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    周囲に鬱病の人がいる人へ anchor.png

    もしあなたの周りに、鬱病を疑われる人がいるならば、以下の項目に注意してみてください。

    • 喜怒哀楽が表情にでない。
    • 視点が定まらない。中を睨む虚ろな目をしている。
    • 胃腸や心臓の調子が悪そうだ。
    • 抽象的で自由度の高い質問に答えられない。

    このような症状があれば、少し休ませ、早急に医師の診察を仰がせてください。 病気でなければそれで一安心ですし、また、この通院がきっかけで、鬱以外の病気が見つかることも多いです。

    逆に、最悪の対応なのが

    • 私も辛いときがあるけど、大丈夫だよ、もっとがんばろうよ

    という励ましです。 胃ガンの人に、「私も胃が痛いけど大丈夫だよ?」と言いますか?

    また、最悪の場合、当人の自殺という形で闘病を終えるケースも少なくなりません。 特に回復期に突発的に死んでしまうことが多く、本人でさえ止められないのですから、周囲の人間にはどうしようもありません。 最悪の事態が突然訪れることを、なんとなくでよいので覚悟しておいてください。

    当事者でない場合、もっとも良い接し方は、「積極的に関わらない」事かと思います。

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    鬱病とは何か anchor.png

    鬱病とは、気分障害の一つで、ストレスなどの影響により、脳内の神経伝達物質のバランスが崩れ、集中力の低下や不眠などで日常生活を送ることが困難になった状態です。 WHOや厚労省の調査では、一生のうちで1回以上鬱病を発症する人の割合は、6〜15%で、実はかなりありふれた病気です。

    少し前までは、鬱病と診断される前に自殺してしまったり、鬱に伴う心臓疾患や脳出血などの病気で死亡してしまっていました。 とある研究では、従来の心筋梗塞の死者のうち、4割程度が心的要因による疾患だったという説もあります。 幸いにも現代医学のおかげで、今回は、鬱病と診断された当人の命が救われたのです。

    周囲からは症状がわかりにくいのですが、専門医からみれば、明らかに診断可能な病気で、「怠け」や「さぼり」とは明確に異なります。 仮病で鬱を装うこともほぼできません。専門医の診断がでていれば、当人は「病気」なのです。

    また、鬱病のような精神疾患が(猟奇的な)犯罪につながることはほとんどありません。 統計上、健常者よりも鬱病患者の方が犯罪率は低いのです。 犯罪に伴う裁判で、PTSD等の精神疾患による責任能力の低下を議論されることが多いのですが、本当の「鬱」が犯罪につながることはほとんどありません。一部の無知識な弁護士や、無能力な精神科医のために、多くの患者が偏見にさらされています。

    結果論として、当人が精神的に弱かったのかもしれませんが、視力や腕力などと同様に、弱い部分はあるものです。特に精神力は気力でカバーしようとして、ぎりぎりまで表に出てこないので、素人の判断は難しいです。 ともあれ、原因となるストレスの一因があなたでないことを祈ります。

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    どうすれば治るのか anchor.png

    鬱病の治療は、風邪の治療と同じです。薬を飲んでゆっくり休むことです。 風邪と同じで、本人の意思や努力で治すことはできません。何もせず休ませるのが、回復への近道です。

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    当人の治療に協力するには anchor.png

    まず大事なことは、自分が巻き込まれないようにすることです。 親身に相談に乗ってしまうと、自分も鬱になってしまいます。 仲の良い友人や家族の鬱病の相談に乗ることは、普通の人には不可能です。カウンセリングは専門の医師に任せましょう。 治ってほしいという願望がかえって鬱を悪化させてしまったり、親身に相談に乗っているうちに自分が巻き込まれて鬱になってしまったりします。ストレス解消のために、本人の愚痴を聞いてあげることはとても良いことですが、あなたが相談に乗って、具体的に力になる必要はありません。

    酒の席などで盛り上がることも良いかもしれませんが、人によっては大きなストレスになります。少し控えめに飲みましょう。また、仕事や私生活の話は厳禁です。

    今までと同じ距離感を持って、時間をかけて見守ってあげてください。本人以上に、周りが急がないことが大事です。

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    不用意に気を遣わないように anchor.png

    初期の鬱病の人は、自分が鬱病でないと振る舞おうとします。 そこで、周囲があからさまに気を遣うような態度を見せると、その傾向に拍車をかけます。 まずはいつもと同じように接してください。

    また、鬱には非常に大きな波があります。調子のいいときは、治ったのではないかと思ってしまうこともあります。 本人も仕事をしようとするはずなので、あまり無理をさせないように、仕事をさせてあげてください。 (医師が仕事量を増やすことに反対していなければ、無理に休ませないでください。)

    長く休んだあと、突然出社してくることもあります。 本人は、休んでいる間も、毎日出社しようと思っていたはずですが、やっと今日出社できたわけです。 朝起きて、「出かけるか」と思ってから、実際に出かけられるまでちょっと時間がかかっただけですので、不必要に驚いたりせず、普通に「おはよう」と声をかけるだけにしてください。

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    ちょっと気を遣おう anchor.png

    以下の言葉はNGワードです。うっかり言ってしまいがちですが、ダメージの大きな言葉なので要注意です。 もっとも、言う人間、言われる人間、それらの関係に深く依存します。

    • 今日の調子はどう?
    • 早く良くなろう。
    • 鬱病なんだから
    • 病気もいいもんだろ?

    やはり、病気の話はしない方が無難です。

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    仕事の振り方について anchor.png

    鬱病か如何に関わらず、特定の新人(や不慣れな人)に仕事を振ることは余り好ましくありません。 特に、職場復帰後のリハビリ期間では、ぼーっとイスに座っていても、本人にはそれがいっぱいいっぱいなのです。 自分から手を挙げるまで、仕事を振らないように、また、自分から言い出すまで、仕事から外さないようにしてください。

    また、調子の良いときは、本人はそれまでの遅れを取り戻そうと、過剰に元気なふりをし、仕事をやろうとします。 その意欲は受け止めつつも、発破をかけるような仕事を与えないようにしましょう。 短期的なマイルストーンを設定し、無理なら無理だと言えるような雰囲気にしてあげてください。

    このような波を何度も受けながら、徐々に回復していきます。数年の時間がかかりますので、良い意味で「慣れて」ください。「本人のため」と思ってすることは、多くの場合失敗します。(何度もその失敗をした結果、鬱になってしまったわけですから。) もちろん、プロジェクトの遂行上、当人ばかりに気を使うわけにも行かないでしょう。それでよいのです。すべての案件を当人中心で物事を動かすべきではありませんし、当人も、かなりの不利益を受ける覚悟で来ていますので、周囲の反感を買うほどの過剰に気を使う必要はありません。また、気を遣いすぎてあなたが鬱病にならないように注意しましょう。


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    初版日時: 2007-09-18 (火) 23:28:36
    最終更新: 2009-09-02 (水) 20:34:15 (JST) (2973d) by 牧場長