スィギ！でどうしても副

どうしてもさくらんぼブービーを思い出す

勢いで作ってみた。


甲子園決勝戦にて
実況「九回裏ツーアウトながら満塁。ホームランならサヨナラ逆転満塁ホームラン！ここで代打、友！」
友（打てばヒーローだけど、それ以外だったら･･･）
女「がんばれー！」
友「お、おう！」（うわー…女が見てるからって強がらなきゃ良かった…）
友（逃げ出してぇ…助けてくれー…）


パッ！(ｽｸﾘｰﾝに男の姿が映る)
友「うわっ！」

男「ここまで来て怖じ気づいてるんじゃねえ！」ドンドンパ！ドンドンパ！
友「！？」


男「バディヨア　ボイメィカ　ビッノイズ　プレイ　イン　ザ！」（任されたのはお前だ！胸張って打席に向かえ！）
友（なんだ…！この熱い思いは…）

男「ストリー　ガナビア　ビッグ　マン　サムディ　ユガッ！」（ここがお前の見せ場だ！失敗しても誰もお前を責めたりしない！）
友（くそッ…俺は…俺は…！）

解説者「マッドン　ヨ　フェイス　ユビッグ　ディスグレイス！」（ホームランを見せてくれ！日本中を魅せてくれ！）
友（…！）

男「キキニョー　キャノール　オヴァ　ザ　プレイス！」（その期待に答えられるのは！お前だけなんだよ！）
友（こいつ…！）

ヌ！←観客総立ち
実況「それではテレビをご覧の皆さんも一緒に！」
男「スィギ！」
皆「Ｗｅ　Ｗｉｌｌ　Ｗｅ　Ｗｉｌｌ　Ｒｏｃｋ　Ｙｏｕ！」ドンドンパ！


友「あ…ぅあ…あぁああ…」ｼﾞｮﾜｰ･･･







監督「代打、松本！」

さて、予定上の最終章！

男のライバル、弟現る！


こう御期待！

>>53
ありがてぇ…ありがてぇ…

ｗｋｔｋ

路上にて
ドン！
ＤＱＮ「おい、お前！余所見してんじゃねぇよ！」
友「い、いえ…すいません…」
ＤＱＮ「おうなんだ？やるってのか？」
友「すんません、どうかお許しを…」（男…頼む…来てくれ…）


ヌッ
弟「…」
友（お、男…！…？眼鏡掛けてるぞ？）


弟「…アーメィー」「ジィーイング　グレーイス」
友（アメージング　グレイス！？…後から合唱が聞こえるぞ…）
ＤＱＮ（なんだ…この厳粛な気持ちは…っ・・・こんな気持ち初めてだ…！）

