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    元スレ唯「暴露スイッチ!」

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    1 : 以下、名無しにか - 2012/05/06(日) 20:17:23.17 ID:SJBPBSuD0 (+125,+30,-234)
    「お?なんだろ、これ?」

    ある日、唯は、下校中の道ばたで変なボタンと矢印のついたストラップを拾った。

    ぱっと見、おもちゃか何かのリモコンのような、プラスチック製のチープなストラップだったが、単調なアスファルトの道路に何の脈絡もなく現れたそれに、唯は興味を引かれていた。

    しげしげと、観察する。

    「なんだろこれ…あ、これ、説明書かな?」

    くるくると、そのストラップをいろんな角度から眺めていた唯だったが、キーチェーンの中程に何か付箋のようなものがついていて、そこに細々とした字で何かが書かれているのを発見した。

    ・矢印を人に向けてボタンを押下すると、矢印を向けられた人が、向けた人に対して抱いている重大な秘密を暴露する。秘密が複数ある場合、その内一つをランダムで暴露する。
    2 : 以下、名無しにか - 2012/05/06(日) 20:18:41.53 ID:SJBPBSuD0 (+93,+30,-213)
    「なにこれ、面白そう!」

    普通なら、馬鹿らしいと言い捨てて、その悪趣味な玩具を元の場所に放り、家路を急ぐところだったが、唯のメンタルはその記載をそのまま受け止め、新しいおもちゃの出現にシンプルに心を躍らせた。

    わくわくとしながら周囲を覗う。

    「誰かいないかな…あ、向こうから人が来る。あの人で試そう!」

    こっそりと、すれ違う婦人に対してボタンを押してみる。

    が、当然無反応。いぶかしげな顔ですれ違い、通り過ぎる婦人に、唯はえへへ、と愛想笑いをして、その場を取り繕った。

    「んー、やっぱりこれ、ただのオモチャなのかな?あ、でも、私に秘密を持ってないといけないのか」

    普通の人なら、前述の通り試すまでもないだろうし、何かの気まぐれで試してしまった人でも、自らの行いに苦笑しながら、今度こそその玩具を放って忘れ去るところだっただろうが、幸か不幸か唯は違っていた。
    3 : 以下、名無しにか - 2012/05/06(日) 20:20:16.66 ID:SJBPBSuD0 (+95,+30,-80)
    「そうだ、憂に試してみよう!」

    帰宅。夕食。

    今日も、憂のごはんはおいしくて、唯は幸せな気分でくつろいでいた。

    (さて、そろそろ…)

    ソファに二人並んで座り、テレビを見ながらお茶をすすりながら、唯はそわそわと、さっきの玩具を試すタイミングを覗っていた。

    唯は、憂に見えないようにポケットに潜ませたストラップを憂に向け、ボタンに手をかけた。

    憂の秘密を暴く事に、若干逡巡するが、好奇心に負けて実行を決意。

    (…えい!)ポチ
    4 : 以下、名無しにか - 2012/05/06(日) 20:21:39.23 ID:SJBPBSuD0 (+107,+30,-91)
    「最近、熱湯で暖めたウインナーをおしりの穴に出し入れするオナニーにはまってしまい、気持ちよくてやめられない。お姉ちゃんにしてもらう妄想でするのがマイブーム」

    「えっ」

    「えっ」

    憂、自分が口にした事が信じられず、取り乱す。

    (う、うわ…!これ、本物だ!で、でも、いきなりこんな…!)

    その玩具が本物だった事に対する歓喜と、しかしそれが暴いた秘密が余りに致命的なものだったため、同時に抱いた戸惑いの感情が大きく、唯は混乱してしまった。
    5 : 以下、名無しにか - 2012/05/06(日) 20:22:23.54 ID:SJBPBSuD0 (+93,+30,-95)
    数秒、脳がフリーズした後、唯はようやく我に返り、フォローを試みた。

