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    鬱かもしれない人へ anchor.png Edit

    最初に、鬱病とは病気です。 何事も楽しめなかったり、原因不明の倦怠感があったりで、日常生活に支障が出ると、これは病気です。 もし、自信の鬱病を疑ってこのページに来てしまった方は、こんなページなど読まずに、病院に行ってください。

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    鬱病になっちゃったのかな? anchor.png Edit

    鬱病になってしまったら、自分でそのことを自覚するのは困難です。鬱病の経験はないでしょうし、また判断力も弱っています。さらに、「自分が鬱になるはずがない」という思いこみも邪魔をします。 鬱病かどうかの判断は、専門の医師に任せてください。

    典型的な鬱病の症状として

    • 最近一ヶ月間、連続して気分が晴れない。
    • 最近一ヶ月間、以前楽しくやっていた趣味が全く楽しくない。
    • 最近一ヶ月間、毎日死にたい。

    が見られます。そのほか、

    • 最近体重が急増・急減・乱高下した。
    • 食事や衣服の選択ができなくなった。
    • 短時間の睡眠で目が覚めてしまう。
    • 長時間の睡眠でも眠気がとれない。
    • 職場に向かおうとすると、胃痛・頭痛や動悸がする。
    • 肩こり・神経痛・耳鳴りがとれない。

    などがみられることがあります。(必ずしも全員に現れる症状ではありません。) とくに、鬱になりやすい内向的な人は、副交感神経の失調により胃や十二指腸に疾患が出やすいそうです。 (交感神経に失調を来すと、心肺系に疾患が出やすくなります。)

    また、心と体は不可分の要素です。身体的に疲れて体の調子が悪くなると、それらの症状も悪化します。しかも、それらの症状は非常に個人差が大きく、素人には判断が難しいです。ともあれ、日常生活を送ることに非常に苦痛を感じていれば、鬱かどうかは別として、何らかの病気です。

    多くの学校や企業で、相談できる場所(保健管理センターなど)があります。まずは空き時間にそこを訪ね、適切な医療機関を紹介して貰うと良いでしょう。 鬱病で悩む人の人数は意外に多く、相談所は結構混雑していることでしょう。事前の予約を忘れずに。

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    鬱になる原因 anchor.png Edit

    多くの人が、「なぜ鬱になったか」と考えたくなるでしょう。 答えが見つかることもあるでしょうが、多くの場合、複数の要因が複雑に絡んでいるため、これといった原因は断定できないことが多いです。 しかし、原因はともかく、鬱を治し、鬱にならないように自分を変えていかなければなりません。 (もちろん、周りの環境が変わることも大事です。) 鬱になってしまう人は、ストレスによる攻撃性が自分に向けられてしまっています。 この攻撃性が他人に向いてないことはすばらしいことですが、反面、自分を苦しめてしまっています。 この機会にいろんな人を観察し、ストレスをため込まない術を、うまい人から盗んでしまいましょう。

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    鬱病だと言われてしまったら anchor.png Edit

    鬱病の治療は、風邪と同じです。つまり、薬を飲んで休むことです。

    まずは、自分が鬱病であることをしっかりと飲み込みましょう。 誰しも、最初は認めたくない物です。そして、すぐに職場に復帰して、穴を埋めようとします。 多くの日本人が鬱病発覚時にとる、典型的な行動だそうですが、これは大きな間違いです。

    鬱病の7割は、適切な治療のもと3ヶ月で良くなります。 完治までにはもう少しかかりますが、今までと同じような生活ができます。 治療に必要なのは、投薬と休息です。医師の指導の元、十分な休息をとりましょう。 中途半端な休みは、リバウンドとなって症状を悪化させます。必ず医師の指示に従いましょう。

    鬱病の2割は、治療に2年以上かかるようです。発症から治療までの期間が長ければ、それだけ治療にも時間がかかります。1日でもはやく治療を始めましょう。

    ところで、今までの人生の中で、最初に「死にたい」と思ったのはいつですか? そして、それから何年たっていますか? その年数が、完治までのおおよその年数になることと思います。 鬱は完治させるのではなく、うまく付き合って行くことが大事です。完治しなくとも、生活の中で発作が起きなければよいのです。

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    鬱の種類 anchor.png Edit

    鬱病は、正確には「気分障害」の一部で、いろいろな仲間の病気があります。 このページは医学書ではないので、厳密な分類は紹介しません。患者にとって、厳密な分類はあまり意味がないからです。