弟「…ハーゥ　スィート」「ザット　サーウンド」
ＤＱＮ（…くそっ…神様に感謝したくなる…！この気持ちはなんなんだ…！）

弟「…ザット セイーヴド」「アーレィック」
ＤＱＮ（…なんて…神々しいんだ…世の中が輝いて見える…！）

弟「…ラーイク ミィイー！」ピカアアアアア！
スタッ！←今までの人たち

弟「…アイワーンス　ウォーズロスト」「…バーッナウ　アイムファウンド」キラキラキラ

ＤＱＮ（神よ…主よ…私にお慈悲を…！恵みを…！）

弟「…ウォズブラーインド　バーッナーウ」
友・ＤＱＮ・弟「…アイスィー」キラキラキラ

友「おお…なんて…神々しいんだ…！」ジーン
ＤＱＮ「争いは…なんて無意味なんだ…！」ジーン

学校にて
先生「今から小テストをするぞ！」
同「えー！だりー！」
ＤＱＮ「はぁ？マジでかよ！めんどくせー…」
先生「お前等！いうことを聞かんか！」


ぞろぞろ←黒服の集団
弟「…」
先生「な、なんだ…！授業妨害か！出て行け」


弟「…アーメィー」
先生（！？）
「ジィーイング　グレーイス」
先生（なんだ…この厳粛な気持ちは…っ・・・こんな気持ち初めてだ…！）

弟「…ハーゥ　スィート」「ザット　サーウンド」
ＤＱＮ（…くそっ…神様に感謝したくなる…！この気持ちはなんなんだ…！）

弟「…ザット セイーヴド」「アーレィック」
同（…なんて…神々しいんだ…世の中が輝いて見える…！）

弟「…ラーイク ミィイー！」ピカアアアアア！
先生・同・ＤＱＮ（！…体が勝手に…！）

弟「…アイワーンス　ウォーズロスト」キラキラキラ
先生・同・ＤＱＮ「…バーッナウ　アイムファウンド」（俺たち…歌ってる…！？）

弟「…ウォズブラーインド　バーッナーウ」キラキラキラ
先生・同・ＤＱＮ・弟「…アイスィー」
ジャーンジャジャーン！


同「おお…なんて…神々しいんだ…！」ジーン
先生「テストは…なんて無意味なんだ…！」ジーン
ＤＱＮ「神よ…罪深き人の子をお許しください…！」ジーン

ワンパターンだな

同「おお…神よ…神よ…」
ＤＱＮ「主よ…主よ…人の子をお許しください…」
先生「…おお、神よ…本日の恵みに感謝します…」
弟「…」（…計画通り…！）
友（我々には…信仰心が足りなかったのだな…）

ガラッ！
男「違うだろ！足りねえのは努力だ！」ドンドンパ！ドンドンパ！
皆「！？」
弟（！…クズが…！）

男「バディヨア　ボイメィカ　ビッノイズ　プレイ　イン　ザ！」（立ち止まってんじゃねぇ！今の世にそんな暇はねぇ！）
友（なんだ…！この久しぶりの熱い思いは…）

オバマ「ストリー　ガナビア　ビッグ　マン　サムディ　ユガッ！」（やることやる前から神にすがってるんじゃねぇ！）
友（くそッ…俺は…俺は…！）

煬帝「マッドン　ヨ　フェイス　ユビッグ　ディスグレイス！」（神は努力した奴を裏切らねぇ！努力しろ！）
友（…！）

男「キキニョー　キャノール　オヴァ　ザ　プレイス！」（皆で！一歩前に進むんだ！）
友（こいつ…！）

ぞろぞろ！←いままでの人たち
男「スィギ！」
皆「Ｗｅ　Ｗｉｌｌ　Ｗｅ　Ｗｉｌｌ　Ｒｏｃｋ　Ｙｏｕ！」ドンドンパ！



同「俺たち、何やってたんだろうな…」ジーン
ＤＱＮ「ありがとよ…！俺、テスト受けるよ…！」ジーン
先生「また一つ、教え子に教えられたぜ…！」

先生「さあ！皆テストをするぞ！！」
クラス「はい先生！」

男「…間に合ったようだな」ハアハア
弟「…おい」ギロ！
男「なんだ…弟」

弟「…馬鹿兄が…何のようだ…」
男「馬鹿な弟を止めに来た、だな」
友「え！お前等兄弟なの？」
男「ああ、こいつは…」


弟「…アーメィー」
男（！？しまった…！）
「ジィーイング　グレーイス」
男（なんだ…この厳粛な気持ちは…っ…くそ！弟め…！）

弟「…ハーゥ　スィート」「ザット　サーウンド」
男（…くそっ…神様に感謝したくなる…！この気持ちはなんなんだ…！）

弟「…ザット セイーヴド」「アーレィック」
男（…なんて…神々しいんだ…世の中が輝いて見える…！）

弟「…ラーイク ミィイー！」ピカアアアアア！
皆「Ｏｈ…！Ｇｏｄ…！」

弟「…アイワーンス　ウォーズロスト」キラキラキラ
男「…バーッナウ　アイムファウンド」（違う…！違う違う！！違う！）

弟「…ウォズブラーインド　バーッナーウ」キラキラキラ
男「…ア、アイスィー…！」（やめろ！とまってくれ！感謝したくなる！くそおおおおおおお！）
ジャーンジャジャーン！