    「う、憂。どうしたの?珍しいね。その、下ネタ言うなんて」

    「ちっ、違うの。嘘。なんで、私、こんな…」

    顔を真っ青にして、取り乱す憂。戸惑いの感情を抑えきれず、憂は泣き出した。

    「ぐすっ。うええ…。うええん…」

    「う、憂?ご、ごめんね?ここ、私、ちゃんと突っ込みいれるところだったね?ごめんね?」

    泣き出す憂。唯、動転してよく分からないフォロー。
    6 : 以下、名無しにか - 2012/05/06(日) 20:22:24.39 ID:lDFG6PsF0 (+4,+16,-1)
    いいね期待
    7 : 以下、名無しにか - 2012/05/06(日) 20:23:15.36 ID:SJBPBSuD0 (+95,+30,-122)
    「お姉ちゃん、ごめんなさい。ごめんなさい。嫌いにならないで。うええ…」

    唯、気軽に試してしまったばっかりに、憂の秘密を暴いて、深く傷つけてしまった事にショックを受ける。顔から血の気がさあっと引いて行くのが分かった。

    「憂、大丈夫だからね?ちょっと、疲れてたんだよね。ほら、今日はもう寝よ?立てる?」

    自分でやっておいて、その言いぐさは無いんじゃないだろうか…唯は、珍しく自罰的な、後悔の念に駆られていた。

    (うう…憂、ごめん!)

    憂を寝室まで連れて行き、ベッドに寝かせる。

    せめて、憂の心の傷が最小限で済むように、優しく接するしかない。
    8 : 以下、名無しにか - 2012/05/06(日) 20:24:16.89 ID:SJBPBSuD0 (+95,+30,-160)
    「…憂、大丈夫?一人で寝られる?」

    「…ん…あ、あの。私、気持ち悪いよね?うう…ごめんね?気持ち悪い妹でごめんね?」

    布団に鼻先まで埋めて、恐る恐る上目遣いで唯を伺う憂。

    目がうるうるしていて、顔が火照っていて、その時の憂は妙な色気があり、唯は同性の肉親にも関わらずどきどきしてしまった。

    「んーん?憂も、たまにはあんな冗談、言うんだね。ちゃんと私、分かってるから、大丈夫だよ?もし仮に、本当の事でも、私全然気にしないよ?」

    唯は平静を装ってそう言った。憂は安心した様に表情を緩めた。

    「…ん…ありがとう、お姉ちゃん。…あ、あのね、私今日、一人で寝たくない…」

    「ん。じゃあ、今日は一緒に寝ようか」
    9 : 以下、名無しにか - 2012/05/06(日) 20:25:14.85 ID:SJBPBSuD0 (+88,+30,-127)


    抱き合って眠る二人。

    こうして一緒に寝るのはずいぶん久しぶりだ。憂が高校に入ってから半年弱、一度もなかったような気がする。

    憂はしばらく、母親に甘える幼児の様に、唯の胸に顔をすりすりしながら身体にしがみついていたが、今は規則的な寝息を立てていた。

    唯は憂の髪を梳かすように撫でながら、そのかわいらしい寝顔を見つめていた。

    (…憂…こんな、可愛い顔して、お、おしりでオナニーなんてしてるんだ…)

    不用意に、憂の秘密を暴いてしまった事に対する罪悪感。

    そしてそれを上回る、憂の性癖に対する好奇心。

    (…しかも、あんな、ちょっと変態さんみたいなやり方、してるんだ…)

    憂を見つめる目に、妙な熱が籠もる。
    10 : 以下、名無しにか - 2012/05/06(日) 20:25:16.62 ID:bFCdNpws0 (+4,+19,+0)
    読みにくい
    11 : 以下、名無しにか - 2012/05/06(日) 20:25:26.14 ID:TKSwzTAK0 (+14,+29,+0)
    平沢・淫乱・憂
    12 : 以下、名無しにか - 2012/05/06(日) 20:26:31.55 ID:SJBPBSuD0 (+95,+30,-122)
    (…私の事、考えながら、してるんだよね。…どんな風に、される事考えながら、してるのかな…。もっと、知りたいな。憂の秘密…)