    • 鬱病
      • 何事にもやる気が出ず、不眠や胃痛などの身体症状も加わって、活動ができなくなる病気。判断力・決断力が鈍り、集中力が極度に低下する。
    • パニック障害
      • 急に動悸や過呼吸などの急性症状におそわれる。しばらくすると落ち着くが、この発作は患者に著しいストレスを与えるため、何度か発作を繰り返すうちに「また発作がくるかもしれない」という強い不安が次のパニック障害を起こすようになる。こうなると、慢性パニック障害となる。
    • 統合失調症
      • 他人の笑い声が自分を笑っていると思えてきたり、捜し物が見つからないのが他人の意地悪に思えてきたり、自分の悪口の空耳がはっきりと聞こえてきたりする。現実と妄想の判断力が鈍る病気。
    • 躁鬱病
      • 一定期間ごとに躁状態を伴う鬱病。躁状態になると治ったと勘違いしてしまいがちなので、注意が必要。

    多くの人で、これらの複合的な症状ができますし、一部の症状が出ない場合も多くあります。この分類は、患者自身にとってはあまり意味はないです。 鬱に限らず、医師の診断を信じましょう。医師を信じるために、セカンドオピニオンを受けるのも一つの手段です。

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    投薬と副作用 anchor.png Edit

    医学界で20世紀最大の発見とは何か? この問いに「精神病への薬物療法の発見」をあげる医者が多くいらっしゃいます。

    鬱病を含む多くの精神疾患が、脳神経の障害であることが分かってきて、今や鬱病の症状を緩和する薬が多く売られています。 作用原理に関しては未解明の部分もありますが、治療法としてはかなり確立されてきています。 まずは医師に相談し、適切な薬を処方して貰いましょう。

    飲み始めに副作用を伴うことが多いので、医師と相談してしっかり飲み、自分の体質や生活スタイルに合う薬を探しましょう。 薬ですので、多少の副作用は覚悟して、用法どうりに薬を飲んでください。徐々に体が慣れて、副作用も減ってきます。 医師に、「我慢できない副作用がある。」「副作用があるが我慢できる」など、症状を適切に伝えて、自分に合う薬をみつけてください。 副作用を訴えれば、別の薬に変えてもらえますが、最初の処方が医師の考えるベストの処方です。薬を切り替えるにつれ、副作用が出にくいが、効果も弱い薬に変わっていきます。もちろん、体に合う薬が見つかることもありますが、多少の副作用はおそれずに、うまく付き合っていきましょう。

    たとえば、三還系の治療薬では排尿困難の副作用が出ますが、トイレに入って膀胱の上あたりを手で押すと、排尿できます。副作用ともうまくつきあってください。もちろん、医師に「排尿が困難ですが、押せば出ます。」と症状はきちんと伝えてください。

    副作用の中で最も注意することは、投薬を中断すると激しい副作用が出ることです。医師の指導無く薬を止めたり減らしたりしてはなりません。飲み忘れたら、気付いたときに飲みましょう。食後でなくても、たくさんの水を飲めば大丈夫です。飲み忘れた際の飲み方も、医師に聞いておくと良いでしょう。

    精神治療といえばカウンセリングというイメージを持っている方がいるかもしれません。 現在の研究では、カウンセリングは、乾布摩擦的な効用で、治療後の再発防止には効果がありますが、治療には直接つながらないようです。(このへんは、まだ議論されている最中です。) 投薬と休息が現在の鬱病治療の主流です。

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    代表的な治療薬 anchor.png Edit

    鬱病の治療薬は(他の多くの薬と同様に)、対症療法に過ぎません。 まずは医師の指導の元で十分な休養をとり、これらの薬の力を借りながら徐々に社会復帰を目指しましょう。 おくすり110番が、より詳しく解説しています。