同「おお…なんて…神々しいんだ…！」ジーン
先生「なのに迷ってしまうとは…私たちはなんと情けない…！」ジーン
ＤＱＮ「神よ…罪深き人の子をお許しください…！」ジーン
男（くそおおおおお！とまれ！俺の感謝ああああああ！）
弟（…ふっ）

男（ちくしょう…ちくしょうちくしょうちくしょう！）「…うっうっ…」
男（俺の歌は…通じなくなったのか…！）

弟「無様だな…」ぼそっ
男「！！」ぽろっ

同「汝、泣くこと無かれ。貴方の罪は、神がお救いになるでしょう…」
ＤＱＮ「男。貴方に、神のご加護のあらんことを…」
男「…ほっといてくれよ…」ぽろぽろっ
友（男…。）

女「先生！私、男君を保健室に連れて行きます！」
友「！？」
男「…女…」
クラス「！？女…」
女「だって！この様子じゃ授業を受けられなさそうじゃない！」


弟「…アーメィー」
女「黙ってて！」
「！？」

先生「女！お前は授業を妨害するのか！」
女「男君？立てる？」
男「…ああ…」
女「失礼しました」ガラッ！


ＤＱＮ「おお、なんと罪深い…！」
弟「…」

保健室にて
女「…よし。着いたよ」
男「おい、あんなことやったら…お前いじめられるぞ…」
女「何よ。いつもロックユーだったじゃない」

男「…何がロックユーだ。もう皆聞かねぇよ…」
女「！！」

パシン！
男「痛…」
女「…なんで」
男「皆自分で動きたがらねぇからだよ！」
男「皆幻想を信じるだけなんだよ！世の中がどうなってるか知らねぇんだ！」
男「今の世の中なんか知らなくても生きていけるからな！」
男「大きなものにすがった方が、楽だし、儲かるからな！」
男「結局動かないのが、一番賢いんだよ！」
男「なのに…俺は…かき乱しただけだ」
女「違うわ！自分から動くことは駄目じゃないわ！」
男「いや！自分から動くのは馬鹿を見るだけだ！」


女「この！分からず屋！」ドンドンパ！ドンドンパ！
男（！？）

女「バディヨア　ボイメィカ　ビッノイズ　プレイ　イン　ザ！」（いつも動けといってたのは誰よ！貴方でしょ！）
男（なんだ…！この熱い思いは…）

女「ストリー　ガナビア　ビッグ　マン　サムディ　ユガッ！」（やることやる前から泣き言いってるんじゃないの！）
男（くそッ…俺は…俺は…！）

女「マッドン　ヨ　フェイス　ユビッグ　ディスグレイス！」（馬鹿を見るから何なのよ！馬鹿を見てもいいじゃない！）
男（…！）

女「キキニョー　キャノール　オヴァ　ザ　プレイス！」（夢を見ないより！よっぽどマシよ！）
男（こいつ…！）


女「スィギ！」
女「Ｗｅ　Ｗｉｌｌ　Ｗｅ　Ｗｉｌｌ　Ｒｏｃｋ　Ｙｏｕ！」ドンドンパ！


男「…」（俺は…馬鹿じゃないか…）
男（Ｒｏｃｋを…忘れるだなんて…）

男（女。お前たった一人でも…俺は…確かに勇気付けられた）
男（もし、この勇気を他の人に分けられるなら）
男（Ｗｅ　Ｗｉｌｌ　Ｒｏｃｋ　Ｙｏｕ）
男（…もう一度！歌ってやろうじゃないか！）すっく！