    さっきのボタンを憂に向けて、押下した。

    「お姉ちゃんが好き。恋人同士みたいに愛し合いたい。一生一緒に居たい」

    それはストレートな愛の告白。

    ボタンの効力によるものか、それとも単なる寝言だったのか。それは分からないが、しかしどちらにしろ、憂の本心からの告白だった。

    (憂…)

    顔が紅潮する。気分が高揚する。
    14 : 以下、名無しにか - 2012/05/06(日) 20:27:33.55 ID:SJBPBSuD0 (+95,+30,-93)
    唯は、憂の言葉に、明確に歓喜していた。

    姉妹だとか、同性だとか、世間体だとか…そういった、いろんな常識を吹き飛ばすほどに、唯の気持ちは幸福感で満たされていた。

    もっと、知りたい。もっと聞きたい。憂の言葉。憂の気持ち。

    もう一度、押してみたが、なにも反応はなかった。

    もう秘密がないのか、それともまた別の制限によるものか、分からなかったが、ともかくそれ以降は何度ボタンを押しても無反応だった。

    ポケットに戻した。

    唯、しばらく眠れず、憂の頭を撫でながら、既に寝入った憂をあやし続けて、眠りについたのは深夜帯だった。
    15 : 以下、名無しにか - 2012/05/06(日) 20:27:38.03 ID:WZHWaMRe0 (+0,+0,+0)

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         \/  \: : : :>─し'ァ t─ァ/: : : /: /: :/: :ノ/
              \:_:_|.:.:.:/./厶ヾ" /|_/|_:/:.:ヽ/
             /YYY.:.:.:.:./.:ィ7ト、V.: /YYヽ.:.:.:.:.:.}
            /\  /.:.:.:.:く〃//}}'ゆ:.{  /∨.:.:./
    .       /:.:.:.:.V.:.:.:.:.:.:.{{i// ノノ:い::∨.:.:.:.:}.:.:/ ブブブー!!
    16 : 以下、名無しにか - 2012/05/06(日) 20:28:42.38 ID:SJBPBSuD0 (+95,+30,-34)


    朝。起床。

    憂、既に起きていて、ベッドにいなかった。

    「…んー…」

    唯、スイッチの事を思い出して、しまったはずのポケットを探る。

    ちゃんとある。ほっとする。

    リビングに降りると、憂が朝ご飯を作っていた。
    17 : 以下、名無しにか - 2012/05/06(日) 20:28:52.26 ID:vBgwSWDu0 (+80,+29,-12)
    地の文は一行毎に改変しなくていいと思う
    数行まとめて書いて
    長くなるようなら、キリのいいところまでとか

    こんな感じで
    20 : 以下、名無しにか - 2012/05/06(日) 20:31:04.55 ID:SJBPBSuD0 (+105,+30,-96)
    >>17 どうもです。可能な限り直しながら投下してみます。


    「おはよう、お姉ちゃん。朝ご飯、すぐ出来るからね。着替えて待っててね」

    睡眠時間は短かったが、頭はやけにすっきりしていた。
    軽くシャワーを浴びて、制服に着替えてキッチンに戻ると、朝ご飯がテーブルに並べられて、ちょうど憂が椅子に腰を下ろすところだった。

    「珍しいね、お姉ちゃん。今日はなんか、眠くなさそう」

    「うん。なんか昨夜はよく眠れたよ。憂と一緒に寝たからかな?」

    そう言うと、憂は照れたようにはにかんで、よそったご飯を手渡してくれた。
    22 : 以下、名無しにか - 2012/05/06(日) 20:31:33.08 ID:6L0JoOFkI (-24,-14,-1)
    しえん
    24 : 以下、名無しにか - 2012/05/06(日) 20:32:32.16 ID:SJBPBSuD0 (+88,+30,-195)
    一晩たって、改めて、昨夜の出来事を反芻する。
    憂は、ちょっと変わったオナニーに目覚めて、それを唯に秘密にしていた。
    行為の特殊性もさることながら、その慰みの種となっていたのが、実の姉である、唯だった。