    • ハルシオン (トリアゾラム)
      • 代表的な睡眠導入剤。一部の睡眠薬に見られる麻薬的効果(多幸感)がきわめて少ないため、不眠の治療によく用いられる。
      • めまいや記憶障害などの副作用を避けるため、就寝前に服用する。1日1mgを超えて服用すると、依存症状が現れることがあるため、医師の定めた用量を超えて服用してはならない。
    • レンドルミン / グッドミン (ブロチゾラム)
      • 即効型・短時間作用の睡眠導入剤。副作用が少なく比較的安全であるため、初期の不眠症に処方される。通常就寝前に0.25mg摂取する。
    • デパス (エチゾラム) 後発品多数
      • 主に小脳の神経細胞を沈静化させ、不安や緊張を緩和する、抗不安剤。症状によっては、不眠・頭痛の対策にも使われる。
      • 不眠や発作鎮静のための対症薬である。通常0.5〜1mgを就寝前などに服用。大量に服用すると、依存症状が残ることがあるが、デパス依存は、鬱の治療後にまた改善すればよいので、医師の指導の元適切に用いる。
      • 集中力や筋力が低下するため、服用中は運転や運動は避ける。またアルコールとの併用も筋弛緩効果を高めるため厳禁。
      • 効用は約6時間。筋弛緩効果があるため、多少の摂取は呼吸停止を招く。アルコール併用時の致死量は約150mg。
    • パキシル (パロキセチン)
      • セレトニンがシナプス周辺から過剰に再取り込みさせるのを防ぎ、神経伝達を正常な(活発な)状態に保つ。それにより、詳細なプロセスは不明だが、気持ちを落ち着かせる効果がある。
      • 服用初期は吐き気などの副作用が出るが、次第に軽くなる。副作用と主作用の案配を見ながら、数週間〜数ヶ月かけて投薬量を増やしていく。一般的な限度量は40mg/日。
      • 鬱病の症状を緩和するが、治療薬ではない。症状が落ち着いている間に、生活環境の改善が必要。
      • 効用は約12時間。投与量の増減が難しく、効果が出るまでに数ヶ月かかる。また、投薬量を減らす際の副作用のリスクがとても高く、ぶり返しを防ぐために医師の指導の元、年単位で徐々に減らしていく。必ず医師の指導の元正しく服用することで、自殺をともなく重篤な副作用のリスクを最小限に保つべし。
    • ロヒプノール / サイレース (フルニトラゼパム)
      • 中時間作用の睡眠導入剤。おおよそ6時間の効果持続時間がある。
      • アルコールとの併用で、健忘障害がでることがある。
      • 第2種向精神薬(米国基準では第4種麻薬)なので、2週間以上は処方してもらえない。

    インターネット等でこれらの薬を違法に販売しているサイトがありますが、これらの薬を専門医の指導なしに服用することは極めて危険です。特に、年少者には突発的な自殺を含む重篤な副作用が出る場合があります。

    また、これらの薬には多少依存作用があります。鬱状態が続くよりはマシですが、多少の薬依存になる覚悟が必要かもしれません。詳しくは医師に相談してください。

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    民間療法 anchor.png Edit

    気分障害は気分転換と体質改善で治るというのが民間療法のメインである。しかし、気からくる病であるので、本人が信じれば効く部分もある。

    ただし、上記の投薬の代わりにはなり得ないため、医師に相談しながら併用し、効果を高めることが必要。 決して投薬を独断で中断してはならない。これはきわめて危険な行為であり、突発的な自殺を誘発する危険が極めて高い。

    周囲の人間も、病気や治療を否定する態度で民間療法を勧めてはならない。すべての民間療法は、本人が信じることが重要で、無理強いでは全く効果がない。

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    治療と休息 anchor.png Edit

    とにかく休みましょう。引きこもっても良いし、散歩したり実家に帰ったりしましょう。 特に、発症から3ヶ月以上経過しているという方は、大変残念ですが、治療は年単位の時間がかかります。 まず、自分自身が、これから数年間病気と付き合っていくことを自覚・覚悟してください。 これは辛いことですが、しかし、治る可能性は割とあるようです。

    この期間、特に気をつけることは、「重大な決断をしない」ことです。 病気と薬のせいで、判断力が極端に弱っているため、判断力の低下に気付きません。 引っ越し・転職・昇進・転勤・結婚などの重大な決断は迷わず先延ばしにしましょう。もったいないことも多くあるでしょうが、仕方ありません。 また、「自殺」の決断も、この時期には避けるようにしましょう。今は病気のせいで過剰に死にたくなっています。 病気が完治した後に、自殺についてゆっくり考えましょう。

    休み中は、頭を止める(休める)練習をしましょう。きっとこの状態になってしまった人は、思考の止め方が下手で、自律神経が過剰に興奮している人が多いはずです。 きっと、処方されている薬も、これを助けるための薬です。 仕事の前と、休みの日とでは薬を変えて貰うなど、メリハリのついた頭の使い方を身につけましょう。

    多くの人が、自分が鬱病になった原因を考えると思います。しかし、鬱病とは、複雑な社会のストレスにより起こる物がほとんどです。単純な理由は見つかるはずがありません。理由を探すとすれば、それは自分の内側です。いままでのハードルの設定の仕方が単調すぎたと言うことはありませんか? いつも正面突破をしていませんでしたか? 同僚に頼むべきだった仕事、断るべきだった仕事、苦労したけど評価の低かった仕事、そういう積み重ねが鬱病に繋がります。身の程をわきまえ、できる目標をたてるよう、復習しましょう。