弟「…アイワーンス　ウォーズロスト」キラキラキラ
クラス一同「…バーッナウ　アイムファウンド」（弟様…）

弟「…ウォズブラーインド　バーッナーウ」キラキラキラ
一同「…アイスィー…！」（感謝の気持ちで…一杯だ…！）
ジャーンジャジャーン！

弟（ふっ…計画通りだな）
弟（そもそも兄がいなければもっと早く終わっていたのだが…まあよい）
弟（この歌声！これさえあれば僕は…）

弟（世界を征服できる）

先生「今日もまた、神の恵みに感謝しましょう」
友「…」
ＤＱＮ「…」
先生「どうしましたか？友、ＤＱＮ？」
友「…いえ、何でもありません」
ＤＱＮ（男…女…。あれ以来来ないな…。）

弟（放課後までにこの学校は支配できた。おそらく兄は戦意を喪失するだろう）
弟（そうなりゃ僕はテレビ放送でこの学生たちと歌うだけ…）
弟（そうなりゃ国家は僕のものだ…）
弟（世界も…夢ではない）

弟（思えば長かった）
弟（早くに親を亡くして、僕たちは別々の親戚に引き取られ）
弟（兄は可愛がられ、僕は疎ましがられた）

弟（皆を救おうだと）
弟（甘やかされて育った兄らしい考えだ）
弟（僕は…この国が無駄だらけに見えるよ）
弟（より良い国にするためには、ちょっとした独裁が必要なのさ）
弟（賢弟の、賢帝による、検定）
弟（世界に、ちょっとしたチェックとメンテナンスを受けてもらうだけだ）

友「…」（男が帰ってこないなんて…やってられっかよ…）
女友「友様…どうしましたか？」
友「いや…なんでもない」
友（俺は…どうすればいい？）

弟「汝、姦淫をするなかれ」
友「！」女友「！」
弟「困るんだけど…そんなイチャイチャされると」クックック
友「…」（俺は…俺は…）
弟「まぁ、そこまでは禁止するつもりはないけど。僕に逆らったらどうなるかな？」ニヤ
弟「だから。僕の兄のことは忘れろ。忘れるんだ」

友「…」
弟「返事は？」
友「……る」
弟「？大きな声で」


友「だが断る！」ドン！
皆「！！」

友「お前等！簡単に男を忘れられるのか！」
友「出来ないだろ！」

弟「おい」

友「今まで世話になったじゃねぇか！山ほど！」
友「いつも勇気付けられたじゃないか！」
友「なのに男がこんな目に合うなんて！おかしいだろ！」

女友「友様…」
友「友様じゃねぇ！友君だったろ！」
先生「友さん、慎みくださいませんか」
友「先生！アンタは何時も『うるさい』って怒鳴ってただろ！」
ＤＱＮ「おお、慈悲深い神よ、この罪深き人の子を」
友「何が慈悲だ！そんなモンいらねぇ！」
友「形だけの慈悲や慈愛より！友情こそ大事だろ！」

皆「…」
弟「…残念だ」
弟「君を断罪せねばならない」

弟「僕らが窓から突き落とすことで…神への贖罪になるだろうさ」
友「…やって見せろよ」

弟「じゃあ遠慮なく」


「待て！！！」
皆「！？」


男「俺の声を！聞けぇぇええええ！」
弟「…ほう？」

男「バディヨア　ボイメィカ　ビッノイズ　プレイ　イン　ザ！」（何が神様だ！人一人の罪を許せない奴が神様な訳ねぇ！）
弟（くだらない…許せないものは許せん）
男「ストリー　ガナビア　ビッグ　マン　サムディ　ユガッ！」（神を信じるとか綺麗事いう割に！こんなことしてるんじゃねぇ！）
弟（綺麗事じゃ生きていけないだろう？そういうことだ）
男「マッドン　ヨ　フェイス　ユビッグ　ディスグレイス！」（てめえの欲望を正当化するな！）
弟（正当化？してないさ。お前こそ自分を正当化してるくせに）
男「キキニョー　キャノール　オヴァ　ザ　プレイス！」（正当化じゃねぇ！正しいことをする勇気を！皆に分け与えるためだ！）
弟（ふん、下らん…）