    そして、その行為の動機の根底には、憂の、唯に対する想いがあった。

    『お姉ちゃんが好き。恋人同士みたいに愛し合いたい。一生一緒に居たい』

    昨晩の言葉を思い出し、かあっ、と、唯の顔が紅潮する。

    あれほどに、ストレートに好意を伝えられたのは、生まれて初めての経験だった。
    気分が高揚する。始めてわき上がる、不思議な感情が、抑えられない。
    嬉しいような。怖いような。恥ずかしいような。この場で結論を急いでしまうことが、ちょっともったいないような、そんな、今までに経験したことのない感情。

    唯は、その感情を深掘りする事に、少し抵抗感を覚え、慌てて思考を中断した。
    朝食の場は、すこしどぎまぎした、青臭い空気に包まれていたが、いつも登校する時間になり、二人は連れだって家を出た。
    25 : 以下、名無しにか - 2012/05/06(日) 20:34:06.51 ID:SJBPBSuD0 (+95,+30,-180)


    その日は一日、そわそわしていた。

    手に入れたオモチャを使いたくて、終始うずうず。でも、人の多い教室で使って、もしも昨日の憂みたいになってしまったら…
    そう想像すると、易々とは使うことが出来ず、結局放課後になっていた。流石の唯も、その程度の分別はあったらしい。

    しかし、少人数で気の知れた部活でなら、使ってもいいんじゃないか…。そう考えてしまう程度には、やはり唯の分別は不足していた。

    大分迷ったが、結局標的になったのは梓だった。
    二回目だし、うまくフォローすれば大した事ないだろう。
    あと、あずにゃん、あんまり私に秘密とかなさそうだし。
    どうせ、練習に対する小言を聞かされるくらいだろう。
    そんな風に考え、実行を決意した。

    ティータイムで雑談をしながらくつろぐ中、唯はスカートのポケットに忍ばせたボタンを梓に向けて押下した。
    えい。ポチ。
    27 : 以下、名無しにか - 2012/05/06(日) 20:35:18.78 ID:IasqSY+q0 (-25,-15,+0)
    28 : 以下、名無しにか - 2012/05/06(日) 20:35:20.91 ID:SJBPBSuD0 (+88,+30,-87)
    ティーカップを置いて梓がおもむろに告白。

    「唯先輩に抱きつかれると正直すごく気持ちいい。嫌がって抵抗する振りをしておっぱい触ったりしている。その感触を思い出しながら毎晩オナニーしている」

    「えっ」

    「えっ」

    「えっ」

    「えっ」

    「ブーッ!」←お茶を吹き出す音
    29 : 以下、名無しにか - 2012/05/06(日) 20:36:10.05 ID:TKSwzTAK0 (+24,+29,-1)
    安定のガチにゃん
    31 : 以下、名無しにか - 2012/05/06(日) 20:36:23.96 ID:IasqSY+q0 (+13,+18,+0)
    いいぞもっとやれ
    32 : 以下、名無しにか - 2012/05/06(日) 20:36:26.99 ID:SJBPBSuD0 (+93,+30,-224)
    凍り付く部室。唯、フォロー!フォロー!と考えるが、あまりの爆弾発言で脳がフリーズ。

    「…あ、あははー!梓、軽音部は下ネタ禁止だからなー!そういう冗談は無しの方向でな?あははー!」

    真っ先に律、顔面をひくつかせながら、なんとかフォローしようと試みる。

    「お茶のおかかかわりはいかが~?」

    無理矢理話題をそらそうとする紬。ちょっと噛んでる。お茶を吹き出した澪のカップにドボドボと継ぎ足す。
    二人の乱暴なハンドリングで、強引にいつもの軽音部のノリに軌道修正を試みる。

    澪、混乱して、あわあわする事しかできず。
    33 : 以下、名無しにか - 2012/05/06(日) 20:37:34.06 ID:SJBPBSuD0 (+86,+30,-181)
    「あ、あずにゃん?あはは、珍しいね!下ネタ言うなんて!」

