は、これだけですか」
編集「あ、そうですね」
編集「また来週あたり、取りに来させてもらいます」
男「ああ、はい、よろしくお願いします」
編集「それじゃ、そろそろ帰りますね」
編集「長居して申し訳ありませんでした」
男「いやいや、そんなことないですよ」
編集「では、失礼します」
男「いかん、ちょっと時間が過ぎてしまった」
【20××.3.28 15:00】
女『こんにちは』
男「ほい、ちょっと遅れた、ごめん」
女『今日も町に出てみたよ』
男「ほほう」
女『いい感じの商店街を見つけたので、あなたも行ってみて』
女『お肉屋さんがサービスしてくれるし』
男「それは君だからじゃないか??」
…
女『じゃあ、またね』
ガチャリ
男「うーん」
男「知らず知らずのうちに楽しみになってしまっているな、このテープ」
【20××.3.28 15:00】
女『こんにちは』
男「ほい、ちょっと遅れた、ごめん」
女『今日も町に出てみたよ』
男「ほほう」
女『いい感じの商店街を見つけたので、あなたも行ってみて』
女『お肉屋さんがサービスしてくれるし』
男「それは君だからじゃないか??」
…
女『じゃあ、またね』
ガチャリ
男「うーん」
男「知らず知らずのうちに楽しみになってしまっているな、このテープ」
【20××.4.1 20:00】
女『…こんばんは』
男「ん、暗いな」
男「どうしたの」
女『最近頭が痛いって、言ってたじゃない』
男「あ、ああ」
女『偏頭痛だって、思ってたの』
男「??」
女『今日ね、町で大きめのお医者さんを見つけたから、帰りに寄ったの』
男「へえ」
女『…こんばんは』
男「ん、暗いな」
男「どうしたの」
女『最近頭が痛いって、言ってたじゃない』
男「あ、ああ」
女『偏頭痛だって、思ってたの』
男「??」
女『今日ね、町で大きめのお医者さんを見つけたから、帰りに寄ったの』
男「へえ」
女『また頭痛薬もらっておこうと思ったんだけど、お医者さんが変なこと言ったの』
男「あん??」
女『念のためレントゲンとっておきましょうか、って』
男「レントゲンって胸じゃねえの」
女『あ、レントゲンみたいなものを、って言ってたの』
女『MRI??そんな感じの横文字のやつね』
女『とにかく、詳しく検査した方がいいとか言われて』
男「はあ」
女『偏頭痛って、なにも映らないらしいの、本当は』
男「え」
女『でも、なにか、映ってたの、頭の中に』
男「…」
男「あん??」
女『念のためレントゲンとっておきましょうか、って』
男「レントゲンって胸じゃねえの」
女『あ、レントゲンみたいなものを、って言ってたの』
女『MRI??そんな感じの横文字のやつね』
女『とにかく、詳しく検査した方がいいとか言われて』
男「はあ」
女『偏頭痛って、なにも映らないらしいの、本当は』
男「え」
女『でも、なにか、映ってたの、頭の中に』
男「…」
女『私にはわかんないけど』
女『お医者さんも、気にするほどのものじゃありませんよ、って笑ってたけど』
男「…」
女『怖いの』
男「…」
女『頭の中にね、影があるんだよ』
女『腫瘍とか、そういうのだったらどうしようって思った』
男「…」
女『今までもらってた薬と、違うものも渡されたし』
男「…」
女『突然死んだら、どうしよう』
男「っ!!」
女『お医者さんも、気にするほどのものじゃありませんよ、って笑ってたけど』
男「…」
女『怖いの』
男「…」
女『頭の中にね、影があるんだよ』
女『腫瘍とか、そういうのだったらどうしようって思った』
男「…」
女『今までもらってた薬と、違うものも渡されたし』
男「…」
女『突然死んだら、どうしよう』
男「っ!!」
女『あなたに話しかける、この時間が、私の楽しみだったのに』
男「…」
女『今日は、ちょっと、楽しくないや、ごめんね』
男「…」
女『気にしなくていいって言われたから、気にしないことにする』
男「でも」
女『ごめんね、変な話しちゃった』
女『明日からはまた、普通のテンションで、ね』
男「…」
女『じゃあ、おやすみ、またね』
男「…」
ガチャリ
男「…」
女『今日は、ちょっと、楽しくないや、ごめんね』
男「…」
女『気にしなくていいって言われたから、気にしないことにする』
男「でも」
女『ごめんね、変な話しちゃった』
女『明日からはまた、普通のテンションで、ね』
男「…」
女『じゃあ、おやすみ、またね』
男「…」
ガチャリ
男「…」
男「いきなり、そんなこと言われたって…」