男「スィギ！」
男「Ｗｅ　Ｗｉｌｌ　Ｗｅ　Ｗｉｌｌ　Ｒｏｃｋ　Ｙｏｕ！」ドンドンパ！


弟「…はは！一人だけとは、虚しいやつめ！」ニヤリ

男（…やっぱり無理なのか…！）
弟「じゃあ、こっちから行くぞ」
男（誰も…俺の声を聞かないのか…）

弟「…アーメィー」
男（…やるだけのことはやったんだ）
「ジィーイング　グレーイス」
男（この厳粛な気持ちを…受け入れよう）

弟「…ハーゥ　スィート」「ザット　サーウンド」
男（神様に感謝か…もう、してもいいかな…）

弟「…ザット セイーヴド」「アーレィック」
男（…なんて…神々しいんだ…弟…。俺はお前に適わなかったよ…）

弟「…ラーイク ミィイー！」ピカアアアアア！
皆「Ｏｈ…！Ｇｏｄ…！」

弟「…アイワーンス　ウォーズロスト」キラキラキラ
男「…バーッナウ　アイムファウンド」（最後の希望も…もう消えた）

弟「…ウォズブラーインド　バーッナーウ」キラキラキラ
男「…アイスィー…」（弟。最後に改心して欲しかった…）
ジャーンジャジャーン！

男（でももう、俺の歌は届かなかった）
男（歌いきった。やりきった。俺のロックはここまでだった）
男（それだけ、弟の決意が硬かったというわけだ）

弟（兄さん。なかなかのロックだった。だけど、僕には甘く聞こえるんだ…）



ガラッ！
女「兄弟揃って腑抜けやがって！この馬鹿ちんが！」ドンドンパ！ドンドンパ！
男・弟「！？」

また一気に更新されたな
今日の日課も終わったし、もう寝よ

男（…そうだよ…何が歌いきっただよ…！）ドンドンパ！ドンドンパ！
女「…」ドンドンパ！ドンドンパ！
友「…」ドンドンパ！ドンドンパ！
男（俺はまだ歌いきってなかった！）ドンドンパ！ドンドンパ！
男（皆が！勇気付けられるまで！歌うんだろ、俺！）ドンドンパ！ドンドンパ！

弟「何回やってもおなじことだ…」

女友「…ごめんなさい、弟様…」ドンドンパ！ドンドンパ！
弟「！？」
ＤＱＮ「やっぱこうだよな！このクラスは！」ドンドンパ！ドンドンパ！
同「男君。君のロックに動かされたよ！」ドンドンパ！ドンドンパ！
先生「私も、血が騒ぐようになってしまった」ドンドンパ！ドンドンパ！

弟「お前等…ふざけやがって！」

男「バディヨア　ボイメィカ　ビッノイズ　プレイ　イン　ザ！」（さあ来い！お前の言葉を全て受け入れてやる！）
弟（今更兄貴面するんじゃない！全て受け入れるだと！抜かせ！）
男「ストリー　ガナビア　ビッグ　マン　サムディ　ユガッ！」（お前の気持ちをぶつけろ！聞いてやるよ！）
弟（こんな世の中嫌いなんだよ！誰も優しくしてくれないなら！いっそ僕のものにしてやるんだ！）
男「マッドン　ヨ　フェイス　ユビッグ　ディスグレイス！」（…辛かったな。いままで大したこともしてやれなくてすまない…）
弟（黙れ！その同情が軽々しくていやなんだよ！一丁前に説教できる立場か！）
男「キキニョー　キャノール　オヴァ　ザ　プレイス！」（ああしてやるよ！お前の唯一の兄だろうが！）
弟（…！…卑怯だぞ…！）ぶるぶる…