    また、喜怒哀楽の感情をうまく表現できるように練習しましょう。映画を見て泣いたり、歌を聴いて歌ったりしてみましょう。 なれてきたら、仲の良い友人と飲みに行きましょう。そのとき、仕事の話はしてはなりません。

    ここで注意したいのが、回復期には自殺の危険性が最も高いということです。 ひどい鬱状態では、自殺するエネルギーもないのですが、鬱が回復してくると、だんだんエネルギーが出てきます。 その日の心身の状態により、偶発的かつ突発的に死んでしまうことがあるので、十分注意してください。 (治療薬の副作用という説もありますが、因果関係ははっきりしません。)

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    治療後の生活復帰 anchor.png Edit

    症状が良くなってくると、徐々に生活に復帰することになります。 ここが一番難しいです。しかし、ここまで来るには既に1〜3ヶ月ほど休んでしまっています。開き直ってもう2ヶ月ほどリハビリしましょう。 マンガのドラゴンボールでセルと戦う前に悟空がとった作戦が参考になります。 まずは、職場の自分の席に座り、平常心を保つことが重要です。 途中で胃痛や頭痛、動悸・倦怠感や嫌悪感があれば、その日はそこまででOKです。 条件付けで「職場は辛いところである」と体が覚えてしまうと、おそらく復帰はできなくなります。無理は禁物です。 一日webをみたり、同僚と昼食をとったりして、平素の心身状態で生活できるまで、仕事は控えましょう。

    生活のなかで、急に辛くなるときがあると思います。 満員電車などの人混みや、雑踏での叫び声などのちょっとしたストレスが、大きな不安となって苦しくなることがあります。 こういうときは、近くにいる駅員や警察官に相談し、駅や交番の休憩室を使わせて貰いましょう。 大きなデパートや施設にも、簡易医務室があることがあるので、店員や係員に相談してみましょう。 お金はかかりますが、ホテルで休む事も考えましょう。いざとなれば、ちょっと迷惑ですが、救急車を呼んでも構いません。 「発作が起こっても大丈夫!」という印象を(強引に)体に与え、できるだけ、この発作が不安要素として残らないようにしましょう。 この際、早いうちに次の予定をキャンセルする電話を入れましょう。発作が起こると、その日一日は安静が必要です。

    この頃になると、鬱の症状がいつ始まったのか思い返せると思います。 おおよその目安でしかありませんが、その「鬱が始まった日」から「治療を始めた日」までが、治療にかかる時間の目安のようです。 我慢してしまった人ほど、治療にも我慢が必要になります。

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    仕事への復帰 anchor.png Edit

    まずは、自分のペースでできる仕事を自分で選んでやってみましょう。 ここは、これまでの思考転換の成果を見せるときです。必ずできる仕事を選び、無理せずやり遂げましょう。

    一つ仕事をこなしたら、また同じような仕事をやりましょう。 簡単な仕事がなければ、同僚の下請けを引き受けましょう。できそうな部分をもらってきて、やりましょう。 自分のもっとも調子の良かった頃を想定していませんか? 「以前のような、仕事の出来る自分」を誇りに思いすぎて、今の状態が「本来の自分ではない」と思って居ませんか? 現状の自分が、本来の、あるがままの自分です。自分の実力の範囲内で仕事をしましょう。

    逆に、体調が優れない日もあるでしょうが、それもありのままの自分です。その日はその日なりに仕事をしましょう。必要以上に休みすぎるのも良くないようです。

    仕事の量が戻ってきたら、徐々に困難な仕事にも挑戦しましょう。 この頃になると、再発の不安が増してきます。再発の原因として最も多いのが、この「再発の不安」です。 調子は良くなったり、悪くなったりします。調子の良い日を基準にせず、また、調子の悪い日も、それなりに仕事をこなしましょう。自分が抜けても社会は止まったりしませんが、しかし、それなりに必要とされています。出来る良の仕事を引き受け、多少悪い日でもこなしていきましょう。

    医師との相談も欠かさないようにしましょう。投薬は増やすより減らす方がずっと難しいのです。せっかくここまで来たのですから、急がば回れ、慎重に復帰しましょう。

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    初版日時: 2007-09-18 (火) 22:53:55
    最終更新: 2009-09-02 (水) 20:32:16 (JST) (2794d) by 牧場長