男「テープはずっと先まであるじゃないか…」
女『先のテープは、まだ聞いちゃダメですからね!!』
男「突然死んだり、しないよな、な」
男「…」
男「頼むから」
男「…」
男「はは、テープはもう止まってるってのに、誰に話しかけてるんだ、おれは」
男「寝るか…」
男「いきなり、そんなこと言われたって…」
男「テープはずっと先まであるじゃないか…」
女『先のテープは、まだ聞いちゃダメですからね!!』
男「突然死んだり、しないよな、な」
男「…」
男「頼むから」
男「…」
男「はは、テープはもう止まってるってのに、誰に話しかけてるんだ、おれは」
男「寝るか…」
【20××.4.2 19:00】
女『おいっす!!』
男「おいおい、テンション高いな」
女『今日はね、雨が降っちゃって』
男「おお」
女『春雨!!』
男「お、おお」
女『いやー30分雨にうたれながらの通勤ってのは最悪ですね!!』
男「その割には嬉しそうだな」
女『先輩が優しくココア入れてくれたし…』
女『それに、先輩のタオル借りちゃった♪』
男「ああ、それでか」
女『帰りには雨もあがってたし、30分頑張った甲斐があったわ』
男「はは」
女『おいっす!!』
男「おいおい、テンション高いな」
女『今日はね、雨が降っちゃって』
男「おお」
女『春雨!!』
男「お、おお」
女『いやー30分雨にうたれながらの通勤ってのは最悪ですね!!』
男「その割には嬉しそうだな」
女『先輩が優しくココア入れてくれたし…』
女『それに、先輩のタオル借りちゃった♪』
男「ああ、それでか」
女『帰りには雨もあがってたし、30分頑張った甲斐があったわ』
男「はは」
…
女『このテープがあなたのもとに届くまでに、1年間かかるわけじゃない??』
男「うん」
女『それって、なんだか不思議だなって、思ったの』
男「どういうこと??」
女『私の今を、あなたは1年後に同じように共有してくれるわけじゃない』
女『あなたにとっての私は過去だけど、私にとってのあなたは未来なの』
男「はあ…まあ、そういうことだな」
女『1年間だけ時空を超える、タイムカプセルなのよ、このテープは』
男「はは、幻想的だな」
女『それも10分間だけの、ね』
女『このテープがあなたのもとに届くまでに、1年間かかるわけじゃない??』
男「うん」
女『それって、なんだか不思議だなって、思ったの』
男「どういうこと??」
女『私の今を、あなたは1年後に同じように共有してくれるわけじゃない』
女『あなたにとっての私は過去だけど、私にとってのあなたは未来なの』
男「はあ…まあ、そういうことだな」
女『1年間だけ時空を超える、タイムカプセルなのよ、このテープは』
男「はは、幻想的だな」
女『それも10分間だけの、ね』
男「10分間だけ、か」
男「インスタントだな」
女『インスタント・タイムカプセルよ』
男「…」
男「お、おお」
女『素敵よね』
男「君の発案だろ??」
女『さすが私!!』
男「ははは」
男「インスタントだな」
女『インスタント・タイムカプセルよ』
男「…」
男「お、おお」
女『素敵よね』
男「君の発案だろ??」
女『さすが私!!』
男「ははは」
【20××.4.3 13:00】
女『おやすみイエーイ!!』
男「…」
女『イエーイ!!』
男「…」
女『イエーイ!!』
男「うるせえよ」
女『今日もお昼ごはんをつくるの失敗したよ!!』
男「イエーイじゃねえじゃん」
女『はっはっは、笑っとけ笑っとけ』
男「おいおい」
男「ま、元気でなによりです」
女『おやすみイエーイ!!』
男「…」
女『イエーイ!!』
男「…」
女『イエーイ!!』
男「うるせえよ」
女『今日もお昼ごはんをつくるの失敗したよ!!』
男「イエーイじゃねえじゃん」
女『はっはっは、笑っとけ笑っとけ』
男「おいおい」
男「ま、元気でなによりです」
男「今日はなにを失敗したんだよ」
女『パスタをアルデンテにしようとしたら固すぎたの』
男「…それでよく一人暮らししようと思ったな」
女『もっかい茹でたら味がなくなったの』
男「馬鹿すぎるだろ」
女『だから今日は塩パスタだったの…』
男「…」
女『…イエーイ』
男「悲しい」
女『パスタをアルデンテにしようとしたら固すぎたの』
男「…それでよく一人暮らししようと思ったな」
女『もっかい茹でたら味がなくなったの』
男「馬鹿すぎるだろ」
女『だから今日は塩パスタだったの…』
男「…」
女『…イエーイ』
男「悲しい」