男「スィギ！」
皆「Ｗｅ　Ｗｉｌｌ　Ｗｅ　Ｗｉｌｌ　Ｒｏｃｋ　Ｙｏｕ！」ドンドンパ！
弟（…大体お前についていったところで、俺が救われると思うのか！）
男（…救ってやるよ！）

皆「Ｗｅ　Ｗｉｌｌ　Ｗｅ　Ｗｉｌｌ　Ｒｏｃｋ　Ｙｏｕ！」ドンドンパ！
弟（厚かましいんだよ！歌うだけじゃ誰も救えない！）

弟「世の中をがらりと変えるぐらいのことをしないと、誰も救えない！」
男（…それは…）

友「バディヨア　ヤンマン　ハード メン シャウテン　インザ！」（そんなことねえよ！現に俺がいるだろ！）
男（友！？）

「ストリー　ゴナ　ティコンザ　ワーッ　サムデイ　ユガッ！」（私からもありがとう！今じゃ立派なパパになったよ！）
男（立てこもり犯人…！）

ＤＱＮ「ブラドーン　ヨ　フェイス　ユビッグ　ディスグレイス！」（あのときの台詞！忘れねぇぜ！）
男（ＤＱＮ…！お前…！）

女「ウェビンヨー　バナーロー　オヴァ　ザ　プレイス！」（さあ！皆歌うのよ！）


皆「Ｗｅ　Ｗｉｌｌ　Ｗｅ　Ｗｉｌｌ　Ｒｏｃｋ　Ｙｏｕ！」ドンドンパ！
男「スィギーン！」
皆「Ｗｅ　Ｗｉｌｌ　Ｗｅ　Ｗｉｌｌ　Ｒｏｃｋ　Ｙｏｕ！」ドンドンパ！

弟（…なんだよ…この気持ち…）ぽろっぽろぽろ


立て篭り犯・テロ犯・学校犯「バディ ユアン　ノーメァン プーァメン プリディン　ウィッジュ！」（俺たち！更正して就職できたぜ！）
男（犯人たち…！）

煬帝・オバマ「ライズ ゴナ メイキュ サム ピース　サムディ ユガッ！」（俺たち、良い政治家になるよ！）
男（オバマ！煬帝！）

派遣・ブサ・猫・ヲタ・ハゲ・彦星「マッド　オン　ヨ フェイス ユビッグ ディスグレイス！」（お前のおかげで！俺たち新しい仕事に就けたよ！）
男（お前等…すっかりイケメンになりやがって…！）

兵士・民間人・遺体・鬱・患者「サンバディ ベタ プチュ バッ イントゥヨー　フェイス！」（お前に救われた命！無駄にはしないぜ！）
男（兵士・民間人・遺体・鬱・患者…！）


勇者・サンタ・信長・長門「Ｗｅ　Ｗｉｌｌ　Ｗｅ　Ｗｉｌｌ　Ｒｏｃｋ　Ｙｏｕ！」ドンドンパ！（自分たちは！夢を与えるために！）
男・女「スィギーン！」
少年二人・トム・マイク「Ｗｅ　Ｗｉｌｌ　Ｗｅ　Ｗｉｌｌ　Ｒｏｃｋ　Ｙｏｕ！」ドンドンパ！（こっちは自分の夢のために！）
男・女「ウーエブリヴァディ！」
皆「Ｗｅ　Ｗｉｌｌ　Ｗｅ　Ｗｉｌｌ　Ｒｏｃｋ　Ｙｏｕ！」ドンドンパ！
男・女「ンンー！」（皆！声をそろえて！）
皆「Ｗｅ　Ｗｉｌｌ　Ｗｅ　Ｗｉｌｌ　Ｒｏｃｋ　Ｙｏｕ―――！」ドンドンパ！