    唯、しばらくフリーズした後、結局昨日の憂の時とほぼ同じ突っ込み。それにしても、この子達は、みんなオナニー絡みの秘密しかないんかい。二人とも私がおかずですかい。

    みんな、固唾を飲んで梓の様子を覗う。
    梓、みるみる顔面が蒼白になっていく。

    「おい、梓?お前大丈夫か?」

    「梓ちゃん?梓ちゃん、大丈夫だからね?ちょっと、体調悪かったんだよね?」

    両脇にいた二人が梓の肩を揺するが、無反応。
    梓、がたがたと震えながらぼろぼろと泣き出した。
    34 : 以下、名無しにか - 2012/05/06(日) 20:38:30.58 ID:IasqSY+q0 (-25,-15,+0)
    35 : 以下、名無しにか - 2012/05/06(日) 20:38:48.04 ID:SJBPBSuD0 (+93,+30,-202)
    「梓。梓。大丈夫だから。ほんと、みんな、気にしてないから。あ、唯もそうだよな?大丈夫、ちょっとパンチの効いたジョークだったんだよな。みんな分かってるから」

    律、フォローを重ねるが、梓全く無反応。
    はあーっ、はあーっ、ひゅー、ひゅー、と、呼吸が荒くなり、身体が痙攣を始めた。

    「やばい!おい、梓!梓!大丈夫か!」

    倒れ込むように椅子からずり落ちそうになり、紬が慌ててそれを受け止めた。

    「梓ちゃん!大変!梓ちゃん、過呼吸起こしてる!」

    「先生呼んで来る!」

    りっちゃんが机飛び越えてダッシュ。澪、はらはらと泣き出す。

    唯。昨日に続いて、無防備に秘密を暴いて、あずにゃんを傷つけてしまった事にまたショックを受ける。二回も続けて。何の反省も教訓もなく、こうして再び。自分の馬鹿さ加減にめまいがして、卒倒しそうになった。
    36 : 以下、名無しにか - 2012/05/06(日) 20:39:32.53 ID:6L0JoOFkI (+24,+29,+0)
    安定のレズにゃん
    38 : 以下、名無しにか - 2012/05/06(日) 20:39:47.65 ID:SJBPBSuD0 (+95,+30,-195)
    「唯ちゃん!ビニール袋持ってきて!」

    ムギに言われて、唯、正気を取り戻す。

    「え、あ、ビニール袋??あ、これ!これでいい?!」

    ムギがお菓子を持ってきたビニール袋を手渡す。
    ムギ、その袋で梓の口を覆った。

    「ムギちゃん!何してるの?!」

    思わず駆け寄る。

    「か、過呼吸の、応急処置よ。た、多分、これで良くなるはず…」

    唯、不安げな面持ちで見守る。澪、はらはらと泣いている。

    梓、しばらく痙攣を続けていたが、次第に治まり、呼吸も正常になっていった。
    ぐったりと、体中が弛緩して、ムギに全体重を預けて気を失った。ムギ、梓を抱きしめながらほっとする。

    廊下からバタバタと足音。

    ガラッ
    39 : 以下、名無しにか - 2012/05/06(日) 20:40:42.98 ID:7vGKckDK0 (+44,+29,-2)
    >>4
    これで本物だと確信するのもどうかと思うがwwww
    40 : 以下、名無しにか - 2012/05/06(日) 20:40:50.46 ID:IasqSY+q0 (+17,+27,-1)
    稀に見る良SS
    41 : 以下、名無しにか - 2012/05/06(日) 20:40:50.16 ID:SJBPBSuD0 (+95,+30,-172)
    さわ子「梓ちゃん!大丈夫?!」