【20××.4.4 15:00】
女『おやすみイエーイ!!』
男「それは昨日も聞いた」
女『あれ??聞こえないよ??』
女『イエーイ!!』
男「…イエーイ」
女『声が小さいぞー』
男「聞こえねーだろw」
女『イエーイ』
男「はいはい、イエーイ」
男「なんだこのノリは」
女『おやすみイエーイ!!』
男「それは昨日も聞いた」
女『あれ??聞こえないよ??』
女『イエーイ!!』
男「…イエーイ」
女『声が小さいぞー』
男「聞こえねーだろw」
女『イエーイ』
男「はいはい、イエーイ」
男「なんだこのノリは」
【20××.4.9 18:00】
女『今日はとても残念なお知らせがあります』
男「あん??」
女『先輩に彼女がいました…』
男「お、おう、そっか」
女『仕事をする気力が起きません』
男「…」
男「なんでそれがわかったんだ」
女『今日、思い切って、晩御飯を誘ったら、彼女と予定があるって』
男「…」
女『うう…』
男「ま、まあ、気を落とすなよ」
女『ブルー』
女『マジブルー』
女『今日はとても残念なお知らせがあります』
男「あん??」
女『先輩に彼女がいました…』
男「お、おう、そっか」
女『仕事をする気力が起きません』
男「…」
男「なんでそれがわかったんだ」
女『今日、思い切って、晩御飯を誘ったら、彼女と予定があるって』
男「…」
女『うう…』
男「ま、まあ、気を落とすなよ」
女『ブルー』
女『マジブルー』
女『マジレンジャー!!ブルー!!』
男「そんな特撮ありそうだな」
女『マジレッドはいつも充血してるの』
男「は??」
女『マジイエローはいつもシャツが黄色いの、洗ってないから』
男「お前はなにを言っているんだ」
女『マジピンクは淫乱だけど処女なの』
男「おい!!その口閉じろ!!」
女『ちょっと今日は調子が悪いな…』
男「絶好調じゃね」
男「そんな特撮ありそうだな」
女『マジレッドはいつも充血してるの』
男「は??」
女『マジイエローはいつもシャツが黄色いの、洗ってないから』
男「お前はなにを言っているんだ」
女『マジピンクは淫乱だけど処女なの』
男「おい!!その口閉じろ!!」
女『ちょっと今日は調子が悪いな…』
男「絶好調じゃね」
【20××.4.12 20:00】
女『今日は、続、残念なお知らせです』
男「またか」
女『先輩の彼女って言うのはマキさんのことでした』
男「…おおう」
女『マジブルーです』
男「マジブルーはどういう特性なの」
女『マジブルーは結婚を間近に控えた鬱気味のOLです』
男「マリッジブルーじゃねえか」
女『姑さんに早速目の前で愚痴を言われまくったんです』
男「重いよ」
女『今日は、続、残念なお知らせです』
男「またか」
女『先輩の彼女って言うのはマキさんのことでした』
男「…おおう」
女『マジブルーです』
男「マジブルーはどういう特性なの」
女『マジブルーは結婚を間近に控えた鬱気味のOLです』
男「マリッジブルーじゃねえか」
女『姑さんに早速目の前で愚痴を言われまくったんです』
男「重いよ」
女『でもね、もういいの』
女『新しい恋を探して頑張るの』
男「前向きだな」
女『先輩の名前って、言ったことあったっけ』
男「いや、知らない」
女『伊達先輩って言うの』
男「伊達さんね」
女『マキさんと結婚したら…』ププ
男「…」
女『伊達巻き!!』ブフゥ
男「おうふ」ブフゥ
女『新しい恋を探して頑張るの』
男「前向きだな」
女『先輩の名前って、言ったことあったっけ』
男「いや、知らない」
女『伊達先輩って言うの』
男「伊達さんね」
女『マキさんと結婚したら…』ププ
男「…」
女『伊達巻き!!』ブフゥ
男「おうふ」ブフゥ
女『って思ったら、すっきりしちゃった』
男「楽天家でいいね、君は」
女『でもまあ、しばらくは頑張って仕事に打ち込んで、忘れようと思う』
男「ん、頑張れ」
女『あなたはお仕事進んでる??』
男「ぼちぼちかな」
女『インスタント・タイムカプセルを題材にしてくれたら、読むからね』
男「…ん」
女『うふふ』
男「楽天家でいいね、君は」
女『でもまあ、しばらくは頑張って仕事に打ち込んで、忘れようと思う』
男「ん、頑張れ」
女『あなたはお仕事進んでる??』
男「ぼちぼちかな」
女『インスタント・タイムカプセルを題材にしてくれたら、読むからね』
男「…ん」
女『うふふ』
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