ドンドンパ！ドンドンパ！ドンドンパ！ドンドンパ！

弟（これが…本当の感謝の気持ち…）ぽろぽろ
弟（兄さん…僕、間違ってたのかなぁ…）ぐすっ

ドンドンパ！ドンドンパ！ドンドンパ！ドンドンパ！

男「それでも、お前だって熱いロックを持ってたじゃないか」
男「俺が兄としてお前を止める義務があった。それだけだ」
男「ほんのちょっぴり間違っただけだ」

ドンドンパ！ドンドンパ！ドンドンパ！ドンドンパ！

弟「兄さん…」ぐすっぐすっ
男「お疲れ様」

これは、後日談である

立て篭り犯・飛行機テロ犯・学校テロ犯たちは、それぞれ未遂で終わったためか刑罰はずいぶんと軽くなったそうな。
無事就職できて、彼らも第二の人生を歩むだろう。


煬帝はもはや過去の人だが、小浜はアメリカ大統領として活躍している。
彼らも改心したのかな？


派遣・ブサ・ヲタ・遺体は一流企業に勤めたそうな。猫は運送会社の運転手。ハゲは住職。
彦星はなんと、水戸黄門の、次期水戸光圀役に抜擢されたそうな。


兵士・民間人は現地でボランティア活動をしているそうだ。何か思うところがあったのだろうか。
鬱・患者は、自身の病気の体験談を講演して、みんなを勇気付けてるらしい。


あの勇者は、某ＲＰＧのスピンオフに出演するそうな。
サンタはサンタレンジャーを引退して普通の仕事をするらしい。
長門は…いうまでもないな。


少年二人はそれぞれ陸上と、テニスと各自の道を極めている。
トムとマイクは金鉱を見つけたらしいが…。ダイナマイトを使いすぎて金鉱が埋まったらしい。


あの医者は若い院長になったそうな。クールなキャラが男のせいで台無しになってないだろうか心配だ。


先生は講師から教師にランクアップ。学年主任にもなっているとか。
ＤＱＮは高卒で就職。正直ブラック企業だが、彼はそれなりに幸せだという。


あいつの弟は音大に合格し、その才能を見出されて海外に留学中だとか。
俺は…外国語学校で勉強中、かな。あの外人もこの学校に留学してきたそうだ。
そして隣には、女友がいる。



あいつら二人？
さあね。
俺等はもうあいつに頼らないことにしたからな。

でもどうしても駄目な時は。
心のなかでこっそりと励ましてくれるんだ。

Ｗｅ　Ｗｉｌｌ　Ｗｅ　Ｗｉｌｌ　Ｒｏｃｋ　Ｙｏｕ！って

ある別れの場面にて

？１「バディヨア　ボイメィカ　ビッノイズ　プレイ　イン　ザ！」（別れが惜しいとか言うんじゃねぇ！）
？２「ストリー　ガナビア　ビッグ　マン　サムディ　ユガッ！」（そうよ！別れは新たな出会いの始まりよ！）
？１「マッドン　ヨ　フェイス　ユビッグ　ディスグレイス！」（別れを悲しまない奴は確かにいねぇ！だが別れの無い人生もねぇ！）
？２「キキニョー　キャノール　オヴァ　ザ　プレイス！」（別れよりも、出会えたことに感謝しましょ！）

男・女「スィギ！」
二人「Ｗｅ　Ｗｉｌｌ　Ｗｅ　Ｗｉｌｌ　Ｒｏｃｋ　Ｙｏｕ！」ドンドンパ！



これはほんのささやかな、歌のお話です。
誰も気にしないけど、誰かの人生を変えるぐらいの、そんなお話。

そんなお話が書きたかった僕は、ここで筆を置きましょう。
皆さん、本当にありがとうございました。

スピードワゴンはクールに去るぜ。

Ｗｅ　Ｗｉｌｌ　Ｗｅ　Ｗｉｌｌ　Ｒｏｃｋ　Ｙｏｕ！（ドンドンパ！

つまんないね。二、三年後には良い黒歴史になってるかもね

スィギ！

スィギ！