    パタパタと梓に駆け寄るさわ子。律もそれに続いて駆け寄る。

    「先生。今、落ち着いたところです。保健室につれて行きます」

    落ち着いた様子の梓を見て、さわ子が深くため息をつく。

    さわ子「…はあぁぁ…。良かった。大丈夫そうね。保健室、大丈夫?手伝おうか?」

    「大丈夫です。すいません、お騒がせしました」

    さわ子「何言ってるのよ。こっちこそごめんね?全部任せちゃって。りっちゃんもありがとうね」

    紬が梓をおぶさり、保健室へ連れて行く。さわ子、それに付き添うようにして一緒に出て行く。
    律が唯をたしなめるように、椅子を勧めて来る。澪、ようやく泣き止んで、ムギを見送る。
    唯、椅子に腰を下ろし、一行を呆然と見送った。
    42 : 以下、名無しにか - 2012/05/06(日) 20:41:18.91 ID:ip71Z0Dc0 (-14,+0,+0)
    いいね
    支援
    44 : 以下、名無しにか - 2012/05/06(日) 20:42:14.86 ID:IasqSY+q0 (+23,+28,-4)
    あ、時間に誤差が…
    45 : 以下、名無しにか - 2012/05/06(日) 20:42:28.02 ID:SJBPBSuD0 (+95,+30,-171)


    唯は保健室前で待機していた。

    大丈夫そうだったとは言え、心配でしょうがなかった。まさかあそこまで大事になるとは予想だに出来なかった。

    そもそも、あらゆる意味で唯の行動は軽率すぎた。
    誰であれ、人に言えない秘密なんてものは、必ず持っている。思春期の少女ともなれば尚更。

    とりわけ、性に関する秘密は、絶対に暴かれたくないものだろう。それを、無慈悲に、無遠慮に暴いてしまった。

    下手をすれば、このまま不登校になってしまったり、最悪自殺する危険性すらあるだろう。唯はそこまでは深刻に考えていなかったが、それでも、まずいことになった、大変なことになった、という認識は流石に持っていた。

    まあ、こうなってしまった以上は仕方が無い。昨日の憂と同じく、心の傷が最小限になるように、フォローするしかないだろう。そう唯は割り切って考えていた。
    46 : 以下、名無しにか - 2012/05/06(日) 20:43:02.70 ID:6L0JoOFkI (+23,+28,-4)
    これは稀にみる良スレの予感
    47 : 以下、名無しにか - 2012/05/06(日) 20:43:17.66 ID:SJBPBSuD0 (+95,+30,-63)
    ガラッ

    さわ子と紬が出てくる。

    「あ、さわちゃん、ムギちゃん。…どんな感じ?」

    「…大丈夫よ。もう、落ち着いてるから。だけど…」

    ムギ、気まずそうに顔を伏せる。その後をさわ子が引き取る。

    さわ子「唯ちゃん。その…もし、大丈夫なら、梓ちゃんとお話、してくれる?」

    「ん。もちろん」
    48 : 以下、名無しにか - 2012/05/06(日) 20:43:42.33 ID:Fu+17zsL0 (+0,+0,+0)
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       ./     /_                  |!:  )/  . ../ :/:./ ノ : : |: :|
     ../       / ̄ ̄ \         | ノ  |::|| ミ . .../: :/: /Y: : : : :|: :|
    .イ____/       `<     《⌒y  |!〃 . . /: :/: /: :|: : : : ハノ
    . ̄                  ̄\_ )ー彡\/|_/|_:/:.:ヽ/: :ノ/
                     /YYY.:.:.:.:./.:ィ7ト、V.: /YYヽ.:.:.:.:.:.}ヽ/
                     /\ /.:.:.:.:く〃 // }}'.:.:.{  /∨.:.:./
                    /:.:.:.:.V.:.:.:.:.:.:.{{i // ノノ.:.:. ∨.:.:.:.:}.:.:/ ブブブー!!
    49 : 以下、名無しにか - 2012/05/06(日) 20:44:05.77 ID:SJBPBSuD0 (+60,+30,-132)
    二人と入れ替わりに保健室に入る唯。

    シンとした保健室。他の生徒はおろか、先生もいない。
    その中で、カーテンに遮られたベッドが一つだけ、存在感を放っていた。

    唯はカーテンを回り込み、ベッドをのぞき込む。
    布団から見慣れたツインテールの後頭部がひょこっと見えている。

    「あずにゃん」

    「…」

    声をかけられ、梓はもぞもぞと身体を動かし、唯の方に向き直った。
    目が合う。直後、梓は気まずそうに目を伏せた。
    50 : 以下、名無しにか - 2012/05/06(日) 20:44:16.19 ID:IasqSY+q0 (+24,+29,-4)
    投下の早さもいいの
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